『三樂録』

「善樂」「健樂」「長樂」の探究軌跡。時は満てり、これでいいのだ。

おこと汁

2016年02月08日 | 茶飯事

 

2月7日(日)、河原子行。父親の命日が1月31日(日)なのですが、この日は、「勝田マラソン」が実施されます。途中でコースと重なる道路がありますので、渋滞を考慮して、今年は昨日、墓参しました。また、2月16日(火)は、母親の命日ですが、平日でこちらも行けませんので、間をとっての墓参です。

 

 

家内と二人での墓参りになりましたが、とても天気が良く、さわやかな陽ざしを受け、ゆっくりとお参りできました。お墓から見た、正面と、山側、海側の景色です。お墓が墓地の入り口にありますので、とても見晴らしも良く、日当たりの良いところです。夫婦水入らずで、日向ぼっこをしながら、父はラジオを聴き、母は裁縫でもしていることでしょう。

「寒の入り」。我が家恒例の行事となりました。寒仕込みの味噌作り。大豆は今年も2Kg。麹は今年も神奈川から頂きました。糖尿や高血圧の夫婦にしてみれば、塩分少なめの手作り味噌は、なににも代えがたいものです。

 意気込みの
 念いが具材                  
 おこと汁
 野良の仕事も
 事始めかな

 

 

事典などを調べますと、古くから、この 2月8日 を「 事八日(ことようか) 」と呼び、新しい1年の営みがはじまる日とされたそうです。「事」とは、お正月の神事のことで、12月8日と2月8日に行う行事を総称して「事八日」。地域によってお正月を中心として12月8日を「事始め」、2月8日を「事納め」とするところと、1年の農事を中心として2月8日を「事始め」、12月8日を「事納め」とするところもあるとのこと。

事八日(ことようか)には、目籠(めかご:目を粗く編んだ、物を入れる竹籠のこと)を軒先につるすならわし。目籠は神様が訪れるための目印となるように、また、一つ目小僧などの妖怪が、たくさん目をもつ籠に驚いて逃げ出すようにという、魔除けの意味。

 

 

他にもこの日には、針仕事を休み、いつも使っている針に感謝して供養する「針供養」。これは江戸時代にはじまった行事で、折れた針や曲がった針を豆腐、こんにゃく、大根などに刺して寺社におさめますと、裁縫が上達。

すべてのものに神霊が宿っていると信じていた日本人の、ものを大切にする心が生みだした素晴らしい行事です。この日に、無病息災を祈って食べる野菜たっぷりのみそ汁が「お事汁」です。

おこと汁は別名「六質汁」(むしつじる)とも呼ばれ、元々は芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れて作ったみそ汁です。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、寒い季節に体の芯から温まる伝統の健康長寿食、先祖の知恵でしょう。

 

 

【お事汁の作り方】

【材料】(2人分)  里芋...2個 大根...10cm にんじん...1/2本 ごぼう(細)...1本  小豆...大さじ2 こんにゃく...1/2枚 カツオのだし汁...3カップ  みそ...大さじ4
あさつき...適量

 

 

【作り方】
①里芋はよく洗って皮をむき、厚さ2cmの輪切りにする。
②大根は皮をむき、厚さ1cmのいちょう切りにする。
③にんじんは皮をむき、厚さ5mmの半月切りにする。
④ごぼうは皮をこそげ、食べやすい大きさの乱切りにする。
⑤小豆はさっと水で洗う。
⑥こんにゃくは熱湯でさっとゆでてアクを抜き、一口大に手でちぎる。
⑦鍋に①から⑥の具を入れ、だし汁を注ぎ入れ火にかける。
 沸騰したら弱めの中火にして、具が柔らかくなるまで25分ほど煮る。
⑧具が煮えたら、みそを溶き入れ火を止める。
⑨器に盛り、あさつきを添える。

野菜はお好みでいろいろ加えるとより美味しさが増しそうです。れんこんなどの旬の根菜がいいかも。今日は寒いので夕飯は、「お事汁」もより一層美味しそう。

        

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明徳

2016年02月04日 | 茶飯事

 


再雇用の身である私は、初孫が産まれ、「おじいさん」になりました。いつかはこの日が来ることは想像していましたが、我が子の誕生よりも、気になったことは事実です。妻のお産の時は、仕事の忙しさに便乗し、妻任せだったような気がします。今になって思うと、大変申し訳のないことをしてしまい、妻への感謝ばかりです。

娘は、朝2時頃から母親に不安げにいろいろ聞き、夕方4時半過ぎにやっと産まれました。今回は、生まれてくる子の「よく産んで貰う権利」と、なかなか新米母親になれない娘に念いを馳せ、しみじみと感じ入っておりました。「五体満足」なのか、「顔」は、「手足」は、「産まれたか」、「母子は」と、産まれたと確認できるまで、本当にハラハラしておりました。

我が子の時は思うこともありませんでしたが、今回は母子ともに健康という連絡を受けた時に、ふと浮かんだ人がいました。

それは、大阪府出身の教育評論家の久保田 カヨ子さんです。久保田競(きそう)と結婚。その後2児の母になり『0歳からの育児法』という教育法を実施し、夫の脳科学理論に基づいた本を出版し、『エチカの鏡?ココロにキクTV』に出演したりしています。私は著書の内容で知っておりました。

ご主人久保田 競さんは、日本の生理学者、京都大学名誉教授。大脳生理学の権威として著名な方です。東北大学教授川島隆太さんの恩師に当たります。

久保田カヨ子さんは、子どもが生まれ、育児で困っていた時に、夫の書斎の書架にある専門書が目に入り、何気なく開いて読んでみたならば参考になったそうです。それからは、夫の書架にある、大脳について書かれた多くの書物から導き出した育児法で、我が子の育児に当たられたそうです。それを「脳科学育児」という名で、ご自分でも執筆されています。

 

 

 初孫や
 一日がかりの
 大あくび
 ほっこり知らせ
 男(お)の子生まれる


 
【久保田カヨ子 脳科学育児】

1 オムツを替えるときは視線を合わせて声を掛ける・・・話すことはできないが親の表情は見て、声を聴いています

2 「いない いない ばぁ」は1日に5回以上やる・・・視線を集中させます

3 子供の服はカラフルなものを着せる・・・色彩感覚を身につけます

4 なるべくおんぶする・・・親と同じ目線(世界)を体験させます

5 幼児語を使わない・・・幼児語から正しい言葉を覚え直すのは2度手間

6 箸や鉛筆などはいきなり持たせず、まず正しく使っているのを何度も見せる・・・マネをさせることが脳の刺激になる(ミラーニューロン)。見せるときは子供の背後から(子供に向かうと左右逆になる)。

7 どっちが好き?と質問する・・・脳を使ってどっちが良いか「決断」させる訓練
  
8 10から数を減らし、0までカウントダウンする(お風呂など)・・・ゼロという数学的な観念を勉強します

9 子供との約束は守る・・・約束を守る子供にしたいなら親から(あたりまえ)

その他に、次のようなことも書かれています。

【久保田カヨ子 いい子を育てる 】

1 親が「ストップ」と言ったら行動を止める訓練をする・・・NO GO(ノーゴー)行動を覚えることにより危険回避行動を養います

2 ガラガラはゆっくり動かして使う・・・幼児は遠視(?!)ですので、速い動きは認識できません。遠くからガラガラを近づけて、目線が集中したところ(子供の焦点が合ったところ)でゆっくりと動かします

3 生後1~2ヶ月のうちにストロー飲みを覚えさせる・・・吸う力を養うことで呼吸や口、舌を鍛え、呼吸や発声を養います

4 話す時は視線を合わせ、言葉と表情で伝える・・・親の発声と表情から感情を読み取る力を養います

5 できるだけ多くの臭いを嗅がせる・・・いい臭いもイヤなにおいも感情(脳)に作用します

6 紙をたくさん破らせる(新聞紙など、できるだけ細く)・・・指先の鍛錬(手先の器用さ)と物質の構造を理解する能力(紙が破りやすい方向など)

7 テレビはどんどん見せる・・・テレビのまねをすることでミラーニューロンを刺激します。長時間見すぎはNG、 1時間見たら15分休憩、一人でボーと見せないで親も一緒に

ミラーニューロン・・・他の個体の行動を見て、自身が同じ行動をとっているかのように"鏡"のような反応をすることから命名。他人がしていることを見て、我がことのように感じる共感(エンパシー)能力を司っていると考えられています。

若いお父さん、お母さんの参考になればと思います。

 

 

江戸時代の儒者中江藤樹は、次のように言っています。『人は本来美しい心「明徳」を備えている、「明徳」とは、心の鏡です。学問は心の鏡を磨くためにする。心の鏡が曇ると、人は物事を正しくとらえることができなくなる。ゆがんだものの見方をすると、そのゆがみが、人と人との争いを引き起こす」と。だから、心の鏡を常に磨き、自分が善いと信じることを実行する、「勇気」を教えなければいけません。

大きなお腹で、お正月に不動明王を祀った一乗院に参詣し、「大願成就」を干支の申だるまに記して頂き、祈願をして来ました。悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目や、「疫病退散の守護神」である、慈悲深い「不動明王」。そのようなお導きが叶い、若い夫婦の願いが成就されることを、「Jiji&Baba」は見守っています。

お正月に二人で詣でた筑波山神社では、何を祈願してきたのかな。「ひっくりかえる」かな、「無事かえる」かな。「なくしたものがかえる」かな。

 

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女三人

2016年02月01日 | 茶飯事

 

1月28日(木)、家内と娘二人の三人で、水戸市小吹町にある「原田いちご園」に行きました。 今年初めての珍道中。この園では、イチゴ狩りは1月4日から5月下旬までの営業。

料金は、30分食べ放題で、入園料大人(小学生以上) 1,400円~800円(1月は1,400円、2月は1,200円、3月は1,000円、4~5月は800円)とのこと。

 

 

茨城県のいちご栽培耕地面積は、北海道に継いで全国2位。県土に占める割合は28.8%と全国1位!メロン、栗、レンコン、ほしいも、水菜、チンゲン菜など、全国1位の収量を誇る農作物と肩を並べています。有名な栃木に継いで関東2位とのこと。

茨城県でいちごの生産が盛んな理由は、その気候にあります。そしていちごの栽培には、寒暖差・日照時間がとても重要。茨城県はその点がとても優秀!長い日照時間、昼夜のほど良い寒暖差があり、いちごを甘く美味しく育てるのに絶好の地。また穏やかな気候により、ハウス内の温度調整が容易であることもいちご生産を後押ししているとの話。

 

 

「原田いちご園」では、「章姫」は果肉がやわらかく、酸味のない甘い苺、「水戸ほのか」はしっかりとした果肉で、甘さと酸味がマッチした地域限定品種の苺、「やよいひめ」は、みずみずしく、美味しい、日持ちの良い苺で、この3種類を栽培しているそうです。

お土産に買ってきたイチゴを食べましたが、本当に甘く、これならば、また買いに行きたいとの話。

 大寒に
 娘二人と
 いちご園
 甘さ頬張り
 思い出語る

 

 

水戸では、1月30日(土)の未明から雪が降り、朝から雪かきをしました。たまたま私も休日で家にいましたので幸いしました。まもなく、2月1日が来ます。平成2年に九死に一生を得る怪我をした大雪の日でした。両足かかとの骨折ですみ、痛さは、今でもありますが、生きていられたことには感謝です。

「三楽菜園」の野菜たちのように、逞しく生きなければと教えられます。雪が積もって、重く潰されそうになっても、雪溶けていつものようになる日をじっと待って、また成長をしていきます。自然の営みのすごさでしょうね。

 

 

最近、スーパーの陳列台から消えてしまっている野菜が、ブロッコリースプラウト。ブロッコリーの新芽です。白いヒョロヒョロとした茎の上に小さな緑の葉がつく様子は、かいわれ大根によく似ています。特徴は、体内でスルフォラファンを豊富に生み出すこと。スルフォラファンとは、アブラナ科の野菜に含まれるイオウ化合物が体内で変化してできる栄養素で、肝臓の機能改善効果があります。これをTVの医療番組で放映してから、消えました。

肝臓は「体の化学工場」という別名をもつほど、代謝や解毒を担う大切な臓器です。解毒とは、体内の有害物質や老廃物を排出する(=デトックスする)こと。つまり、ブロッコリースプラウトを食べて肝臓を元気にすればデトックス機能が高まり、体の中からキレイになるといううれしい効果が期待できるそうです。

また、体内の毒素を排出して循環がよくなりますと、新陳代謝が活発になり、脂肪の燃焼効率がアップします。筋肉のコリや冷え性の改善にも効果的です。

スルフォラファンは、体内で約3日間、肝臓の機能改善作用を持続できることがわかっているそうです。3日1度ブロッコリースプラウトを食べれば、デトックス効果をキープできるということです。デトックス効果を3日間キープできるスーパー野菜、ブロッコリースプラウトを食べて体の中からキレイになりたいとの思いから、消えてしまいました。

 

 

そこで我が家では、栽培すれば良いと水耕栽培を始めました。野菜用のものは、殺菌されているのでNO。食用のものをネットで購入して栽培。いつまで続くことやら。身体を観て貰うことが証明でしょうか。

二人の娘とともに、女だけでの珍道中。我が家では、ずっとイチゴ農家の方が車で販売に来てくれましたので、安価に美味しいイチゴをたくさん食してきました。しかし、年なので止めますと言われてからは10年以上経ちますが、美味しいイチゴに出会えません。あまり店頭のものは買いませんので。

久し振りに美味しいイチゴに出会えた感があります。娘たちが幼稚園生の時に行ったイチゴ狩りが思い出され、懐かしくかしましい時間を過ごしたようです。

 

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聴聞

2016年01月20日 | 茶飯事

 

水戸はここ数日の寒波により、氷のように冷たい強風が吹き荒れ、お店の看板などが被害を受けています。常磐線も遅延気味。先週末のセンター試験と時を同じくして、今週は私立高校の入学試験の最盛期です。受験生は大変です。

 

 

 

『三楽菜園』は、一週間ほど前に、「寒越し」が終了したようです。この作業を知ったのは、5、6年ほど前です。NHKの藤田先生の『野菜の時間』で知り、素人が始めた家庭菜園ですので、菜園実践の先輩諸氏が実践していることならばと直ぐに始めました。

大寒のころ(1月半ば)から2月ごろ、畑の土を30 cmほどの深さにざくざくと荒く掘り起こし、寒気にさらしておきますと、土が凍ったり溶けたりを繰り返すうちに、団粒化が促進され、土の細かい粒子がくっついた隙間の多い土ができるとのことです。「起こす」というのは「耕す」という作業のようです。

毎朝、霜が降りるほど寒さが続く時期に行えば、土壌中に潜んでいる病原菌や越冬する害虫が、寒さにさらされて死滅。また、冬雑草の繁茂を抑える効果もあるそうです。

 

 

末娘夫婦が元朝参りに筑波山神社に行ってきたということで、我が家にも御利益のカエルの置物を買ってきてくれました。「無事帰る」という意味合いなのでしょうから、玄関に置くことにしました。

収穫した大根は、二度目に植えたものです。一回目に続き、こちらも立派な大根です。農婦のニンマリとした顔が浮かびます。

2016年のお正月は、何年かぶりに家族皆で、タラバガニをしっかり食べることが出来ました。どうしたことでしょう。1月16日(土)に、今まで見たこともないような大きくてずっしりと重い毛ガニが7杯届きました。

家内の母親にも届け、夕飯にたっぷりと堪能しました。冷凍が出来るということですので、残った分は次のお楽しみです。最近体重のコントロールが意志薄弱。困ったものです。

 

 

 寒に入り
 縁側日向(ひなた)で
 ラジオ聴く
 父の姿が
 ふと蘇(よみがえ)る

【子どもたちへの愛語】

【子どもたちへの愛語】司馬遼太郎の『二十一世紀を生きる君たちへ』からNo2

お父さんは、司馬遼太郎の作品との出会いは高校時代。栗塚旭主演で、TV放映された『新選組血風録』を観て読んだ、新選組副長土方歳三の生涯を描いた『燃えよ剣』です。それから、歴史小説が多いですので、ほとんど読んだと思います。大学時代にエッセイなども読みました。

 

 

さて、前回の続き『二十一世紀を生きる君たちへ』のメッセージからです。「人間は、社会をつくって生きている。社会とは、支え合う仕組みということである。原始時代の社会は小さかった。家族を中心とした社会だった。それがしだいに大きな社会になり、今は、国家と世界という社会をつくり、たがいが助け合いながら生きているのである。自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにはつくられていない。このため、助け合う、ということが、人間にとって、大きな道徳になっている。」

「助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、いたわりという感情である。他人の痛みを感じることと言ってもいい。やさしさと言いかえてもいい。「いたわり」、「他人の痛みを感じること」、「やさしさ」みな似たような言葉である。」
 
「この三つの言葉は、もともと一つの根から出ているのである。根といっても、本能ではない。だから、私たちは訓練をしてそれを身につけねばならないのである。その訓練とは、簡単なことである。例えば、友達がころぶ。ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、そのつど自分の中でつくりあげていきさえすればよい。」

〈中略〉

「鎌倉時代の武士たちは、「たのもしさ」ということを、たいせつにしてきた。人間は、いつの時代でもたのもしい人格を持たねばならない。人間というのは、男女とも、たのもしくない人格に魅力を感じないのである。」

「以上のことは、いつの時代になっても、人間が生きていく上で、欠かすことができない心がまえというものである。」

 

 

さあ、我が家の子どもたちよ、そのためには、「自他の大切さ」を認め合うことが出来る人間関係を構築することだと思います。「聴聞」(説教や演説、教えなど、話をきくこと)を心がけてはどうでしょうか。

「未来」に生きる我が家の子どもたちも、「いたわり」、「他人の痛みを感じること」、「やさしさ」、「たのもしさ」を備えた人間を目指してほしい。

余録ですが、「司馬遼太郎」という筆名の由来は、「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ているそうです。お父さんはそういう考えの人が好きで、多くの作品を読みましたし、映画やTVドラマなども観てきました。機会があったならば是非読んでほしい作家です。

 

 

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開運来福

2016年01月04日 | 茶飯事

 

「風景一時新(ふうけいいちじあらたなり)」:風景が一新して生き生きとしている、我が家の年賀状の挨拶文です。12月31日大晦日と、次の日の元旦、時間的には24時間を経てはいますが、ほとんど自分の周囲には大きな変化はないと思います。ヘッドの写真は、恒例の玄関用の手作りお飾り。


玄関前に置くために家内の作った寄せ植え



しかし、元旦を迎えた朝の気持ちには、何らかの変化は感じられます。その変化こそが、「明けて」、「新年」おめでとうございますなのだと思います。その気持ちを自然の変化として描写しているこの言葉が好きで、年賀状はこの言葉を使っています。


我が家でついた餅で作ったお供え(家のブラッドオレンジを供えて)



2016年、平成28年の干支は「申」。これは、猿のこと。十二支は覚えやすくするために動物が割り当てられており、申年には猿が当てられています。2016年を十二支で見ますと、「丙申」、これは「ひのえさる」、または「へいしん」と読みます。

年は12周期でやってきますので、西暦で言えば2016年を表し、申の時間は15時から17時の2時間。他にも占いにも干支は使われていのす。申年(さるどし)生まれの人は、サルが賢い山神として崇められていたために、利口な人だそうです。また動きが面白いですので、人を笑わせるのが好きな人であり、好奇心も旺盛。


年末に浅草で購入した干支の「開運来福」


 
 澄み渡る
 元旦の朝
 清新なり
 還暦の妻
 新たに再春

私の連れ合いは、今年還暦を迎えます。「耳順う(したがう)」という年齢です。孔子ですら、人の話を謙虚に聞けるようになるまで、六十年もかかったということですが。見渡せば、年を重ねるに従って人間は三角が四角になり、そして円になり、円満柔和な老人になってゆく人と、年ごとに頑固になり、依怙地(いこじ)にひがみっぽくなってゆく老人に、分かれるような気がします。


元朝参りは愛宕神社



真心をもって耳を傾け、相手の主張なり心を、正確に理解できる人になりたいのですが、話を自分流に解釈したり、自分の考えを相手に押しつけてしまい、結果的に自分を貧しく寂しい人にしてしまいがちです。

「話し上手は聞き上手」と言われていますので、自分の考えを主張する前に、相手の話を聞くという習慣を身につけたいものです。世の中のこと、自分の周囲の人に、目や耳を傾けて、自らの心を高める生き方の大切さを、教えているものだと思います。青く澄み渡る正月の朝に、清新な気持ちで、相手の話をよく聞く、「聞き上手」な新たな生き方を目指してほしい。


玄関横のスペースを正月用にレイアウト



【子どもたちへの愛語】

お父さんは名言だと思う言葉の一つに、大学の頃読んだ「ビックコミック」という週刊漫画本に連載されていた『浮浪雲(はぐれぐも)』の著者、ジョージ秋山さんの、「富士山に登ろうと心に決めた人だけが富士山に登ったんです。散歩のついでに登った人はひとりもいませんよ」があります。この言葉を聞くと救われたような気分になれます。要するに、「自分の気持ち」が大切ですよ。ケジメとか節目には「目標」とか「信念」のようなものを持たなければ、富士山登山のような偉業は達成できないということです。


35年のベテラン主婦手作りおせち



皆さんも、今年のお正月に当てはめてみてはどうでしょうか。ちょっとした気持ちの持ち方で、変わるということを言い当てた絶好の言葉でしょう。なんでもネガティブに捉えてしまってはいませんか。失敗してもだめなんだとあきらめるのではなく、発想を転換して頑張ろうという気持ちを持つことや、目標を何度も何度も口に出したり、書いたりして自分自身の気持ちを奮い立たせるなどして、強い信念を持つことなどをしてみてはどうでしょうか。是非、このことを心に留めて、皆さんの夢や目標の実現に向けて努力してほしい。


家族が一人増え、腕を振るったもてなしのご馳走は、静岡から送られた中トロマグロと家内自己流のあんこう鍋と、タラバガニ



1月1日から始まるこの1月と2月、3月の3か月間は、「1月は往(い)ぬる、2月は逃げる、3月は去る」と言われるように、あっという間に過ぎていきます。また、日本では、1月は「正月の間に親戚や知り合いが集まり睦み合う」として「睦月」と呼ばれ、2月は「如月」で、1年中で最も寒い月ですので、「寒さが増し、衣を更に着るという意味で『衣更着(きさらぎ)』」という意味も持っています。さらに、3月は季節の変わり目として「草木がいよいよ生い茂る」という意味で「弥生」と呼ばれるそうです。


暮れに送られてきたタラバガニ


1月から3月末日の3カ月間は、命あるものが寒さの中でじっと耐え忍び、春の息吹を感じる頃、大きく躍動し、「静から動へ」と移りいく時節。その意味では、皆さんも、この3ヶ月間は歯を食いしばり、新たな年に向け、何かを決意し心の準備をしてみてはどうでしょうか。

次回はお父さんの今年の抱負を述べたいと思います。

 

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冬の風物詩

2015年11月10日 | 茶飯事

11月8日(日)に河原子に行った帰り、道の駅になったお魚センターに寄ってきました。地物のタコとメヒカリを購入。我が家に冬の到来を告げる干物干しが始まりました。ムシガレイも美味しいですので、今年も作る予定。サンマのみりん干しも美味しいのですが、小ぶりの活きの良いものが手に入らないと難しいですね。



農協の直売所で、吉沼産の白菜を見つけました。安価でしたので漬け物にすると3個ほど購入。早速、冬の風物詩。

11月3日(火)「文化の日」、私は出勤でしたが、家内は来春用の豆類の苗作りをしました。「ソラマメ」、「グリンピース」、「スナップエンドウ」と、冬の足音を感じる菜園恒例の仕事です。



ここ数日間の雨で玉ねぎも根付いて起ちあがってきました。今年は、白が110本、赤60本の合計は170本ほど植えたそうです。身体には良いですので、立派に育ってほしいと思います。収穫まで6ヶ月ほどかかりますので、その間の手入れも大変ですが。特に、霜で根が地上に持ち上げられてしまいますので、毎日の観察も怠ることができません。



今年は暖かいのか、獅子柚子が黄色く熟してしまっています。20個ほど実が付いているのですが、正月のオブジェには使えそうもないですので、園主は、収穫して近所の方々に差し上げるとのことです。

「ノボタン」の紫は、いつ見ても



ブドウも、袋をかぶせておいた房が色づきません。食してみますと、薄甘ではありますが、そこそこには食べられますので、こちらも100房ほどありますのでお福分け。きっと房の数が多すぎたのではないかと思います。



 連れ合いを
 名前呼ぶには
 恥ずかしく
 永久(とわ)に呼ぶのか
 小さき声で

【子どもたちへの愛語】

お父さんは還暦を過ぎ、お母さんもまもなく○○。今のところは、少し物忘れ症状は時折ありますが、「呆け症」という診断レベルではありません。普段は、「お父さん」とか「お母さん」と呼び合っていますが、いつの間にかお互いの名前を忘れてしまうようになってからでは遅いですので、お互いに名前で呼ぼうと話しました。



しかし、ふざけては言えるのですが、ふっと用事があって呼ぼうとしますと、名前は出てきません。いつも通りになってしまいます。意識していおうとしますと、恥ずかしくて声も出ません。

周りの名前を呼び合っている夫婦を見ますと、「すごいなあ」と感嘆してしまいます。
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ほっ

2015年10月07日 | 茶飯事

結婚おめでとう! 入籍はしましたものの、やはり「結婚式」を挙げませんと、区切りがつかない感じがありました。お父さんも、お母さんも「ほっ」としています。

結婚したばかりの若い二人には、「遠慮」ということを意識してほしいと思います。辞書では、①「他人に対して,控え目に振る舞うこと、言動を控え目にすること」②「人に対して、言葉や行動を慎み控えること」③「辞退すること、また、ある場所から引き下がること」とあります。



「遠慮」の意味はこれで良いと思います。このような意識も大切なことですが、お父さんは違う解釈をしています。まず「遠」は、①「空間的、時間的に隔たっている、とおい」「遠隔・遠近・遠征/以遠・永遠・望遠・悠遠・遼遠(りょうえん)」②「とおざける」「遠心力/敬遠」③「深くて大きい、奥深い」とあります。

それから、「慮は、おもんぱかる。あれこれと思いめぐらす。思い。考え。「慮外/叡慮(えいりょ)・遠慮・苦慮・顧慮・考慮・思慮・熟慮・焦慮・心慮・深慮・短慮・知慮・配慮・不慮・無慮・憂慮」とあります。



 惹(ひ)かれ合い
 愛を貫き
 相和して
 言葉忍ばせ
 ほっを増やせよ

従って、「遠きを慮る」という意味です。そして、「遠き」とは、「未来」とか「将来」という時間的に、空間的には「広がり」ということですから、周囲を見渡してということかと思います。

自分たちの将来や未来を見通しながら、広く周囲を見渡して配慮を巡らしなさいということです。家族の存在ということを考えるならば、我が家の将来の見通しは考えなければならないことは、十分認識していることと思います。



それから、いくらアパート住まいだからといっても、近隣の方々との人間関係の構築と維持は重要課題です。その地に住んでいる以上、その地域のルールに従い、お互いのことですので積極的にとは言いませんが、せめて、可もなく不可も無くくらいの思いでは、日々の生活をしてほしいと思います。

終の棲家になった時には、住民の方々とお互いが、協力的で信頼し合う関係を、目指さなければなりません。



お母さんは、お父さんと話をしている時に、納得できないとか、賛成しかねる時は、お父さんが言ったことを反復して話をします。自分の言葉をお父さんの言葉に忍ばせて、自分の気持ちを表現しているのです。そのように、相手の言葉を復唱して話をするだけでも、お互いが「ほっ」とする時があるものです。「ほっ」については、2014.10.14にも書いています。

自分の言いたいことを忍ばせるとは、「認める」ということです。お互いがお互いを尊敬し、認め合うことができるような夫婦になってほしいです。その時、「ほっ」が生まれるはずですよ。ゆくゆくは、子どもとも同じ接し方が必要になりますね。「ほっ」がたくさんある家は、家族の笑みが絶えず、明るい話し声が聞こえてくるような家庭だと思います。

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老いる

2015年05月20日 | 茶飯事

お待たせ致しました。グリンピースの収穫が始まりました。例年になく、上手くいったようで、房の数も多く、それよりも、豆の大きさが大きくしっかりとしているのが驚きです。早速、私が好きだということで、「NHKためしてガッテン」流グリンピースの豆ご飯を炊いてくれました。本当にありがたいことです。



感謝し、味わいながら食していたならば、普段は茶碗一杯のご飯量に制限されているのですが、二杯許してもらえました。そして、おかずには、毎年恒例の北海道の妹夫婦から贈られる「北海道の風」アスパラです。送られてきた日には、春巻きの皮で包んで、春巻きにして頂きました。食感もあり大変美味しかったです。本日は、定番のベーコン巻きが膳にのりました。



アスパラは、茹でても、揚げても美味しく、どのように調理しても、新鮮なので堪能して感謝。

嫁いだ娘夫婦からの、「母の日」、「父の日」を兼ねた感謝の贈り物ということで、老夫婦に届きました。今までは、自分たちが事あるごとに、何が良いだろうと思案しながら両親に贈っていましたが、今では贈って貰う立場になっていたのだと改めて思いました。



そして、電話や訪れた時の娘を観ていますと、本人は気づいてはいないと思いますが、少しずつ、嫁ぎ先の慣習や、夫の思いに応えようとしているのを感じます。わがまま一杯に育って心配していましたが、伴侶に支えられながら変わっていくのでしょう。新郎に感謝!どうして、私や家内がほしがっているものが分かったのか、不思議に思っています。観察眼が秀でているのでしょう。



嫁した娘よ
夫に順う
振る舞いに
寂しさあれど
安堵で送る



年老いた私は、白髪もだいぶ増えてきました。子どもたちは独立して、それぞれが新たな家庭を築いていくのでしょう。うれしくもあり、寂しさもありという心境で、親は伴侶に我が子を委ねるばかり。家内は、日焼けしてますます色黒になり、白髪も増えてきているようです。「老いる」ということを、しみじみと感じ始めてきました。

今年も「庭はぎ」が咲きました。自然は、大きな変化をもたらさないで、「不変」であれば、私たち人間の日々の生活は、どのようになるのでしょう。「備え有れば、憂い無し」という言葉がありますが、そういう気持ちを抱かなくなってしまうと・・・。誰かの部屋に、この言葉の色紙が飾られていますね。平素より心がけている。素晴らしい生き方だと思います。

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距離感

2015年01月04日 | 茶飯事

我が家のお正月がようやく更新できました。恒例の家内の手作り玄関外のお飾り。玄関の中、シンプルに松と万両の生け花。[未」年グッズ。三段重のおせち料理。年末の旅行で二日間ほど時短になりましたが、いつもの年と変わりなく、お正月を迎えることが出来ました。



親への新年のご挨拶前に、愛宕神社への参拝。2015年がつつがなく過ごせることの「家内安全」を祈願し、子供たちの福をかき集められるように「熊手」を買ってきました。



3日(土)は、恒例のだるま市。那珂市飯田の一乗院毘沙門堂に、姉夫婦と参詣。「家内安全」や「身体健全」を祈願。そして、だるま購入。今年は十時前に着いたので、運良く駐車場に止めることが出来ました。11時頃帰路につきましたが、道路に違法駐車の車がずらりと並んでいました。



だるま市は今年で26回目。境内には所狭しと露店が並び、赤色のだるまのほか、白や青、緑色の大小さまざまのだるまや熊手など縁起物が、販売されていました。そして、甘酒も振る舞われていた。毘沙門堂では、護摩祈祷が行われ、一年の願いを護摩の火に託して手を合わせて来ました。護摩の時間に合わせてかわいらしい七福神さまより福豆を頂き、一年の息災を祈願しました。



「一条院」は、1386年に「快範上人」が開いた寺で、北関東三十六不動尊霊場の25番札所。本尊の不動明王は、佐竹氏54万石の本尊だった仏像。水戸光圀から賜ったという室町時代作の薬師如来坐像や聖徳太子立像、鎌倉中期に仏師運慶が作ったと伝わる毘沙門天像なども安置されている。境内には日本一の大きさを誇る毘沙門天像や七福神、持ち帰って願い事を祈るための願い石なども。有名なものが、1月3日のだるま市、毎月第4日曜の骨董市です。



 羊の子
 群れを離れて
 一人旅
 親子の距離感
 共に捕捉す

明けましておめでとうございます。ようやく『三樂録』も2015年のご挨拶が出来ました。あまり人の目に触れることのないブログを目指し、子供たちに家の様子や親としての教えを伝えようと、更新して参りました。おかげで読者は少なく、ただ長きにわたり更新しておりますので、訪問者合計は多くなっているようです。

子供たちに当たり前のことを当たり前に考え、しなければならないことは、きちんとすることができるようにと、考えて続けてきました。しかし、「親の心子知らず」で、未だ筆を置くことも出来ず、困ったものです。



大人も子供も、昨今は自分の権利ばかりを主張し、相手の人権や人格を見失ってしまっています。そのために、事に当たっては、「責任回避」ばかりが優先され、「自己責任」という意識があまりにも欠如しております。

そのため、「自己防衛」が一番目になってしまいます。「防衛」のために、相手を「攻撃」するという、自分が優位なポジションどりをする、人間関係しか構築できなくなってしまっています。そのために、仲間同士であっても、「思いやり」とか「感謝」の気持ちは希薄となり、「慎独」がほとんど出来ない人が増えています。 

『大学』のなかに「君子必愼其独也」と書かれています。すなわち「愼独」というむ言葉の語源です。

意味としては、「自分独りだけで他人の目がないときでも、身を慎み、道にそむかないように心がけること」とか、「常に自分の心中に注意を払い雑念の起こらないようにすること」と辞書には書かれています。



大切なことは、「相手」に何を望むかとか、要求するかとではなく、「自分」が何をすれば「相手」のためになるのか、という考え方をするようにしなければいけない。最近は、子供を育てる段階で、「子供大切」というあまり、何でも「誉める」ということが優先されてしまっています。子供たちはどこでも、大事に大事にと、「若殿様」、「お姫様」、「お客様」のように扱われています。

従って、年長者という相手がコミュニケーションの間隔をとってくれているので、いざというときには、自分では客観的な立場での距離感をとれません。昔のように、子供同士の遊びのなかで、年長者を中心にした遊び仲間の人間関係などもなく、同年齢同士の関係が主流ですので、「何が善くて、何が悪い」のかも、遊び仲間からは教えられません。逆に、「いじめ」などを発生させる土壌にもなっています。



我が家の子供たちには、当たり前に当たり前のコミュニケーションのとれる人間にはなってほしいと思っていますので、お母さんは「機関銃」となり、お父さんは「ブログ」なのです。そして、相手との距離感を自分で保ちながら、人間関係を構築できる人になってほしいと思っています。相手の「心の痛み」、「不安」、「喜び」、「感謝」などがわかりますか。親・兄弟では当たり前ですが、他人とでもきちんとした「距離感」を捕捉できる人間になってほしいと思います。

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休んだら!

2014年12月16日 | 茶飯事

今年はイルミネーションが話題になっています。「茨城県のイルミネーションスポット」〈http://www.rurubu.com/season/winter/illumination/list.aspx?KenCD=08〉には選ばれてはいませんが、家内と長姉が、千波湖と「茨城県民文化センター」に行ってきました。湖、偕楽園など公園、茨城県美術館と文化センターが建立されている地域ですので、昼間は風光明媚な区域です。また、とても広大な地域でもありますので、夜のイルミネーションもダイナミックだったようです。

今年は『三楽菜園』の柚子は、順調に収穫しています。家内は恒例の「ユズジャム」を作りました。瓶に詰めてこうしてみると売り物にしてもおかしくない出来で、甘さ控えめで味も良く出来ています。



12月14日(日)は、今年最後の河原子行。兄の家に立ち寄り、仏壇に一年のお礼参り。その後墓参して、きれいに清掃して、一年間の無事の報告。家に行って、家の周囲のゴミ片付けや、除草、剪定と浄めてきました。

帰路はベイシアとカンセキに立ち寄り、卓上コンロと土鍋を購入。我が家は鍋料理が多いですので、結婚して購入したものを買い換えました。オートキャンプなどでも使用してきました。野菜を多く摂りたいと考えている家内のレシピには、鍋料理はぴったりです。冬の献立として、我が家の鍋料理は多い方だと思います。



 鍋の湯気
 味付け親に
 似てしまい
 出来映え比較
 今は亡き母

【子どもたちへの愛語】

死の直前に看護師に語る後悔の言葉が、五つがあげられていました。その一つに、「あんなに一生懸命働かなくても良かった」というのがありました。我が家の三人の子どもたちは。どうでしょうか。現在、同じように思える人はいないと思います。60歳近くになった頃に、自分を振り返っていえる言葉だと思います。



お父さんもまだこうは言い切れないかなあ。しかし、お母さんは、まだ還暦前ですが、こう言ってもいいのではないかなあと思います。『三楽菜園』で何か作業をしているか、家中で、洗濯、掃除、最近は家の網戸を全部張り替えました。壁紙貼りもしていました。あとは、台所で何か作っています。朝から床につくまで、本当に良く身体を動かしていると思います。



お父さんのため、子どものため、親のため。「自分のため」はどこでしているやらと、思ってしまう時もあります。皆さんは、会社のためということは、自分のためになりますが、良くやっているなあという評価をいただけますか。周りの人たちから、「少し休んだら!」といわれることがありますか。お父さんは、そういう人になりたいと思います。
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