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中国ドラマ「岳飛伝 THE LAST HERO」 第50話 あらすじ

2016年02月17日 21時50分37秒 | 岳飛伝(中)

「高宗 岳飛を試す」 


「ご来臨のあったお妃方に懐妊の趙構はありません」と侍医たちに言われる高宗。陛下は過労により腎の気が衰えている、腎の臓を強くする薬をお飲みくださいと。高宗は治せるのか治せないのか聞くが、侍医たちは確実なことが言えない。怒った高宗は侍医たちを斬るように命じる。


高宗はある館に岳飛と岳雲を呼ぶ。素晴らしい館に「いつか、こんな館に住めたら本望ですね」と岳雲が言うと「恥を知れ」と言う岳飛。

岳雲を見た高宗は「譲陽六郡を攻めた際は先鋒を務めたとか。岳飛よ、良い息子を持ったな」と言う。そして「岳雲が武功を立てたのに、なぜ報告しなかった?不公平だろう」と言う高宗。岳飛は「兵は石や矢が降り注ぐ中、勇敢に戦いました。官職を頂くにふさわしい働きです。しかし岳雲は親の威光で3級も昇官しています。他の兵にねたまれぬよう報告を控えたのです」と答える。「なぜ、それほどまでに朕の寵愛を拒む?」と高宗は聞く。確かに高潔だが、理屈に合わないと。岳飛は「身内に公平でなければ、兵も公平に扱えません。陛下は気前よく褒美を下さいますが、私は息子を目先の利益に惑わせたくないのです」と言う。

「朕はそちに我慢を強いたりせぬ」と岳雲に言うと、高宗はこの館について尋ねる。岳雲は「すばらしい館です」と返す。「気に入ったなら、この館を下賜しよう。太平の世になったら、ここへ越すとよい」と言う高宗。岳飛は「おやめください。豪邸など受け取れません」と断わる。しかし高宗は「そちの立てた功績は西湖全域を与えるに相当するほど偉大だ」と言う。それでも「この国難の時に安楽な暮らしはできません」と言う岳飛。ため息をついた高宗は「朕は理解に苦しむ。宣撫使の身で、なぜ商売をせず、館を増やさず、側室も持たない?何の面白みもない暮らしに思えるが?」と言う。

館の外に出ながら高宗は「淮西軍の引き継ぎが遅れている。劉光世が退いて以来、軍を率いるのは王徳と酈瓊だ。今回は共に淮西軍を視察しようと思う」と岳飛に話す。


高宗は岳飛や張俊たちを連れ酒楼へ行く。
「揚州には美しい景色のほかに3つの美がございます。美食と美酒、そして揚州美人です」と話す万俟离。まずは美食を献上しますと、高宗の前にたくさんの料理が運ばれてくる。次に美酒が運ばれてくると、高宗は一口飲み「皆も杯を持て」と言う。しかし禁酒している岳飛はお茶しか飲まない。「それでは岳殿の代わりに、朕が飲むとしよう」と言う高宗。岳飛はかつて“酒で失敗したあと、禁酒の誓いを立てました”と話した自分に、高宗が“禁酒は良きことだ。中原を立て直すため、朕も見習うべきだな。よし、今日から朕もそちと共に禁酒する。金の流賊を排除し、中原が回復したら2人で思う存分飲もう”と言った事を思い返す。

「最後の美は?」と高宗が言い、舞を踊る美女たちが来る。それに目もくれない岳飛。万俟离は「実はもう1人、陛下のために特別に用意した娘がおります。私が念入りに選んだ絶世の美女を献上しますので、ご覧ください」と話す。それを聞いた高宗が「岳飛は戦場で数多くの武功を立てた。朕が絶世の美女をそちに側室として与える」と言い出す。すぐに「なりません。私には妻がいます」と岳飛は言うが、高宗は「今日こそは朕の善意を受け取れ。この機会を待っていたのだ」と引かない。岳飛は仕方なく「分かりました。娘に会ってから娶るかどうかを決めます」と言う。


岳飛が部屋に案内されると、娘が琴を弾いていた。しばらくして弾くのをやめた娘は、岳飛に「将軍、お着替えのお手伝いをいたします」と言う。しかし岳飛は「必要ない。このまま話そう」と返す。
岳飛が、陛下に命令されやむなくここへ来た、俺は戦で留守がちだし、家には老母や妻もいる、俺に嫁いでも貧しい暮らしが待っているだけだ、と言うと「将軍は私の英雄です。宋を守るために命を顧みず戦い、民を救われました。おそばにいられるだけで幸せです」と言う娘。岳飛はさらに「君を娶っても、君を愛することはできない」と言う。俺は妻と約束を交わしている、どれだけ富んでも妻だけを愛すると、と。そして「君の気持ちに応えられない以上、一緒にはなれない」と言い、岳飛は部屋を出て行く。

岳飛が部屋から出るのを高宗と張俊も見ていた。
「知っているか?財を求めず、色も好まない男は得体が知れない。一体何が欲しいのやら」と言う高宗。張俊は「1つしかありません。権力です」と囁く。


観閲した高宗は金の動きについて岳飛に聞く。「粘没喝の死後、主立った動きはありません」と答える岳飛。しかし南下の準備をしていると思われると。「斉の動向は?」と高宗が聞くと「私が受け取った密書では、金は先帝の皇太子を立て、ふたたび傀儡国家を作るつもりだとか。宋を二分するつもりなのでしょう」と張俊が答える。「何か良策はあるか?」と高宗が張俊に言う。張俊は「同士討ちは金が使う常套手段ですが、今回ばかりはあまりに悪辣です。岳元帥は傀儡国家の斉を首尾よく倒した。良策があるのでは?」と岳飛を見る。

「金の手口は常に同じです。張邦昌や劉豫も傀儡でした。しかし今回の傀儡国家は開国の祖、趙氏の子孫です。汴京で即位すれば民心は新帝に傾くでしょう。そうなれば北伐は難しくなります。陛下、民心を失わぬよう、皇太子を立て、金の陰謀を潰すべきです」と言う岳飛。張俊は「黙れ、武将の分際で内政に口を出すな。陛下には御子がいないのだ」と怒りだす。「武官も文官と同じく宋の未来を憂いている」と張俊に言い返し、改めて岳飛は高宗に「今、皇太子を立てれば金の陰謀を打ち崩し、後継者争いを防いで民心も安んじることができます。陛下が民心を重んじる寛大な君主であることを示せるのです。皇太子を立て国内を安定させれば、北伐により天下を平定できます」と話す。高宗が目配せをし、その場から離れる張俊。

「忠義心は認めるが、そちに渡したのは兵権だ。朕の世継ぎに関する干渉は許さぬ」と言う高宗。高宗は「かつて朕は淮西軍をそちに与えると勅命を下した。だが淮西軍から上奏があったのだ。“指揮官は王徳がいい”とな。兵は王徳の登用を望んでいる。朕には決め難い事案だ」と言う。「王徳と酈瓊は互いに反目し合っていると聞いています。兵権を王徳に与えれば内紛が起きるでしょう」と言う岳飛。高宗は「王徳が不適当なら、張俊はどうだ?」と聞く。岳飛は「聞かれたからには正直にお答えいたします。張宣撫使は粗略な男です。酈瓊と馬が合いません」と言う。揚沂中は先の2人に勝る逸材では?と高宗が言っても、岳飛は「沂中は勇猛ですが、王徳と同様、軍を掌握できないでしょう。処分を誤り、反乱を招きかねません」と答える。

高宗は「淮西軍が駐在する淮西は臨安を守る防壁だ。淮西軍が中原を平定できるなら、それは願ってもないことだ。だが万一、淮西軍が敗北し中原だけでなく淮西まで失えば、臨安と建康も金の手に落ちるだろう。そこまで考えているのか?」と言う。「もちろんです。最近、蘆州と寿州の間で不穏な動きがあり、詳しく調べると金軍が淮河を渡っていました。淮西軍が察知しなかったのは、将領が無能なため。また兵と共に淮北へ逃げた将領がいることを朝廷に報告していません。淮西軍を放置すれば問題が起きるでしょう」と岳飛は話す。厳罰を与えねば、一致団結は望めないと。「つまり、そちに淮西軍を与えよと?」と言う高宗。岳飛は「ご明察ください。大軍が欲しいのではありません。しかし淮西軍と岳家軍が共に北伐に向かえば、3年以内に必ず中原を回復できます」と言う。「分かった。金は不倶戴天の敵だ。どうして北伐の志を忘れることができよう」と言うと高宗は行ってしまう。


待っていた張俊に高宗は「岳飛は財を求めず、色も好まないが、権力欲は強いようだ」と言う。「立太子を画策していたとは…。淮西軍の他にも欲しているものがあるのでは?」と言う張俊。高宗は「大軍だけは絶対に渡せぬ。将来、謀反を起こされては困る」と言う。
安心ししたように張俊は笑みを浮かべる。


雨の中、岳雲たちと歩いていた岳飛は、川辺の酒楼へ入る。これまでの金との戦いで亡くなった者たちを思い返し、詩を書く岳飛。書上げたところに張俊が来る。
陛下から渡すように頼まれたという“聖諭”を差し出す張俊。それには“淮西軍の合流に曲折あり。淮西軍は朝廷の指揮下に置く。朕の寵愛、卿に集まりて、軍心、変わるを恐る。朕の苦悩を知るべし。卿への寵愛は変わることなし”と書かれていた。

「なぜ翻意なさったのだ?」と聞く岳飛。張俊は「私には分からぬ。だが王徳を総管とし、酈瓊を副総管に任じることが決まった」と返す。岳飛は高宗に会いに行こうとするが、張俊が「すでに陛下は帰郷した。お前は任地に戻れ。私は任官を行なう」と告げる。そして「御心は測りがたい。朝廷は戦場と違うのだ。お前が戦に勝利しなくてもたいていの問題は片がつく。身の程をわきまえたほうがいい」と言うと張俊はその場を去って行く。


王徳が淮西軍を指揮することが決まり、酈瓊は納得できない。王徳の下で働く気のない酈瓊は、金への投降を考える。

張俊と飲んでいた王徳が殺される。逃げ出す張俊。

金に信用してもらうための手土産にするため、酈瓊は高宗を追いかけて襲う。


ーつづくー


岳雲は岳飛の威光で3級も昇官していたのね…。
そしたらもう少し謙虚でもいいかな?
岳飛の息子というだけで評価に影響し、つらいこともあると思うけど。

張俊があんなに身が軽いなんてヾ(・ω・`;)ノ
見た目とは違ってちょっと意外。(←そこ言うところ?)

だから岳飛が言ったのに!!の結末で(o´д`o)=3
権力欲が強いって…ちゃんと岳飛の話を聞いてた?と言いたい!!
お酒も飲まないと言いながら、ずっとずっと飲んでるし、“主君に戯言なし”って言ったのは誰でしたっけ!?だし( ̄^ ̄メ)
今回の回はまた高宗にイライラの回だった。



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2 コメント

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窮鼠猫を噛む?! (time)
2016-02-18 01:32:31
ラストなんだか、なんだかでした。

岳飛は本当に理性の人ですね。
岳運は若いし、仕方がないとは思うものの、
父の考えを理解するには
まだまだ時間が必要ですね。

それにしても高宗は、
いまも変わらず、弱過ぎ、逃げ過ぎ・・・
自分の身体のためにも、国のためにも
すべきことは節制に自制。。。
権力に固執しているのは、
岳飛でなく、高宗自身の気が。。。
返信する
凛々しい横顔 (ねこ)
2016-02-19 07:36:26
川辺の酒楼でたたずみ回想していた岳飛。
その横顔が凛々しくてまたかっこいいこと!!
おひげも精悍さが出ていて、良くお似合いだこと!!
苦悩するお姿にも見ほれてしまいした。
こうして苦境に立たされていくのでしょうか。
これから辛くなりそう。

(川辺の酒楼だとうささんのあらすじで分かりました。
やっぱりうささんのあらすじで復習しなければ・・・
毎日ありがとうございます、うささん)

ほらね、やっぱり内部反乱、岳飛の言う通りになったじゃないのね。
高宗なんか、酈瓊の手にかかればいい。
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