「裏切り」
“白玉如来”を手に取ったサンニャンは、床に投げ壊してしまう。サンニャンにぶつかりながら「大事な宝物が」と、壊れた白玉如来に駆け寄るシャオメイ。サンニャンは「人から譲られるのは大嫌い。“代わりに盗んでやった”と私を見下すつもり?私に盗めぬ物はないわ」とゴーシャオに言う。ゴーシャオは「君の能力の高さは承知してる。この世で最も盗みにくい物があるんだが、興味はあるか?」と聞く。サンニャンが「何なの?」と言うと「奪われた被災民の救援金だ」と答えるゴーシャオ。奪い返し、民を助けると。
サンニャンが「信用できない」と言い、ゴーシャオは「友になった証しに酒を酌み交わそう」と盃を差し出す。ゴーシャオが自分の分を飲み、シャオメイとフーも酒を飲む。サンニャンは盃を手に取るが、笑うフーを見て「気に入らない」と投げ捨てて行きそうに。しかし自分の腰に着けていた物がないことに気付き、ゴーシャオに「返して」と言う。
「返せ」と言うゴーシャオ。それはシャオメイがサンニャンにぶつかった時に取った、峨嵋派のお頭の印だった。
フーが「天下の盗人が油断したか?」と言い「バカにすると許さないわよ」と怒るサンニャン。ゴーシャオは「奪われた援助金は、君にしか取り戻せない。助けてくれ」とサンニャンに頼む。シャオメイとフーも一緒に頼むと、サンニャンは「私の物を盗めるんだから、私など必要ないわ」と返す。「シャオメイは君の隙をついただけだ。君には到底、及ばない」とゴーシャオは言う。
サンニャンは峨嵋派のお頭の印を返さなくていい、いずれ自力で奪う、と依頼を引き受けることにする。
それぞれが馬に乗って走っていた最中、ゴーシャオが3人を待たせ、情報通の者に話を聞きに行く。その間にシャオメイがゴーシャオのことを“ゴー兄さん”と呼んでいたため、サンニャンは「彼とは実の兄弟?」と尋ねる。「こいつが甘えて呼んでいるだけだ」とフーが言い「違うよ、尊敬してるからだ」とシャオメイは言い返す。「私は“ゴー様”と」と言うサンニャン。
3人の元に戻ってきたゴーシャオは、黄金はイェン・ソンが振恒山荘に隠していると話す。振恒山荘は開国の功臣が開いた山荘だった。「山荘内にいるやつらは、全員めっぽう強い」と言うフー。サンニャンも「侵入するのも大変よ」と言う。2年前に宝剣を盗みに入ったが、守りが堅すぎて断念したと。
さらにゴーシャオは2日後に黄金が水路で江南に移されることを皆に伝える。
振恒山荘のあるじの元に“10万両頂戴。今夜、参上”という文のついた矢が飛んで来る。「黄金が奪われぬよう見張れ」と手下たちに命令するあるじ。
あるじの手下に変装していたシャオメイは、黄金が地下に隠されていることを突き止める。
話を聞いたゴーシャオが「地下室の守衛は」と聞くと「少ないです。おとりが倉庫に」と答えるシャオメイ。
シャオメイが変装していることを知らないサンニャンは「手下を買収下の?」と聞く。シャオメイはサンニャンの前で、顔に貼った別人の顔を剥がす。
慌てた様子の手下が「大変です」と言いながら、あるじの元まで駆けて来る。狙いは黄金ではなく別の物かと、と手下が話し、あるじは「陽動作戦か?先帝の宝剣…」と言う。
先帝の宝剣を盗んだサンニャン。それをフーに投げて託し、山荘のあるじと手下たちはフーを追いかけていく。
その隙に地下室の守衛をシャオメイが“眠り針”で眠らせ、3人で黄金を運び出す。
1人でおとりになっていたフーは、合図の花火が上がり、あるじに剣を投げてその場を後にする。ハッとしたあるじは「黄金…」とつぶやき、急いで山荘に戻ることに。
黄金を荷馬車で運んでいたゴーシャオは、休憩をしている時、人の気配を感じる。その後も何度か感じ、何も感じないサンニャンたちも警戒する。
盤龍谷でゴーシャオたちは、イン・ウーチウに黄金を渡す。被災民に代わり、お礼を言うイン・ウーチウ。
夜。自宅でみんなに報酬を渡すゴーシャオ。みんなで酒を交わすと、ゴーシャオは「これで解散だ。どこかでまた会おう」と言う。皆が顔色を変えたところに、火のついた爆薬がくくりつけられた矢が何本も飛んで来る。ルーイーの位牌を手に持つゴーシャオ。
4人が屋敷の窓から飛び出し、駆け出すと爆発する。そんな4人をハイ・ルイ閣下の命で命で来たという兵が取り囲む。
ゴーシャオたちは天牢に入れられる。頑丈な錠前は昔、ゴーシャオが造ったもので、サンニャンも破ることができない。
朝廷のために働いたのに、なぜ逆賊として捕らえられたのか分からないサンニャン。ゴーシャオは「すべてが逆だとしたら納得できる」と言う。「インの話はウソ?」とシャオメイが聞く。だまされたとは思いたくないが、可能性が高いと言うゴーシャオ。
捕まったゴーシャオにハイ・ルイが会いに来る。「私が知るゴーシャオは、誰にでも心を開き人望のあつい錦衣衛の指揮官であった。昔の事件もぬれぎぬだと思っていた。本当に黄金を盗んだのか?」と聞くハイ・ルイ。シャオメイは陥れられたと話す。
ゴーシャオは「我々に見張りをつけましたか?」と尋ねる。ハイ・ルイが「いや」と否定する。「護送の命を受けたのはイン・ウーチウ?」と聞くゴーシャオ。ハイ・ルイは「違う。彼は黄金には関わっておらん」と答える。さらに「彼に黄金の奪回を命じた?」とゴーシャオ言ったところに「いいえ」と言いながらイン・ウーチウが来る。
「イン・ウーチウ、この悪党野郎と言うフー。インは「大泥棒に千面相の女形、そして女盗賊か。メンツを見れば明らかだ。犯人だとな」と言う。「お前の演技力には驚いたよ」と言うゴーシャオ。インは「驚いた?驚いたのは私だ。救援金にまで手を出すとは」と返す。頷いたハイ・ルイも「失望したぞ、ゴーシャオ」と言う。
インはハイ・ルイから説明を求められ「長年、朝廷を恨むリー・ゴーシャオにとって報復する絶好の機会でした。証拠も動機も十分そろっています。罪は斬首に値します」と話す。
イン・ウーチウはイェン・ソンの手先だった。ハイ・ルイが首を突っ込んだことでイェン・ソンが激怒し、インは「必ずリーを殺します」と許しを請う。
尋問を受けていたゴーシャオたち4人は、力を合わせて脱獄する。
イェン・ソンはまた怒るが、外の方が殺しやすいと話すイン・ウーチウ。やつらは逃亡犯、民が罪を知ったら絶対に許さない、お触れを出せば民は競い合って奴らを捜す、我々が手を下さずとも勝手に殺されると。
洞窟に隠れていたゴーシャオたちは、被災民を救うため、もう一度黄金を取り返して民を救うことに。
そんな決心をした矢先、4人は秘密結社の白虎幇に襲われる。相手にせず、その場を後にするゴーシャオたち。
白虎幇に近づけば黄金の行方を探れるかもしれないと考えたゴーシャンは、サンニャンたちと一緒に“悪人の谷”へ向かう。悪人の谷は白虎幇が仕切っていた。
白虎の親分は「救援金さえ渡せば、苦しまずに死ねるぞ」とゴーシャオに言う。「金は持ってないし、差し出すほどの命でもない。頼みがあって来た」と言うゴーシャオ。親分はゴーシャオたちが黄金をどこかに隠している故郷の民の敵だと思っていた。「家族が被災したのか?」とゴーシャオが聞くと「洪水で助かったのは末の妹だけ。全員、死んだ。あの黄金は救援金だ。それなのに良心はないのか!」と言う親分。ゴーシャオは「救援金を盗むようなひきょう者が、危険を冒してここに来ると思うか」と言う。
信じてもらうため、親分に5回殴られても立つと言うゴーシャオ。ゴーシャオは親分に何度殴られても立ち上がる。信じないと言っていた親分はゴーシャンの顔の前で拳を止める。
ーつづくー
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇΣ( ° △ °|||)
イン・ウーチウがまさか裏切っていたなんて!!
ルーイーの名前まで出してやらせておいて、ひどすぎる。
イェン・ソンの悪事を暴くためっていうわけでもないよねヾ(・ω・`;)ノ
じゃあ、配下が斬首刑に…というお話もウソなのね…。
ハイ・ルイがゴーシャオたちとイン・ウーチウの会話から、何かに気づいてくれるといいんだけど。
でも、罪人たちが口裏を合わせているとしか思わないかな…(o´д`o)=3
親分とどうなるかも気になる。
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