三代目のブログ

過去の経験

そこから何か・・・ヒントがあれば・・・

言葉一つで、人は生きれる・・・見つかれば幸せ!

やってしまったと思う小さな災難が、大きな難を防ぐ・・。

2012-06-30 14:16:46 | 相談
今日、食器棚に片付けようとして、ガラスのティーポットを割ってしまった。この家に来て同じガラスのティーポットを2個目である。

そんな時、奥さんと顔を見合わせて言う言葉は・・・いつも・・
「ツイてるね!」っといいます。

なぜ?っと思われるかも知れませんが・・・聞いて下さいね・・・。



ある時、とある女性から旦那さんの相談を(愚痴?)された事があります。

「ちょっと、聞いてもらっても良いですか?家の旦那なんですけど、おっちょこちょいというか、
ツイてないというか・・・この間からヘマばっかりするんですよ!
でね、一度何かが起こると、必ず続けて起こるんですね・・・。」
こんな感じでマシンガンのよーに・・・次から次へ・・・。

彼女の旦那様は、某運送会社のドライバーです。
その昔その給料が高額であった為に一世を風靡した某運送会社です。
時代は流れ、そちらの会社も生き残りに必死な状況になってきた様子で、またまた奥さんからの愚痴で
「ちょっと聞いてくれます?この間ボーナスがでたんです・・・・でね!金額が3万円ですよ!!
 どう思います。このご時世で今時3万円」

『え!マジで!!』

としか言いようがなかったですが・・・・。

話を戻しますと、旦那様が起こした災難・・・
まず、携帯電話を紛失してしまう所から始まります。
携帯電話は生活必需品となるので、当然、買い替えます。
次に免許証の入ったサイフを、お金と一緒に・・当然、お財布を買い替える事になるのですが、
ドライバーなので、免許証が無いと仕事になりません。
再発行迄運転が出来ない状況になり、免許が戻って直ぐに、自宅で自分の車の車庫入れの時に、
何故か、携帯電話を自分の車でひいてしまい買ったばかりの携帯をクラッシュさせてしまいます。
その出来事というのが1週間の間に起こった出来事です。

話を聞きながら、旦那様の困った顔や、奥様に詰め寄られ、罵声を浴びせられ、
とっても焦っている旦那様の様子が私のイメージの中にあふれてきます。

話を聞きながら、フッと閃く瞬間がくるのです。

『ちょっと、聞いてもいい?』
『旦那さん、そんなにおっちょこちょいだけど、今迄に事故を起こした事は無いでしょう?』


奥さんの答えは案の定・・・「あ、・・・はい。」

そうですよね!見た目や奥さんの都合上、ツイてない出来事にですが、
小さな不運的な出来事のお蔭様で、大きな災いを未然に防ぐ事があります。

この家庭のお話はとてもわかり易い例ですが、当時者にとっては、とんでもないと思う事が、
取り返しがつかなくなる様な大きな出来事を回避させている事は多々あります。

なので、我が家では、形ある何かを壊した時、「ツイてる。」と言います。
大きな嫌な感情を伴う出来事を回避する代わりに、「身代わりになってくれたから壊れた」と解釈をします。

そう考えると、壊れる事にも意味があります。
失う代わりに得る物があり、無くして出来たスペースには,
代わりのもっと素晴しい物がやって来る為の出来事です。

都合の悪い事が起こっていると見るのは、その時の損得の感情です。流れの中でその現象を捉えれば、その事は、後に感謝する出来事となります。

感謝できる事を加速させる為に、「ツイてる!」と、瞬間に言いましょう。

写真は、壊れてほしくはないカップ達です。家内の最新の作品たちです。