「親孝行大作戦」
お年を召した方は喜怒哀楽が激しく、情緒が不安定ですぐに興奮すると軍医から聞いた葉昭(ようしょう)。義母・趙太妃のために処方してもらった薬を煎じていると祖父・鎮国公(ちんこくこう)が来る。しばらく話していたが、秋水(しゅうすい)が「名家の子息が新兵に紛れていました。処分は?」と聞きに来たため、葉昭は火加減を鎮国公に頼み、秋水と厨房から出て行く。
薬湯の味を見た鎮国公は、苦すぎて飲めないと塩や葱、醤油、そして仕上げに唐辛子をたくさん入れる。そのせいで死ぬほど辛くなり、鎮国公は逃げてしまう。
厨房に戻って来た葉昭は、祖父がいないことを不思議に思いつつも薬湯を飲んでみる。まずいと感じるが「軍医が処方した薬は変わっているな」と思うだけで何の疑いも持たない。
薬湯を飲んだ趙太妃は、あまりの辛さに部屋中を駆け回る。そして唇が赤く腫れてしまう趙太妃。そこに趙玉瑾(ちょうぎょくきん)が来る。
母の唇が葉昭のせいだと分かり「約束は撤回する。今後は母上に仕えるな」と言う玉瑾。しかし葉昭は「だめだ。嫁は姑に孝行すべきゆえ、挨拶を続けます」と言う。「孝行せずとも結構よ。あと数年は生きていたいもの」と趙太妃が言い、玉瑾は母を奥へ連れて行く。
葉昭は義母とうまくやっていく戦略を葉家軍に考えてもらうことに。問題は3つ。1つ目、嫁と仲良くする方法。2つ目、夫人方が好む話題。3つ目、姑に孝行する際の戦術だった。「どう姑に尽くすべきかを、自分の嫁や母に聞いてこい」と言う葉昭。
皆が家に帰った後、秋水が来る。葉昭が「狐狸(胡青)は?」と聞くと「軍師は…母も嫁もいないゆえ、役に立てないと。気落ちしている大将軍のために、大覚寺で線香を上げ、精進料理だけを口にして家内安全を祈祷するそうです」と答える秋水。胡青が逃げたと思った葉昭は、呼び戻すよう命じる。
秋水は修練をする胡青(こせい)を見ながら、恋に身を焦がしていると感じる。
“戦場にいる時だけあなたの無二の伴侶でいられる。人前では今後も軍師に徹しよう。夫婦円満であるよう策を弄する”と思う胡青。
修練を終えた胡青のそばまで歩いて行った秋水は、葉昭が呼んでいることを伝える。「姑にお仕え中では?」と胡青が聞く。秋水は「その件で助けが欲しいと」と言う。
「焦る必要はない」と言った胡青は、秋水と秋華も些細なことでけんかをしていることを確かめると「長年、共にいる姉妹でさえ衝突するなら、嫁と姑が最初から仲良くできようか」と話す。秋水が「では何をすれば?」尋ね「2点だ。1つ、時をかけてお互いを理解する。2つ、距離を置き、お互いを尊重する」と答える胡青。
皇太后の体調がすぐれず重病かもしれないと思った玉瑾と趙太妃は参内する。
自分の病が消痩症だと分かったと話す皇太后。これからは粗食に切り替え、甘い物を控えると。
皇太后は、最近、葉昭と仲良く暮らしているか聞く。玉瑾が言い淀み、趙太妃が「大将軍は毎日、私のもとへ挨拶に来ており孝行娘です。玉瑾ともむつんでいます」と答える。“大将軍”と呼ぶのはよそよそしい、姑として気を配りなさい、皇太后が言う。
皇太后は「葉昭は将家に生まれ、容貌も性格も普通の令嬢とは異なる。でも宋の支柱となる存在だわ。お前たちをめあわせたのは互いに補い合ってほししいからよ。夫婦の道は一種の学問だわ。時をかけ、心を砕いてようやく習得できる。関係を維持する努力を怠れば、どんな良縁でもじきに切れてしまうわ」と話す。そして趙太妃に「あなたは姑として、息子に対する愛情の半分でも嫁に与えなさい」と言う。
杏花楼。葉家の将士たちに酒を振る舞う葉昭。
許多化(きょたか)が「秋華(しゅうか)さんをください。前から好きです」と秋老虎(しゅうろうこ)に言うが、教養や金持ちの家に嫁がせたい秋老虎は「お前なんぞに秋華をやれるか」と言い放つ。
葉昭たちが向かいにいると分かった玉瑾。一緒にいた劉隆(りゅうりゅう)が5大妓楼の10大美女が勢揃いしていることに気づく。
怒った玉瑾は自ら踊り、葉昭たちに見せつける。上品な曲で舞う玉瑾は美しく幻想的だったが「我々は酒を飲み大騒ぎしていますが、郡王は静かな曲に身をゆだねます。我々が凡庸で低俗だとあざけっているのです」と胡青が葉昭に意味を教える。
ばかにされていると分かった葉昭は、軽身功で向かいまで飛ぶ。「ヒキガエル、くそ虫、シラミめ!」と言う玉瑾。しかし葉昭は「愛すればこそ相手を罵倒するするとか」と言い、玉瑾を引き寄せ口づけする。そして突き飛ばすと、再び葉家の将士たちのもとへ戻る葉昭。
胡青が「この“戦”をどう進めるおつもりで?」と葉昭に聞く。葉昭は「序盤が肝心だ。奇襲をかける」と答える。「攻略できなければ?」と言う胡青。葉昭は「まずは退き、相手をおびき出す」と返す。胡青が「いつ出撃を?」と尋ねる。「今宵だ」と葉昭は言う。これまで私は獲物を逃したことはない、南平郡王、覚悟しておけ、と。
屋敷に帰って来た玉瑾は、書斎に葉昭がいて驚く。「何の用だ?」と玉瑾が言うと、葉昭が「来ては悪いか?」と返す。「許せぬ。そなたは私から寝室も側室も奪った。最後の安息の地である書斎まで陣取る気か?」と言う玉瑾。そんな玉瑾に葉昭は離縁状を差し出す。手に取った玉瑾が「本気なのか?」と尋ねる。葉昭は「無理強いしたところで男の愛は得られぬ。それくらい分かる」と言う。
ーつづくー
趙太妃の唇が唇が(≧∇≦)ノ彡
葉昭も味見したのに、気づかないなんて!!
苦い薬はあっても、辛い薬はないよね。(たぶん)
葉昭と玉瑾、踊っていた時も男女逆転していた感じ(๑>◡<๑)
玉瑾は葉昭には冷たい(?)けど、基本的には正義感もあるし、優しいよね。
小麻雀を助けようとしたし、葉昭の甥っ子たちにも優しい顔していたし。
葉昭と心を通わすことができたら。きっと大切にすると思うんだけど…。
葉昭の“戦”がどうなるか楽しみ(*´艸`*)
玉瑾はこの結婚を嫌がっているけど、今回の戦も勝てるかな?
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
#ション・イールン #マー・スーチュン #将軍在上 #あらすじ
たまたま煎じ薬を見てほしいと頼まれた後、
薬に加えたアレンジはすごかったですね。
唇は大げさとしても、確かに激辛なはずw
皇太后から、葉昭に少しでも優しさを分けるよう
諭されたのをきっかけに
玉瑾母子の葉昭への見方をそろそろ変えてほしいです。
葉昭は玉瑾への態度は変わってきていると思いますし。。。
その一方で、胡青(狐狸)は切ないですね。
早くその思いに整理がつくといいのに。。。