兵三先生は入善町での疎開生活で様々なことを体験し、それが作家としての原点となった。人間社会を学び、農作業を通じて農業や食の大切さを学び、また入善町の素晴らしい自然の営みを学んだ。そのことを「長い道」として書き上げたのだ。取材を終えてから読み直してみると、人の心の闇だけでなく、ドイツ文学から養ったユーモアや、メルヘン的な部分を交え、自然風土や食べ物へのこだわりも織り込んだ素晴らしい文芸小説だと感じた。
この取材を終え、内容をまとめていると、取材先のみなさまの協力があり、応援して頂けたからこそ出来たのだ。一人でも欠けていたら仕上げられなかったので、協力して頂いたみなさまに本当に感謝致します。それに地理と文学をこのように繋げることも出来るのだと勉強になった。
最後にもう一度、取材先で協力して頂いたみなさまに、感謝と御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
はじめてコメントさせて頂きます。
こちらの一連の記事を読ませて頂きました。
地理と文学を結びつける観点はとても斬新で読み応えがありました。
地元の方への取材などで得たものを、大事に大事に文章にされているのがよく伝わりました。
ロケ地についても、私が訪ねていない場所があり、今後の参考となりました。
とても素晴らしい記事です。
文学と地理を繋げることが出来たのは、新たな発見になりました。それをこうして文章に出来たのは取材先のみなさんの協力のおかげです。これを読んだ上で、もう一度ゆかりの地を訪ねたら、より深く理解出来ると思いますよ。