ナンバーガールが再び解散した
解散ライブはスペシャ配信で見た
とても不思議なフワッとした感じ
笑みのこぼれる感じ
最初の解散の切迫感や
焦燥感や
ギリギリした感じは全く無くて
それは当然なのだけど
全然違う形で
グッとバンドがひとつになって
演奏もタイトで
むしろ当時を超えていたりして
解散する必要あるのかなと思うほど
だけれどやっぱり
ナンバーガールのいない日常が
彼ら4人にとっても
お客にとっても
通常営業なのだと
ナンバーガール後に
4人がそれぞれの場所で紡いできた
自力
地力
そこに帰っていく
戻っていくのだなあと
少し寂しくもあり
感傷に浸る青くささを克服して
自分も大人になったんだな
年くったなと思った
2日前に配信された
ライジングサンロックフェスティバルでの
OMOIDE IN MY HEADの
LIVE映像を見た時は
実は思いっきり感傷に浸っていた
バンドが転がっている時の
あのステージ上での最強感
それを如実に感じた
照明を背に
4人の音が一つの塊になっていき
ライブ会場に自分がいたならば
きっと
ぶん殴られるほどの音圧が
自分の耳を殺すその瞬間の
今死んでもいいと思えて
生をギシギシと感じるあの瞬間の
とても眩しくて
轟音の中で
思いっきり拳を突き上げ
声をからして叫んで
心が走り出すあの瞬間を
現役のパフォーマンスを超える圧巻の演奏で
ああ
この姿に憧れていたのだと
この生き様に教えられていたのだと
再び思い起こさせてくれた
もう何回聴き
口ずさんだことであろう
omoide in my headの詩
この4人がかき鳴らしている姿に
泣きそうになっていた
中尾憲太郎の抜けたいという申し出に
この4人でなければナンバーガールではないと
解散を決めた向井秀徳、田渕ひさ子、アヒトイナザワ
それはきっと不完全燃焼で
心のどっかに
ぶすぶすと燻るものがあったのかもしれない
生きているうちに
まだ無理のきくうちに
その後悔を
完全に燃やし尽くし
供養するために
再結成したんじゃないだろうか
そして再び解散するのは
きっと悔い無くその想いを供養でき
満足したからなんじゃないだろうか
最近のとてもリラックスした
4人の笑顔や
再解散LIVEの4人の距離感を見ていると
そんな気がする
予想を裏切り早々にOMOIDEをIN MY HEADしたり
相変わらずというか悪ふざけが加速していった向井秀徳のMCパフォーマンス
それに呆れながらしょうがないなあと付き合う3人
4回もあの娘を透明にしたり
プリクラ撮ったりと
遊び心にあふれていて
一つ一つがとてもいいなあと思った
諸行は無常であるが
思い出は頭の中にしっかりあるだから
ただ
ありがとうと
孤独に喘いで
青くさい感傷にひたっていた
過去の日々を救ってくれた
ナンバーガールには
ただただ感謝しかない
この再結成の時間は
夢だったのかもねと
日常の大事さを噛み締めつつ
非日常を再び思い起こさせてくれたことにも
あらためて
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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