三代目のブログ

過去の経験

そこから何か・・・ヒントがあれば・・・

言葉一つで、人は生きれる・・・見つかれば幸せ!

人生には3回の山がある

2012-05-25 00:48:23 | 日記
本田健さんにハマっております。そう!ただ今、3回目の谷の底から、希望をいただきました。

ホスト時代の話も、真面目に無茶苦茶なんで、追々と話すとして・・・。

自己紹介文を書くに至ったきっかけは、就職活動を始めたからなんですが、書いているうちに、自分のしてきた過去の人生を棚卸しをして、一つ一つ清算をしておかないと、キチンと前には進んでいかない!と気付いたからです・・・が…どうせ、書くのであれば、洗いざらい書いてしまい、皆とシェアして、誰かのお役に立てれば、良いかなと思います。

過去のお話なのですが、今の私の人間性をも疑われてしまう覚悟は出来ました。
何と思われてもOK!
好きに叩いて下さい。
面白かったり結構考えさせられる話であったり、一般的に言うと、非現実的な話が日常なので、当たり前の感覚がクレージーであったりするかも?

読み進めて気持ちが悪くなる場合は、読み進まない様にして下さいね。

何かが、トラウマとなってしまっても責任は取れませんので、あしからず。



2度目の底を救ってくれた、◯◯ちゃんのお話をしようと思います。

十三の満月の夜、「パパ、いいよ・・」と言ってくれた・・・私が当時心底惚れていた、◯◯ちゃんのお話・・。

かれこれ15年前となりますか・・・。水商売で、店を潰し、住まいも追われ、行く所もなくなり、仕方なく転がり込んだ、彼女の部屋。そこは、彼女が看護婦をしている病院の隣、働いている病院の借り上げのマンション(2Kだった様な…)で、名目上は『寮』となっている。
2階から窓を開けると、7~8台の駐車スペースの駐車場が見下ろせる。職が無く、する事も無く華やかだった水商売の経歴も無くなり、抜け殻っぽくなって、生きているのかどうなのか・・・虚ろな日々を過ごしていた・・・その頃、流行っていた歌謡曲が、
「虎舞竜 」のロードという曲である。

http://www.youtube.com/watch?v=XQRuzQf0eu0

これを聞くと、思い出すあの頃・・・これが、二度目の谷の底だった様な・・・。


◯◯ちゃんとの出会い・・・どのタイミングだったのか思い出せない・・・。ある日のこと、自分が勤めていた店に、連れられてやって来たのが切っ掛けだった。すかさず名刺を渡し、◯◯ちゃんの連絡先の電話番号は直ぐにGetした。初めて逢った◯◯ちゃんの印象は、背が高く、優しい目つきで、黒髪、さらさらロングヘアー、清潔でいて、美形(巨乳でもあった)何でまた、アルバイトとはいえ、水商売なのか?夜の世界には似合わない女の子であった。(出逢った当時24才?定かではない・・)何度も、何度もアプローチをしても、お店には絶対に来ない。ホストに入れ込むタイプでは全く無かった。そこが、また、私に火をつけ、ますます燃えてアプローチをしたが、サッパリ手応えが感じられなかった。そんなこんな日々が続いていたが・・とある雨の降る夜・・・一本の電話がかかってきた。元気のない、寂しそうな様子の◯◯ちゃんからであった。私は、初めて彼女から電話をもらって、浮かれ気分でロックンロール!ホイホイと、ウキウキ・ルンルンで、◯◯ちゃんを、車で迎えに行った。

(その当時、彼女の住まいは、とある個人病院の院長先生が建てた一軒家に、同僚の看護婦二人と、彼女の3人で住んでいた。看護婦には御礼奉公制度といって、看護学校の学費を出すかわりに、2~3年間、学費を出してもらった病院で勤めると言った制度が有る。)

◯◯ちゃん迎え、車に乗せ、軽く食事を済ませ・・・私・・・さも・・当然の様に・・連れ込みました。

『ごめんなさい。出来ないんです・・・』

「え!ここまで来て・・?」

『本当に、ごめんなさい。実は・・・今日、堕したばかりなんです・・。』

「そうなんや・・。分かった。何にもせえへん。」
「何で、僕に電話してきたんや?」

そこからの話、彼女には付合っていた彼氏が居たが、妊娠を告げると、彼女を捨てる様にして、別れる事になってしまった。そこで、彼女自身、自暴自棄になっているところ、実際、誰でもいいから話を聞いてほしい・・・一人で居る事に耐えられないとの思いで居る所、たまたま、僕の渡した名刺が目についた・・・そこで、電話をしてきたと言うのが真相であった。始まりは、誰でも良かった・・たまたま、目に付いた!なのです。

しかし、皆さん、本当にたまたまでしょうか?
今でこそ、必然という観念も持てますが、15年前、引き寄せの法則や、脳の働きや、偶然、必然などという概念が無かった時代です。

ホストの教訓として教わっていたことは、「ホストはマメ!」ということです。

人は生きているというだけで、様々なバイオリズムが有るということです。上昇と下降を繰り返しているのです。こちらから、アプローチを掛ける。相手の状態も様々なのです。元気な時もあれば、落ち込んでいる時もある。話をきいてほしい時もある。マメに電話を入れる事で、相手の状態によっては、心の隙間に入り込んでしまう場合が有るのです。

たまたま、僕はマメに連絡をしていたので、たまたま、僕が、彼女の秘功を突いたのかもしれません。

その後、◯◯ちゃんと正式に付合う事になります。

そして、月日が流れ、お店を潰す日が来ます。

満月の夜・・・実は、僕も一緒に喫茶店にて◯◯ちゃんと並んで、一緒に風◯店のシステムの話を聞きました。面接を一緒に受けたのです。話を聞いて、僕が言った一言は「給料って、安いんですね。」でした。1本(一人接客)35分のコースだと、アルバイトは3.750円、レギュラーで4.500円の手取りです。レギュラーとは1週間に5日以上勤務する事が条件となります。◯◯ちゃんは昼間は看護婦、夜のアルバイトで、週に2~3日の勤務なので、アルバイト扱いなのです。
説明をしてくれた、男子スタッフに御礼を述べて「少し考えて良いですか?」といって、喫茶店を出ました。十三本町商店街を歩きながら、空を見上げると、そこにスーパームーンの様な満月がありました。

面接の後、次の日に入店する意思を伝え、彼女が講習を受けに行く日、僕が車で、送って行きました。その店舗に居たY部長という人が、彼女の講習を担当しました。後にその、Y部長が私の業界の師匠となります。(Y部長・・・平成17年4月25日、JR宝塚線の列車事故の犠牲者となられ、48才の若さでこの世を去ります。)


ここで、経験した事の一つで・・・愛する女性を、自分の事情の為に業界に入る。その、男側の心理を経験する事になります。当時、心から彼女を愛していました。情けないのですが、自分は無力です・・・。講習が終わり電話が入ります。「パパ・・今,終わった。お迎えに来て・・・。」車を飛ばして迎えに行きます。即座に彼女を乗せて、聞く事は、「どやった・・?」何かを彼女が言っていたのでしょうが・・・帰りの車の中、自分の頭の中がグチャグチャで・・・何を言っていたのか、ハッキリしません。ただ、講習でヤラれてはいない事は、確認して居ります。(この経験から、私・・業界歴15年間において、何千人、教えたのかは定かでは有りませんが、一人として教える時に、間違った事は有りません。何故なら、目の前に居る女性のバックには必ず愛する人が居る事を、自分は知っているからです。)

彼女が仕事に行き出した後、男の行動心理というものが真っ二つに分かれる事が、わかりました。
自分の愛する人が、自分の事情にて、他の男に肌を曝す。
帰って来た自分の彼女を、男は、舐め回す様に触れるか、全く手を出さなくなるかのどちらかに分かれる。そう、舐め回すか?触らなくなるか?のどちらかなのです。自分の場合は、舐め回す様にしました。巨乳というと・・・仕事から帰って来ると、乳首が取れそうに痛いと言います。あそこは触られ過ぎて、腫れています。そこを、触られると、彼氏であっても痛いものは痛いので、段々と彼女とのSEXは遠のいていきます。やがてはセックスレスとなります。

彼女が、業界に入って2週間程経った頃、彼女がお店のY部長に相談した事が切っ掛けで、私が同じ系列の京都の店に入店をします。

彼女も看護婦を辞めて、業界一本で働く事を決めたので、昼の勤めは辞める事になります。寮は当然出なければならないので、十三駅より徒歩10分位の所に二人だけでは少し大きめな3LDKのマンションを借りて住みます。

その、マンションに・・・潰した店の元オーナーが乗り込んで来るのです。
話し合いの末・・・当時私の給料が月25万円で有ったので、毎月、全額の25万円を返済するという事で、話が治まり2年をかけて返済をしました。実は、入社半年後には平社員から店長に昇格をしていたので、給与は入社当時の倍になっていました。


業界入りをした後、私も、女の子に仕事を教えるという事になるのですが、初めて担当した女の子は、19才で未経験の女性でした。シドロモドロでドキドキした思いが有ります。お互いが風俗に身を置く物同士の恋愛は・・・お客様に付く・女性を教える・・・お互い様の痛み分けです。愛情は思いっきりありますが・・・どちらも痛い思いを持って愛し合います。

生活も安定してきて、また、一つの物語が始まります・・・終わりが始まるのです・・・

携帯電話が、普及し出した頃のお話・・・自分の彼女のメモリー番号は何番に入っていますか?僕は当然ながら1番です。もしくは0番?全くの無関心な人を除くと、ほとんどの人は1番ですよね。

ある日・・フッと、目に付いてしまったのですが、その、メモリーNoです。彼女の電話の2番に自分(私)の、番号が・・・当然ですが、彼女に聞きますよね・・・「ねぇ?1番に誰が入っているの?」   彼女・・『お兄ちゃん・・・』

「ふーん、お兄ちゃんと、そんなに、仲良かったけ?」

彼女は、二人で飼っているシェルティー(女の子)ハルを連れて・・・『パパ、ちょっと散歩に行って来る・・』

お散歩に出た5分後・・・彼女の携帯から電話が掛かってきます。
『パパ、怒らんと聞いてな・・・』
『うちな、好きな人が出来てん。』

「誰やねん!いったい!!」・・・怒るよりも寝耳に水!驚き桃ノ木20世紀!!

『相手はな・・・まだ、大学生やねん。パパは知らん人。何回かしかおおて無いけど、凄い好きになってしもうてん。パパ、ごめんな・・・。』

この事を聞いた時・・・自分の心がどのように反応したかというと・・・半分は嫉妬・・残りの半分は心の中で・・・(これで、責任は取らなくても良いんだという、安堵感)
責任を取る形で、結婚しなければならないと勝手に決め込んでいたので…。


それから、一ヶ月後、彼女は実家に戻り、私は、神戸で新店の立ち上げの為に、神戸元町に引越します。



ちょうど一年前にあの道を通った夜 昨日の事のように 今はっきりと想い出す
大雪が降ったせいで 車は長い列さ どこまでも続く赤いテールランプが綺麗で

サイドシートの君は まるで子供のように 微笑みを浮かべたまま 眠れる森の少女
揺すって起こした俺を 恨めしそうににらんで 
俺の手を握り返し「愛が欲しい・・・」と言った


何でもないような事が 幸せだったと思う 何でも無い夜の事 二度とは戻れない夜


子供が出来たと君は 戸惑いながら話し うつむき口を閉じて 深いため息を吐く
ハルが来るのを待って 二人で暮らそうかと
微笑む俺に泣きつき いつまでも抱き合ってた


何でもないような事が 幸せだったと思う 何でも無い夜の事 二度とは戻れない夜


冬も終わりに近づき 借りたての部屋の中 突然やみに落とした 悪夢のような電話
病室のベッドの上 まるで子供のように 微笑みを浮かべたまま 眠れる森の少女


ちょうど一年前に この道を通った夜 あの時と同じように 雪がちらついている


何でもないような事が 幸せだったと思う 何でも無い夜の事 二度とは戻れない夜



それから・・・二度と・・・これからも・・・逢う事は無いと思う・・・ありがとう。

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