英単語・英熟語の覚え方
英語①でも触れましたが、おすすめは、くもん出版の「ステップアップ 中学英単語1500」です。
この本は見開き2ページに12の単語・熟語が並んでいるという構成になっています。
はじめに最初の12の単語に目を通してください。
(全部、またはほとんどが知らない単語という人は、この本から始めるとかなり苦労すると思うので、英検4級用の英単語・英熟語の参考書に切り替えます。
ジャパンタイムズ出版の英検4級出る順でる最短合格!単熟語EXなどがお勧めです。やり方は同じです)
意味を知っている単語がいくつかあるなら、以下のように進めてください。
タイマーで1分をセットする。
タイマーが鳴るまでの1分間で、見開き1ページの単語(熟語)の意味を覚える
目安は、5つ覚えて3つ忘れる、です。全部覚えようと思うと疲れてしまいます。人間はせっかく覚えてもどうせ忘れます。ただ、ぜんぶ忘れるかというとそうではなく、けっこう覚えていることも多いものです。覚えようと思うとすぐに忘れるけれど、忘れようと思っても忘れられないものなんです。だから、忘れることを気にするのはやめましょう。
そういう具合に1日目に3分で見開き1ページを3回、あわせて6ページ進みました。もちろん覚えてなんかいませんが気にしません。
さて、翌日の2日目。ここでたいていの人の学習指導では、前日、1日目にやったことの復習をしようというのですが、それをするととたんに気がめいります。復習すると、いかにも勉強させられているという気になってしまい、やる気がなくなる人が多いように思います。テスト前なら前日の復習は鉄則ですが、私の経験では、やる気をくじく復習より、先に進んだほうがやる気が出て、学習効果が高いように思います。
そういうわけで、2日目は、気にせず先に進みましょう。2日で見開き6ページ、あわせて12ページ進みました。このペースで10日続けると60ページ進みます。
最後まで行ったら、初めに戻ります。2回目は、覚えている単語にも出くわすので、「意外に覚えているもんだね!」というのが実感できるはずです。
ところで最後まで、と書きましたが、先に進むにつれて難易度が高くなって、特に最後のセクションは難しい単語が多いので、難しすぎてヤル気がうせるようなら、適当なところで初めに戻るのもお勧めです。
こうして繰り返し3周をノルマにしてください。3回が終わったら、今度は違う教材に取りかかります。この段階では単語を全部覚えることにたいした意味はないので、覚えていない単語が多くても気にすることはないです。
もし覚えていない単語が多くて気味が悪いというのなら、4回目に取り組むのではなく、別の高校受験用の単語・熟語の参考書を新たに買ってきて、同じように取り組んでみてください。どの出版社の参考書も、だいたい同じ単語・熟語が並んでいます。
実際の高校受験では、難しい単語は、欄外に日本語で意味が書いてあるので、中学校でふつうに習う基本的な単語の意味を知っていれば十分です。
また、高校受験の答案用紙で、正確な英語のスペルが求められるのは、ほぼ英作文だけです。だから英作文に使用する単語だけスペルを覚えていればいいわけです。さらに英作文の問題は使う単語を自分で選べる自由な作文の形式が多いので、自分がスペルを知っている単語だけを選んで文章をつくれば、スペルミスをしないですみます。だから多くの単語はスペルが書けなくても、高校入試本番では不自由はありません。(学校の定期テストは別です)
そういうわけなので、英単語の学習は気楽に取り組みましょう。
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