「ヒミツの奥義書」
黒服の男たちに襲われてケガをした洪暁東(ホン・シャオトン)の腕を、泣きながら手当てする莫涵(モー・ハン)。「かすり傷だろ」と暁東が言うと、莫涵は「暁東さんがケガして平気でいられる?」
と返す。
泣きじゃくる莫涵を暁東は握った拳でなでる。その様子を彭澤(ほう・たく)が見ていた。
夜。章顕婷(チャン・シエンティン)は暁東の部屋に忍び込み、隠しカメラを仕掛けようとする。しかし慌ててソファの下に貼付けたため、部屋を出て行った後、床に落ちてしまう。
徐嘯天(じょ・しょうてん)と彭澤は、根城で何の手掛かりも見つからず、暁東を捕らえて九転夜明珠(きゅうてんやめいしゅ)を奪おうと考える。
そっと部屋へ近づいている時、暁東が部屋のドアを開いてしまい慌てる2人。彭澤たちは笑ってごまかす。
「ちょうどいい、話がある」と言い、暁東は2人を下へ連れて行く。
2人にビールを飲ませ「今日、2人には助けられた。借りは作りたくない。これはせめてもの気持ちだ」と言って封筒を取り出す。彭澤は世話になっているから帳消しにしようと言うが「それじゃ俺のポリシーに反する。それに今日は協力できて楽しかった。お礼をしたい」と話す暁東。そして、何年も収集してきたレア物だぞ、絶版だからもう売ってない、じっくり研究すればいい夢が見られるぜ、と言うと暁東は行ってしまう。
敵のくせに、なかなか義理堅いと思う彭澤。
彭澤と徐嘯天は封筒から出した本を開く。それはいかがわしい本だった。「我らは修練に励み、男の貞を守ってきた。墜落するなど先祖に申し訳が立たぬ」と彭澤が言う。しかし、秘密の奥義書なら習得の機会は滅多にない、ここでは女体で根性を鍛えるのだろう、と思い直す。
2人は鼻血を出しながら、再び本を開く。
“追追追”のリポーターが白昼堂々とカーチェイスをしたことで、局に視聴者からの投書がたくさん届いてしまう。局長に「緊急事態だったんです」と話す顕婷。銃で狙われたんですよ、死ぬところでした、と。「じゃ、なぜ無事だ」と言う局長。顕婷は「ある男が突然現れて、10人…20人相手に助けてくれたんです」と説明する。すごいと思った局長は「取材を受けてもらえるか?」と言い出す。
局長は箱を取り出し「スクープを狙え。嫌ならこれで天気予報だ」と告げる。これって?と言いながら顕婷が箱を開けると、中にはビキニが入っていた。やりたくない顕婷は「1週間で大スクープをモノにします」と言ってしまう。
探偵事務所に依頼を取り下げる電話が相次いでかかってくる。そこに朱可尚(チュウ・クーシャン)が来る。元気のない莫涵に「どうした」と聞く可尚。莫涵は「楊社長に目をつけられたかも。どうやら楊社長がうちの依頼人を脅してるらしいの」と答える。このままじゃ、うちの事務所は終りだと。
話を聞いていた彭澤は「皆が大変な時に迷惑はかけられん」と出て行こうとする。莫涵は止め、可尚も暁東が何とかすると言う。
2人に説得され「では、お言葉に甘えて。我らもできる限り力になる」と言う彭澤。そこに荷物を持った顕婷が。
顕婷が今日からここで暮らすつもりで来たと知り、莫涵は暁東に電話をかける。
「事務所に住み着く気か?」と言う暁東に「約束したでしょ、タダ働きするわ」と答える顕婷。暁東は「構わないぜ、だが今はダメだ」と返す。
電話を切った顕婷は「いいと言うまで、毎日、来てやる」と莫涵に言うと帰って行く。
暁東は事務所のソファに座りながら「盗撮カメラの電波妨害機を作れ」と左佑守(ツオ・ヨウショウ)に命じる。部品の取り寄せに数日かかると佑守は言うが、暁東は「待てるさ、あの女もな」と返す。
ヨウションが手配に行き「章顕婷め、探偵事務所でスパイだと?お手並み拝見だ」とつぶやく暁東。別のソファて眠れずに横になっていた彭澤は“洪西東め、良からぬことを企んでいるな”と思う。
翌朝。彭澤から眠れなかったと聞いた徐嘯天は「そりゃ変だな。洪西東を捕らえに行く際、都統に霊脂蘭を頂いたろう。その効果かぐっすり眠れるし、勢力がみなぎり力も倍増してる。調子でも悪いのか?」と話す。「洪と同じ根城にいて眠れるわけがない」と言う彭澤。徐嘯天は「俺が思うに、洪殿は食べ物や住む場所を与えたうえ奥義書まで譲ってくれた。悪い奴じゃない」と言う。彭澤は「分かっておるが、この奥義書は人の心を惑わす。見ると自制が利かなくなるのだ」と言って、手に持っていた本を投げ捨ててしまう。
せっかくの奥義署が…と言う徐嘯天に「お前の最大の弱点は何だと思う?他人を信じすぎることだ。洪に利用されているのが、なぜ分からぬ」と言う彭澤。彭澤の言うとおりだと思った徐嘯天は「今夜、奴が眠った隙に襲撃をかけよう」と提案する。しかし彭澤はれっきとした錦衣衛が不意打ちなど卑怯だと言い「奴は腕が立つ時とてんでダメな時がある。一度腕比べをして実力を測るのだ」と話す。徐嘯天が莫涵と指きりをした約束を気にすると「もちろん約束は守るが、あくまでも莫さんの前でだ。彼女さえその場にいなければ?」と彭澤は言う。アニキは悪知恵が働く、と納得する徐嘯天。
徐嘯天が本当に力がみなぎっていると感じた彭澤は「霊脂蘭を飲んで、他に何か兆候はないか?」と聞く。徐嘯天は「霊脂蘭ってのは大いに体を補う霊薬だろ?俺の感じじゃ食欲が旺盛になり、体も強くなった」と答える。
暁東は“楊社長は元兵器ブローカー”という情報を神龍から受け取る。“兵器を仲介してたのか”と思う暁東。
彭澤は腹の具合が悪いと、莫涵に「薬などはないか?」と言う。莫涵が薬を取りに行っている間、暁東に決闘を申し込む彭澤。しかしイヤホンでロックを聞いていた暁東は気づかない。そうこうしているうちに莫涵が薬を持って戻ってくる。
莫涵が「コーヒーを入れたわ」と言っても暁東が何も言わず、彭澤は無視をしたと思って怒り出す。そんな彭澤に「音楽を聞いてるのよ」と言う莫涵。
莫涵は暁東にイヤホンを外させ、改めてコーヒーを入れたことを伝える。彭澤が「この物体は?」と言い、イヤホンだと教えた暁東が「使ってみろ」と彭澤の耳へ持って行く。あまりの騒音に驚く彭澤。
テレビで顕婷が博物館で行なわれる世界宝石展のリポートをしているのを見た莫涵は、夜明珠を捜している彭澤に「宝石展へ行ったら?」と話す。
その横で暁東が顕婷のコスプレが似合ってると笑う。不愉快な莫涵は「なぜ事務所に住むことを許したの?」と暁東に聞く。「それはだな」と暁東が笑い出し、莫涵は「一緒に暮らせるのが嬉しいわけ?」と言う。「そうさ」と答える暁東。暁東は心の中で“この俺様をネタにするなんて宣戦布告したも同じだろ”と思う。
莫涵がいつもそばにいるため、彭澤たちは暁東に手が出せない。それよりも彭澤は宝石展のことが気になっていた。
暁東と一緒に出かけることになり、家に残る彭澤たちに夕食は何がいいか聞く莫涵。徐嘯天がカップ麺を食べたいと言い「この前、窯の使い方は教わった。今日は我らで作るゆえ心配ない」と彭澤が話す。莫涵は「じゃ、お湯だけ沸かしておくわね」と言う。
テレビを見ていた彭澤たちは、お湯を沸かしていることをすっかり忘れてしまう。火が消え、ガスが充満し、朦朧としてくる2人。そして、とうとう2人は意識を失ってしまう。
帰ってきた暁東は、ドアを開けた途端にガスの匂いに気づく。ガスを止め、部屋中の窓を開ける暁東。
暁東は徐嘯天に心臓マッサージをしながら、2人に酸素缶の酸素を吸わせる。
2人の脈が安定し、莫涵は彭澤たちのために薬を煎じる。酸素缶に感心する2人に「そっちこそ、すごい回復力だ。さっきまで倒れてたのに」と言う暁東。常人を越える体で漢方医も驚いていたと。「実はだな、俺たちは霊脂蘭ってのを…」と徐嘯天が言いかけ、それを彭澤が止める。暁東は「霊薬の類いなら副作用に気をつけろ。ハイになったはいいが、突然、倒れてお陀仏になるぞ」と言う。
「とにかく無事でよかった。死なせるくらいなら建物を焼く」と言う暁東。彭澤が「この屋敷よりも我らの命のほうが大事だと?」と聞くと、暁東は「部屋は探せるが、命は失ったら終りだ」と答えて行ってしまう。
翌日。宝石展へ行きたいと暁東に話す彭澤。貴重な品を展示しているため、ラフな格好のままでは入れないと莫涵が言う。楊夫人から1回目の報酬が入った暁東は、遊びがてらスーツを買いに行こうと話す。
遊びと聞いて、姿を現す佑守。あきれる暁東に、佑守は「例の代物なら作っておいた」と暁東に渡す。
皆で出かける前、暁東は佑守から受け取った電波妨害機を仕掛ける。そして「これで迎え撃ってやる“追追追”め」とつぶやく。
ショッピングモールを見て海浜市の城主が住んでいると思う徐嘯天。莫涵は宮殿ではなく、昔の市場のようなものだと教える。
ーつづくー
奥義書!!!
まさかの内容で(≧∇≦)ノ彡
いかがわしい本を真面目に2人が見ようとして可笑しいったら(*≧ω≦*)
神龍って女性だったのね!!
自分の身分を隠している感じ?
今後が楽しみ♪
事務所の中に置いてある車は、莫涵が暁東にあげたものだったのか…。
お給料で買ってあげたのかなぁ?
莫涵、暁東に尽くし過ぎ(;д;)
「部屋は探せるが、命は失ったら終りだ」って暁東かっこいぃぃぃぃぃぃぃぃo(≧▽≦)o
そして霊薬は危険な感じ…大丈夫かなヾ(・ω・`;)ノ
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
もうひとつ、ロック(亡国の音!)を聴いてる暁東のコミカルな姿にも大爆笑でした。
びっくりしたのは徐嘯天の意外な6パックの筋肉モリモリの上半身。
暁東もノースリーブが多いし。変なとこばっかに目がいってしまいます〜
最近、電磁調理器だと自動的に消えますが、
ガスはそういうわけにはいきません。
いくら適応力があっても現代人でない二人には
気を付けてもらわないと、、、ですね。
それにしても「奥義書」には大笑いでした。
二人の反応も面白いですが、
暁東のやんちゃさもよかったですね。
何か影があるところもこれから見えてくるみたいで、
続きが楽しみですー