「リャンリャンを守るのは誰」
迎えに来てくれた時、嬉しかったと言ったチー・イーは「だけどあの頃、父さんは必死で返済してたのに完済を前にしてまたトラブルが」と母に話す。「謝らなくていい、分ってる。母さんの言葉を信じてほしい。誰よりもあなたを愛してる。長年忙しく働くうちに心の傷は忘れたと思っていたの。でも今になってそれは間違いだと気づいた。心の狭い私を許して」と言う母。チー・イーは母さんに会いたくなったら電話してもいいか聞く。母は笑顔でうなずく。
帰ると言う母を「家はどこ?送るよ」と言うチー・イー。母は「友達の家にいるの」と答える。友達は私と同じで家族がいなくて励まし合える人だと。チー・イーは「家に戻ってよ」と頼むが、母は何も言うことができない。その時、母にメールが届く。
母は友達が迎えに来たことを伝え「父さんと私の間には、まだ問題が残ってるの。体を大事にして」と言ってタクシーに向かう。
チー・イーに微笑んでから、タクシーに乗る母。
タクシーの中にはジャーユが乗っていた。
チー・イー母の手を取り「大丈夫?」と言うジャーユ。チー・イー母は笑顔を作るが、すぐに顔が曇ってしまう。
家に帰ってきたチー・イー父とリャンリャン。チー・イー父が「母さんの様子は?」と言い、リャンリャンも「2人で仲良く話せた?」とチー・イーに聞く。うなずき「でも母さんは変わった」と言うチー・イー。昔の母さんより強くなった、どんな経験をしたのかな、と。それを聞いたチー・イー父は「20年もの間、たった1人の暮らしで苦労したんだろう。心の中で息子を思いながら、つらかったはずだ。忙しさで孤独を紛らわせたんだろうな」と心を痛める。「でもお母さんはもう孤独じゃない、大事な人に会えたもの。2人でお母さんを支えてあげて。それが家族でしょ?」と励ますリャンリャン。その言葉で、落ち込んでいる場合じゃない、と思ったチー・イー父は、リャンリャンに感謝し「次は私たち親子が努力する番だ」と言う。
前向きな気持ちになり、部屋へ行くチー・イー父。
リャンリャンも寝るために2階へ行こうとする。そんなリャンリャンの腕を引き、自分の膝に座らせてしまうチー・イー。
チー・イーは「ありがとう。今日は人生で一番幸せだった気がする。だから俺さえもっと努力すれば母さんは必ず帰ってくる。元の家族に戻れるんだ。そうだろ?」と言う。うなずき「これからも、あなたのそばにいてパワーを注入する」と言うリャンリャン。
リャンリャンと見つめ合ったチー・イーはキスをしようとする。しかしジャーユのことが頭をよぎり、リャンリャンは顔をそらしてしまう。それでも頬にキスをするチー・イー。
翌日。リャンリャンが社長室へ行くと、ソファに座りながらチー・イーとジャーユが仕事をしていた。来週の莱雅社との会議資料をジャーユに渡すリャンリャン。受け取ったジャーユは、ワザとチー・イーに「今夜、一緒に食事しない?」と言う。「仕事中にする話じゃない」と返すチー・イー。
リャンリャンが社長室を出ると、困った顔をしたメイが来る。「どうしたの?」とリャンリャンが聞いていると、チー・イーも社長室から出て来る。
メイはこの間の男・ジェリーをさっき外で見かけたと2人に話す。それが聞こえ、泣き出すジャーユ。ジャーユは駆け寄ったチー・イーに抱きつき「まだ私をあきらめてないのよ。どうすれば…」と言う。
チー・イーはジャーユを連れ、ジェリーの元へ行く。「彼女に関わらないでくれ」とチー・イーが言うと「君が幸せにすると?愛してるのか?彼女の前で誓ってみろ」と返してくるジェリー。誓えないと言うのなら俺が彼女を連れてアメリカに帰ると。身勝手なことを言うジェリーに「どうするか選ぶのは彼女だ」と言うチー・イー。ジェリーは「俺は1週間たったらアメリカに戻る。答えを待ってる」と言うと帰って行く。
ジャーユを気遣うチー・イーに落ち込むリャンリャン。ディーンがそっと寄り添ってくれる。リャンリャンは「ジャーユが言ってた。社長と彼女の間を私が妨害してると。その言葉をすごく実感してる」と話す。「ジャーユのことよりも自分の心の中をよく見極めるんだ。もちろんチー・イーの態度も」と言うディーン。
コピーをとっていたリャンリャンとチー・イーが意識し合っているのを見たジャーユは「私も使うの。早くして」とリャンリャンに言う。慌てたリャンリャンはコピーしていた紙を落としてしまい、偶然、通りかかったディーンが拾うのを手伝う。「原本も持たずに来て、人をせかすのか?」とディーンはジャーユに言う。
ジャーユのしたことを知っていても何も言わないチー・イーに怒り、ディーンはリャンリャンを連れ社長室へ。わざとドアを強く閉めるディーン。
ディーンはチー・イーに「どうする気なんだ聞く。チー・イーは何も答えず、ディーンはチー・イーの胸ぐらをつかむ。もう一度「どうする気だ」とディーンが聞くと、チー・イーは「今は何も答えられない」と答える。「君に言ったよな?逃げる気なら俺は黙っていない」と言い、ディーンはリャンリャンの手を引いて社長室を出て行く。
リャンリャンを家まで送ってきたディーンが玄関まで来ると、チー・イーが帰って来る。何も言わず、チー・イーの肩に自分の肩をぶつけ出て行くディーン。
リャンリャンの部屋の前まで行ったチー・イーは、ノックをしたあと「夕食は食べたか?」と聞く。泣いていたリャンリャンは「もう寝るの」とだけ答える。
楽しかった記憶は、思い出すほど心が苦しくなると感じるリャンリャン。
翌朝。出勤するリャンリャンをディーンが迎えに来る。驚くチー・イー父。
リャンリャンがディーンの車から降りると、ケイトとアレックスがケンカをしていた。パン職人になるというアレックスに甘いと言うケイト。店を持つには設備にもお金が必要、パンも1日に何個作れるのかと。それでも自分の夢である店をどうしても作るとアレックスは言い張る。
ディーンはジェリーとの件をどうする気かチー・イーに聞く。チー・イーは卑怯な手口を使いリャンリャンを追い出そうとしたジャーユを疑っていた。「彼女が尻尾を出すかと思い、センに監視させてる」と話すチー・イー。センからの報告では、ジェリーからの電話が最近多いそうだと。
チー・イーとディーンは探る相手はジャーユではなく、ジェリーだと思い付く。
再びジェリーが会社に現れる。話がしたい、とチー・イーに言うジェリー。
ディーンはチャオ社長からジェリーの父親の名刺をもらう。その時「アメリカに行った姪とは何度か電話で話した。ジャーユはいつも泣いてた。つらそうだったな。ジェリーの父と私は親しい仲だが、若い2人の関係まではさすがに聞きにくい。連絡する気なら怒らせないよう注意しろ」と言われたディーン。
ジェリーはチー・イーと屋上へ行くと「3年前、彼女は君と付き合っていた。今も彼女は君を愛してる。3年前、まだ君がうちの子会社にいた頃、毎日必死に働いてた。いつきか自分が経営者になるために。君が成功した案件のことを?」と言う。「君が言うのはジャーユが交換条件として君を選び、俺を起業に導いた案件か?」と聞くチー・イー。「そうだ」とジェリーが言い、チー・イーは「しかし今、思い返してみても、あの案件は成功を確信してた。本社のトップ、つまり君の父親も俺の提案に賛成していた」と返す。交換条件など必要なかったはずだと。
「表面上は成功に見えたとしても平社員には知り得ないこともある。自分の実力で代理権を獲得したと思っていたか?君の思い込みだ」と話すジェリー。さらにジェリーは自分が訪ねてきた目的は、そのことを伝えるだけではなく、ジャーユへの愛を誓うことができるか聞くためだと言う。
ジェリーがチー・イーをせかすのはジャーユから頼まれていたからだった。ジェリーがなぜチー・イーにこだわるのか聞くと「孤独な私のため彼は家族になろうとしてくれた。でも、あの頃は若すぎた。迷いがあったの。彼の愛は私が望むより深くて、怖くなって逃げたわ。逃げた後で自分が怖がってた愛がどんなに大切か気付いたの。どんなに後悔したか」と答えたジャーユ。
彼女を幸せにできるか今すぐ答えを聞きたい、とジェリーはチー・イーに迫る。チー・イーが答えられずにいると、2人の様子を見ていたジャーユが、ワザと「私にはあなただけ」と言いながら泣き出す。そのままジャーユは倒れてしまうが、それもチー・イーに罪悪感を抱かせ、自分から離れられなくするジャーユの作戦だった。
チー・イーはジャーユを支えながらエレベーターに乗る。後から来たリャンリャンの顔も見なかった。
ジャーユを助手席に乗せ、車を走らせていたチー・イーにディーンから電話が。ジェリーの父親に電話をかけ、ジェリーの頼みで提案を採用したと聞いたディーンは「ジェリーの話は本当だった」とチー・イーに伝える。
病院のベッドで目を覚ますジャーユ。チー・イーが先生を呼びに行こうとすると、ジャーユがチー・イーの手をつかむ。
ジャーユは「私が心配?」と聞く。うなずくチー・イー。
チー・イーとジャーユのことを考え、リャンリャンは仕事中もぼんやりとしてしまう。そんなリャンリャンを心配するケイト。
夜。病院にいるジャーユに電話がかかってくる。ジャーユは少しだけ話たあと電話を切り、チー・イーに話があると言う。そして「あなたのお母さんは私にとって唯一の親友よ。“ジャン・シャオナー”、私の親友の名前よ」と言うジャーユ。彼女も私しか親友がいない、家に戻るよう説得できるのは私だけだと。
ーつづくー
ジャーユの気持ちも分らないけど、もっと分らないのがジェリー(;´д`)ノ
愛してるからジャーユのためにいろいろしてあげたいと本人は思っているのかもしれないけど、罪悪感だけでチー・イーがそばにいてくれるようになってもジャーユは幸せになれないよね。
結果的にジャーユが不孝になるのに…(o´д`o)=3
チー・イーも動揺している様子。
さらにお母さんを説得できるのは自分だけだとジャーユに言われちゃった。
大丈夫かな?(;д;)
ジャーユの力に頼らず、自分とお父さんで説得してほしい!!
この状況ではリャンリャンもつらいね(;_;)
優しいリャンリャンは、病気のジャーユのことも考えてしまって…。
ジャーユがチー・イーのために去ったのではなく、自分のために去ったと早く誰か気付いてて〜〜〜ヾ(・ω・`;)ノ
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ディーンさんが二人を支えていますね。
齋翼パパには驚きでした!
亮亮は本当に優しいですよね。
ただ優しいだけでなく、
齋翼のことを本当によく考えていて
さまざまな雑音に、負けないで欲しいですよね。
もちろん齋翼も^^
疑ってたチー・イーにとって、ジェリーの話は本当だったなんて・・・・
でもジャーユは今更後悔しても遅いよね。
ブラックさでは、ジャーユと鄭児が被って見えるんですが。
次回の予告をちらっと見て・・・・・(T_T)