台湾ドラマ「王子様をオトせ!」第38話 あらすじ

「太陽のような存在」


用意ができたよ、とジャーユに言うリャンリャン。リャンリャンはソファーでぼんやりしていたジャーユを無理やりダイニングテーブルの席に座らせる。
「手料理を味見して」と言って、リャンリャンはジャーユの茶碗におかずを乗せる。早くたべるように言われ、箸を持つジャーユ。

2杯目のごはんをよそってきたリャンリャンは「人間は満腹になったら心が休まるの。私はつらい時、楽しいことだけ考えるようにしてる。おいしい食べ物のことや友達と出かけたり、おしゃべりすること。今みたいにね」と話す。「私のこと“友達”と思ってるの?」と聞くジャーユ。リャンリャンは「そうよ。友達だから一緒に食事もするの」と答え、今度一緒に遊びに行く約束をしようと言う。


食後にブレスを作り始めたジャーユに「私にも教えてほしい」と言うリャンリャン。
リャンリャンがワイヤーの先を見つけられないでいると、ジャーユは黙って見つけてくれる。


ズカフェに行ったチー・イーは、そこにいたディーンにリャンリャンが来たか聞く。「いいや」と答えるディーン。

いなくなったリャンリャンがどこへ行ったか考えるチー・イーとディーン。2人は優しいリャンリャンが、ジャーユの元へ行ったと思いつく。
今のジャーユは危険だと、2人は急いでジャーユの家へ向かう。


ジャーユはソファーで眠ってしまったリャンリャンの側へ行く。クッションを手に持ち、リャンリャンの顔に近づけていくジャーユ。しかしジャーユはクッションを枕がわりにしてあげただけだった。
ジャーユはリャンリャンが“私はつらい時、楽しいことだけ考える努力をしてるの”と話していたことを思い返す。そこに呼び鈴が。そして「ここを開けろ」と言うチー・イーの声がする。

ジャーユが玄関を開けると、チー・イーはすぐにソファーで横になっているリャンリャンが目に入る。急いで中に入るチー・イーとディーン。2人はジャーユがリャンリャンに何かしたと思ってしまうが、ジャーユは「寝てるだけよ」と告げる。

チー・イーたちと一緒にジェリーも来ていた。ディーンはジェリーと話をするようジャーユに言うが、ジャーユは「嫌よ」と言う。そしてみんなに「帰って」と言うジャーユ。
帰り際、リャンリャンは「料理は全部食べて。また作りに来るね」と言う。


家に帰ってきたリャンリャンの腕にあるブレスを見て「これは?」とチー・イー母が聞く。「ジャーユがくれました」とリャンリャンが言うと「ジャーユが君に?」と驚くチー・イー。リャンリャンは「寝ちゃったせいで完成できなかったから」と言う。
夕食をジャーユの家で食べたことを話し、リャンリャンは自分の部屋へ行く。
チー・イー母は「あなたが彼女を好きな理由が分かる」とチー・イーに言う。


バズカフェで疲れて居眠りをしていたアレックスに、ディーンはケイトに君の努力を言葉で伝えたら?と話す。黙っていると彼女は不安になるだけだと。


プリンセスが旅行から帰ってくる。ケイトは明るく振る舞うが、すぐに無理をしていると分かるプリンセス。プリンセスがアレックスとどうなったか聞くと、ケイトは「私たち、別れた」と答える。

プリンセスは今回のことはあなたが悪いとケイトに言う。アレックスは臆病で優しい北極グマだったのに、勇気を出して冒険しようとしてる、その彼を応援しないどころか頭から否定するの?と。「私だって応援したい。でも何の相談もせずに辞職するし、私の存在を完璧に無視してる、私に向き合う姿勢さえ見せない、と言い返すケイト。
「バカすぎて腹が立つ」とケイトが言うと「あなたもバカよ。自分の気持ちを彼に伝えたら?」とプリンセスは言う。


チー・イーとリャンリャンが家に帰ってくると、チー・イー母がお弁当を作っていた。チー・イーに「父さんに届けて」と言うチー・イー母。「父さんに電話したんだな?」とチー・イーが聞く。チー・イー母は「電話して驚いた。ツナ缶だけをおかずに食事してたのよ」と答える。


夜。リャンリャンは自室で「おじさんはお弁当を見て大喜びでした」とチー・イー母に話す。そして、今日ジャーユに電話をしたか聞くリャンリャン。チー・イー母は「したけど出てくれない」と答える。
リャンリャンはジャーユの家族がどこにいるのか聞く。チー・イー母は「可哀想な子でね、彼女の母親は愛人だったの。家族からは勘当されたも同然で、ジャーユを1人で育てた。ジャーユが9歳の時、父親が亡くなったの。彼女は父親のことをずっと恨んでたわ。彼女の母親は死ぬ前、彼女の父親の悪口を繰り返してた。彼女が16歳の時、母親も亡くなった。間もなく母親の親戚が手を差し伸べ、彼女を引き取ったの」と話す。母親は恨みや不満を娘にぶつけた、でもジャーユは耐えるしかなかった、そして心に開いた穴を埋めることに必死になったと。

顔を曇らせたリャンリャンに「どうしたの」とチー・イー母が聞く。「思ったんです、両親がいない環境で育つなんて私には想像もできないって。あまりに寂しい」と答えるリャンリャン。チー・イー母が「ジャーユが心配?」と言うと、リャンリャンは「もちろん．彼女はあまりに孤独ですから」と言う。
「誰かが心の扉を開けてくれたら太陽の下に飛び出せる」とチーイー母は話す。


リャンリャンがジャーユに会いに行くと、差し入れを持ったジェリーが玄関の前にいた。
「ジェリーも私も差し入れを持って来たの。ここを開けて」とリャンリャンはドア越しにジャーユに話しかける。ジャーユの反応がなく、ジェリーは「ジャーユ、嫌ならいい。差し入れはドアの前に置いておく。受け取ってくれ」と言う。

リャンリャンはジャーユの過去について、シェリーにも話す。


“金融フォーラム　台湾の逸材”として雑誌に載るリー部長。それを社内でリャンリャンやケイトたちが見ていると、作ったパンを持ったアレックスが来る。
不機嫌なケイトに「君への思いをパンに託した」と言うアレックス。食べれば分かると言い、アレックスは帰って行く。

パンの中に紙切れが入っていることに気づくライアン。パンに入っていた全部の紙切れを組み合わせると“真心と愛情で焼いたパンたちは、君への愛のしるしであり、僕らの未来を約束してる”となる。嬉しそうに笑うケイト。


チー・イーとリャンリャンが帰宅すると、今度はチー・イー父が家に来ていた。キッチンで料理をする母を見ながら、こっそり「招待されたの?」と父に聞くチー・イー。父は「父さんから電話して、押しかけて来た」と言う。


食後。チー・イー母とチー・イー父は外で2人きりで話す。風が吹き、チー・イー母がくしゃみをすると「昔と変わってない」と言うチー・イー父。


翌日。リャンリャンは同僚たちに「励ましのメールをジャーユに送ってみない?」と提案する。みんなは賛成し、ジャーユにメールを送る。


家にいたジャーユは、次々と届いたメールに目を通す。リャンリャンたちの励ましのあと、最後に届いたチー・イーの“みんな心配してる。必ず返信しろ”というメッセージを読むジャーユ。

ジャーユはカーテンと窓を開け、ジェリーに“台湾にいるの?”とメールを送る。


再びパンに入っていた紙を集めて読むリャンリャンたち。今度は“パンに託した愛が分かった?きっと分かるはず。愛してるという気持ち”となり、ディーンはケイトに「彼の気持ちが届いた?2回目の求婚はOK?」と聞く。迷うケイト。


社長室で感慨深げに立っているチー・イーに「どうしたの?」とリャンリャンが声をかける。「明日でGAZEともお別れだ」と言うチー・イー。リャンリャンは「これからは会社に来てもあなたがいない。社長室に呼ばれて叱られることもない。寂しくなるな」と言う。チー・イーは笑い「ずっと一緒だ」と話す。リャンリャンが「指切り」と言うと、チー・イーはかわりにキスをする。


公園のベンチで、チーイー母が美術品を扱う仕事を知り、必死に勉強したという話を聞いたチー・イー父。そんなチー・イー母にチー・イー父は「家族に戻らないか?」と言う。


今日のパンにも紙が入っていた。“愛するケイトへ。覚悟が決まった”まで皆で読むと、ケイトの後ろから「結婚してくれ」と言うアレックスの声がする。
振り返ったケイトは、涙ぐみ「私の命令よ。うちへ戻ってきなさい」と言う。「了解です」とアレックスが返し、アレックスに抱きつくケイト。皆も祝福する。


GAZEにチャオ社長が来る。
社員を企画部に集めたチー・イーは「今日で会社を退くにあたり、わが社が華聯の傘下に入ることを発表する」と告げる。僕は今後、華聯の役員としてアジア市場での開拓を担う、と。


ーつづくー


ジャーユもリャンリャンのおかげで前向きになれたみたい(*´ー｀*)
クッションを手に持った時はドキドキしたけど、ちゃんとリャンリャンの気持ちは届いていたのね。
ジェリーと会って、どんなお話をするんだろう?

チー・イー母もリャンリャンの良さが分かってくれたし、本当に良かった。
さすがリャンリャン!
チー・イー母ももうチー・イー父のことを許しているはず。
じゃなかったらお弁当作ったり、お料理作ったりしないよね(*´艸｀*)

全39話なのに、なぜか今回が最終回だと思い込んじゃってた私…。
次回が最終回でした(￣▼￣|||)
どんな結末が待っているのか、すごく楽しみ!!!




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