宮崎駿 監督作
『君たちはどう生きるか』
観てきた
主人公の名前が
“眞”(まこと)の“人”
私の母の名は
“眞”を“知”ると書く
母を失った少年の幻想の旅路は
禍々しい美しさの
強烈なイマジネーションに溢れていて
主人公の名前と
描かれる彼の境遇に
今
全くの前情報なしに
この映画を観ることに
何か運命的なものを感じた
風立ちぬの最後に
憤りを覚えていた私は
こんなもんじゃないだろう!宮さん!
と思っていたから
本作の圧倒的な体験の後
エンドロールが流れた瞬間
本当に最期なんだなと感じて
涙が溢れた
世界を拒絶していた
“眞の人”が
愛に気づき再生する
ありふれた物語を
天才が
命を燃やし焦がしつくして
描いていた
真正面から
懸命に
どう生きるかと
問うていた
この映画体験をさせてくれたことに
感謝したい
腐ることなく
変わらないでいるために変わり続け
真っ直ぐにコツコツ積み上げる
宮さん、それが私の今の答えです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます