バイツァオが帰ってくると「待ってたのよ」と駆け寄るシャオイン。シャオインは「今日のデートどうだった?」と聞く。恥ずかしそうに「デートなんてやめてよ」と言ってバイツァオはうつむいてしまう。「あんたって幸せ者よね。片思いの相手に思われてる。チューユエン先輩、すごく心配してたよ。なのに私の王子様は“蛙飛び!”だって」とシャオインは話す。バイツァオは「シャワーをのぞくからよ」と言う。
頑張って追いかけるから協力して、とシャオインが言い、バイツァオはうなずく。
店のソファーでワインを飲みながらバイツァオとチューユエンの楽しそうな姿を思い出していたティンハオ。ティンハオを見つけた知り合いの女性2人がティンハオの両隣に座る。1人で飲んでいたティンハオに「まるで悩み事でもあるみたい」と言う女性。ティンハオは「望めば全部手に入る俺に悩みだと?」と言う。1人の女性が「そうよね。向かう所敵なしの世界王者だもの。ユー・チューユエンは別として」と言うと、もう1人の女性が「チューユエンなんて過去の存在よ。対戦すればティンハオが勝つに決まってる」と言い返す。
ティンハオは「あいつから、全部、奪ってやる」と言う。
夜。チューユエンのことばかり考えてしまい、バイツァオはなかなか眠れない。
翌日。バイツァオたちが道場で稽古をしていると、ピンピンが「みんな聞いて、大変よ」と言いながら駆けてくる。そして、バイツァオのもとまで来ると「大変なのよ、とにかく来て」と言ってバイツァオを連れて行ってしまうピンピン。みんなもその後につづく。
バイツァオが連れて行かれた場所にいたのは、バンドを引き連れたティンハオだった。自身もギターを弾きながら、バイツァオに向い歌い出すティンハオ。
ティンハオは歌い終わると、バイツァオに「最高に美しい花を、特別な女神に贈るよ」と言って花束を差し出す。皆は素敵な演出だと思うが「何のつもり?また、からかう気?私は忙しいの」と言うバイツァオ。ティンハオは「今回は本気だ。歌が俺のメッセージさ。この心を受け止めてくれ。拒まれたら、くだけちまう」と言う。そこに「何をしている?」と言いながらルオバイが来る。
「先輩…」と言いかけたバイツァオを止め「稽古に戻れ」と言うルオバイ。ティンハオは「愛の告白を邪魔するな」と言う。そんなティンハオにルオバイは「道場の外でやれ。稽古の邪魔をする者は許さん」と返す。
稽古中、シャオインはティンハオとどうやって知り合ったのかバイツァオに聞く。歌を贈られるなんて愛されているのね、と。「やめてよ。あいつとは無関係よ。嫌がらせに決まってる」と言うバイツァオ。そんな2人のところに「何してる?」とルオバイが。
ルオバイに注意をされ、稽古を始めようとするバイツァオとシャオイン。しかし外に花びらのシャワーが降り始め、また皆の稽古が中断されてしまう。
「ルオバイ先輩、出てきます」とバイツァオが言うと、ルオバイは「行け、片を付けてこい」と告げる。
まだ歌っていたティンハオのところへ行き、ギターのシールドを外すと歩いて行ってしまうバイツァオ。追いかけたティンハオがバイツァオの腕をつかんで止めると、怒ってるバイツァオは「どこまでからかうつもり?」と言う。ティンハオは「からかってない。俺は本気だ」と言うが、バイツァオにはお金持ちの暇つぶしにしか思えない。「元武道以外のことを考える暇はないの。お願いだから、私に付きまとわないで」とバイツァオが言い、ティンハオはあっさり「なるほど分かった」と言う。
「それって本気?」とバイツァオが聞くと「君は元武道を追い求め、俺は愛を追い求める。似たもの同士で最高のカップルになれるな」と言うティンハオ。俺を拒むのは君の自由だが、君を追い求めるのは俺の自由だと。そこにチューユエンが通りかかる。
ユーチュエンの前でバイツァオの手を取り、ティンハオは「俺の恋人になれ。大切にする」と言う。チューユエンが気になるバイツァオは、つかまれた手を振り払い行ってしまう。
チューユエンはティンハオに本気なのか聞く。「お前には関係ないだろ。世捨て人のくせに、人の恋愛に口を出すな」とティンハオは言い返す。「元武道は辞めたが、門下生は大切な存在だ」と言うチューユエン。「よし、その言葉を待ってた。いずれお前から俺に戦いを挑んでくるだろう」と言ってティンハオは去って行く。
「ティンハオ様はなぜバイツァオを?」「プレイボーイも物好きよね」と喋っている会話を聞いてしまうバイツァオ。バイツァオが「出会うんじゃなかった。最低の男だわ」とぶつぶつ怒っているとチューユエンが来る。「さっきのことで困ってない?」と聞くチューユエン。チューユエンが全部見ていたと分かり「まったく…」とバイツァオは落ち込む。チューユエンは「君はかわいいから、好かれるのも当然だよ」と言う。「違います。そんなんじゃないんです。からかわれているだけ」とバイツァオは話す。
ティンハオのことを不真面目に見えるが子供みたいに純粋で情熱的なだけだと言うチューユエン。だからこそ稽古ではすごい集中力を発揮すると。「そのうち君も彼の良さが分かるよ」とチューユエンが話すと「そんな必要ありません。だって…私は…別に好きな人がいるんです」とだんだん声が小さくなってくバイツァオ。「何だって?」とチャーユエンは聞き返すが、なんでもありませんとバイツァオはごまかす。
チューユエンはバイツァオの髪についている花びらをとろうとする。自分に向けて手を伸ばしているチューユエンに気づき、後ろに下がったバイツァオは、慌てて「明日、試合なので失礼します」と言ってその場を後にする。
翌日。元武道道場対抗戦。強くなったバイツァオの試合を見て、全勝館のグァンヤーや門下生、館長は驚く。
グァンヤーがチェン・アルインと対戦している最中、バイツァオは試合に勝っていた。
チェンの蹴りがすごく、グァンヤーは次々と点数を入れられ9対0となってしまう。そんなグァンヤーを全勝館で応援する者は誰もいない。そしてグァンヤーも“皆が負けると思ってる”と思い、諦めかけていた。その時「グァンヤー」と言うバイツァオの声がする。とっさにチェンの蹴りをかわすグァンヤー。
バイツァオは「グァンヤー、頑張って」と声をかける。大きくうなずくグァンヤー。1人でグァンヤーの応援をするバイツァオに、全勝館の門下生は「裏切り者のくせに。勝ったのを自慢しに来たのね、偉そうに」と止めようとする。それでも応援をやめないバイツァオ。
バイツァオは全勝館の門下生に「なぜ応援しないの?全勝館のため、あんなに頑張ってるのに。応援くらいしてあげてもいいでしょ」と言う。しかし「勝てる実力がないなら諦めさせたほうがいい。連敗で恥をかくなら大会なんか出なきゃよかった」と言う全勝館の門下生たち。裏切り者は黙っててと。バイツァオは「何を言われてもいい。グァンヤーを応援するのは私の勝手でしょう」と言い返す。そこにグァンヤーを応援するため、松柏のチアリーダーたちが駆けつける。
「グァンヤー、頑張れ」と言う声が聞こえ“私を応援してくれてる。しっかりしなきゃ”と思うグァンヤー。
グァンヤーの点が入り始め、全勝館の館長や門下生たちも応援を始める。そしてバイツァオが「今よ」と叫び、幼い頃にバイツァオと一緒に練習したタイミングでグァンヤーは回し蹴りを。蹴られたチェンは床に倒れ、グァンヤーが勝利する。
シャオインたちとの帰り。いきなり別の道場の応援をし、ルオバイが怒っていないかバイツァオは心配する。そんなバイツァオに“元武道は武徳を重んじる。過去の恩を忘れるような選手は試合で勝てても大器にはなれまい”と言い、1人で応援するバイツァオを見て“仲間を1人に?”と行かせてくれたルオバイの話しをするシャオイン。そこにグァンヤーが来る。
バイツァオはシャオインたちに先に行ってもらう。
「今日の試合…すごくよかった」とグァンヤーに言うバイツァオ。グァンヤーがうなずくと、師匠が見たら喜んだはず、いつもあなたを心配してた、とバイツァオは話が止らなくなる。そんなバイツァオを「もういいわ。分かってる」と止めるグァンヤー。グァンヤーは「行くわね」と歩き出すが、振り返ると「あなたって、おせっかいね。でも、ありがとう」と言う。嬉しいバイツァオ。
スキップをしていたバイツァオを呼び止めたティンハオは、師匠の居場所を知っている、一緒に来るか?とバイツァオに言う。
“賢武館”へバイツァオを連れてきたティンハオは、手でバイツァオに目隠しをしながら道場へ連れて行く。
「着いたぞ」と言い、目から手を話すティンハオ。バイツァオが目を開けると、道場の床にキャンドルで“愛してる”と書かれていた。バイツァオは道場を見回すがチュイの姿はどこにもない。
「どういうこと?師匠は?」と聞くバイツァオ。ティンハオは両手を広げると「君の師匠はここだ」と言う。このファン・ティンハオは4歳で元武道を始めた、そして数えきれないほどの大会で優勝してきた、俺が所属する賢武館は国内屈指の道場だ、元武道が好きなんだろ?、賢武館の俺に師事すれば海外の試合にも出られる、松柏じゃ無理だ、と。
「また、からかったの?」とバイツァオが言うと「からかってない。俺は本気だ。バイツァオ、上達したいんだろ?これが君への贈り物だ」とティンハオは返す。バイツァオは泣きながら「つまり、あなたは師匠の居場所なんか知らないってことね?」と言う。ティンハオが「賢武館に入ったら、いい先生を付けてやる。チュイ・シャンナンも…」と言いかけると「いい加減にして」とさえぎるバイツァオ。バイツァオは「バカにしないで。もし賢府館よりいい道場を紹介されて上達させると言われたら、あなたは賢武館を捨てる?」と聞く。
「話が別だろ」とティンハオは言うが、バイツァオは「同じことよ。よく聞いて。私の師匠は私を育ててくれた父同然なの。たとえどんなに技量が劣っていても、私にとっては唯一無二の師匠なの。一生、師事し続ける。今まであなたは私に嘘をついたり、からかったりしてきたわよね。あれはただの悪ふざけで、暇つぶしに使われてるだけだと思ってた。でも、もう我慢の限界よ。なぜ師匠のことで私をだましたの?人が悲しみ、落ち込む姿を見て楽しい?元武道の世界王者として尊敬してた。でも、もう大嫌いよ。世界一最低な人間だわ」と言って帰ろうとする。ティンハオはそんなバイツァオを止めると「さまざまな先生につけば元武道は上達する。賢武館は君にとって最善の選択だ。俺がこんなことをしたのは…君が好きだからだ」と言う。
ーつづくー
相変わらずバイツァオのことを裏切り者呼ばわりの全勝館…。
それはともかく(?)仲間のグァンヤーは応援しなくちゃ(;´д`)ノ
しかも館長まで…。
もう、バイツァオがグァンヤーの応援を始めたあたりから涙ポロポロ(;△;)
2人の気持ちが1つになって…。
姉妹のような2人だったから、またそうなるといいなと思う。
そしたらチュイも嬉しいよね。
ティンハオのラブラブ攻撃開始!!(*´艸`*)
でも、ぜんぜんバイツァオに気持ちが届いてないね…。
バイツァオが他の女の子と違うのか、それともプレイボーイと言われてるのにティンハオが不器用なのか?ヾ(・ω・`;)ノ
でも、それを言うとチューユエンもルオバイも不器用な感じが…(∩´∀`@)
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ティンハオはカッコイイし、何でも持っていて自分に自信がある人だから、ラブラブ攻撃も自分のやり方を押し通すんでしょうね。
対してバイツァオは自分の信念を強く持っていて、浮わついたところのない女の子。そして義理堅い。
この二人ってあまりにも違うというか。。。どうなるのでしょうか(笑)。
ティンハオがバイツァオの上達を助けたいと思ってるのは確かでしょうけど・・・次回はどうなるでしょうか。気になります。