「北伐を阻む敵」
秦檜は小満の家に行き、素性を調べるよう秦熺に命じる。秦熺はなぜ調べるのかを聞くが、秦檜は黙って調べろとしか言わない。
小満の家に行った秦熺。事前に予測していた梁興たちは、張用を父、大脚丫と独眼竜を兄にさせていた。小満が言っていたことと違いがないことを確かめ、秦熺は帰っていく。
隠れて様子を見ていた素素と梁興。
これで小満をただの小間使いだと思うはず、と素素は張用たちに話す。
張用は小満のよこした書き付けについて聞く。梁興は“北伐は秦檜に阻止さるべし”と書かれた紙を張用に見せ「秦檜の気持ちは、もう固まっている」と言う。「秦檜が北伐の障害なのは疑いようがない。北伐のためには一刻も早く秦檜を始末しないと」と言う素素。
秦檜の行動の裏をかいて一気に片付けることを考えるが、そのためには小満の協力が必要だった。素素が「今夜、屋敷に行って相談するわ」と話すと、1人で行くのは危険だと梁興も見張りとして一緒に行くことに。
秦檜の屋敷で小満と会った素素は「秦檜を殺ることにしたと伝えに来たの」と告げる。「簡単に殺せる男じゃないわ。護衛の者は多いし、近寄るのも無理よ」と言う小満。素素は「だから近づけるのはあなただけなの」と話す。小満は秦檜が自分に良からぬ考えを抱いていると気付いていた。「実は秦檜があなたの素性を調べさせたの。大丈夫、正体は知られていない」と言う素素。秦檜の意図を聞く小満に、素素は目を伏せ「下働きにする気ではないようね」と答える。
悩む小満に「それが嫌なら、ここから逃がしてあげる」と素素は言う。首を横に振り「駄目よ。この機会を無駄にできないわ。私が殺る」と言う小満。もう決めたと。
小満は“雅苑”へ連れて行かれる。湯あみと着替えをさせられる小満。
髪をとかされた小満は簪をつけようとするが「挿さなくていい」と取り上げられてしまう。
小満が寝台のある部屋へ連れていかれると、秦檜が現れる。「きれいだ」と言う秦檜。秦檜は「ここは私の書院だ。私はここで書を読んだり、書き物をしたりする。外の世界の喧騒も、ここでは忘れられる。心地よさと清らかさが味わえるぞ」と小満に話す。
秦檜と床を共にした小満は、燭台の針を目にし、寝台から抜け出そうとする。しかし秦檜に抱き締められてしまい、行くことができない。
戻らない岳飛に苛立つ高宗。そんな高宗に秦檜は「岳飛は私欲のため天下を取ろうとしています」と言う。陛下の命に従わなぬのがその証し、大事に至らぬうちに謀反は防がねばなりませんと。
高宗は韓世忠と張俊に即刻撤退を命ずる勅命を伝えるよう告げる。張俊は忠義一筋の男ですから勅命を受ければすぐに戻るでしょう、しかし韓世忠は岳飛と親交が深く、兀朮を宿敵と恨んでいます、岳飛と共謀でもしたら大変なことになります、韓元帥の陣には私が赴いて損はさせないと説明しましょう、と話す秦檜。「どんな手段を使っても、すぐに撤退させるのだ」と高宗は言う。
趙構は岳飛に金牌を下すことに。すぐに勅書を届けるよう、太監に命じる高宗。
秦檜は邪魔が入らないよう、秦熺に自ら金牌を届けるよう話す。必ず岳飛に手渡すのだと。そして、確かな者を使って、密書を張俊に渡すよう告げる。そんな2人の会話を小満が聞いていた。
小満は「岳兄さんを呼び戻すため、金牌が下されたそうよ。万一のために秦熺自らが金牌を届けるの」と素素たちに話す。
梁興は臨安から朱仙鎮までの一番の近道を金牌が通り、途中の宿場で馬を換えるはずだと考える。その宿場で我々は手を下す、と言う梁興。
梁興たちは宿場を乗っ取り、そこで次々と運ばれてくる金牌を奪う。
一方、高宗からの勅命を受けた超俊は、秦檜からの密書を受け取る。
高宗は撤退しない岳飛に怒っていた。夜もぐっすり眠れない高宗は、12枚目の金牌を届けることにする。「それでも戻らぬなら、首を斬れ」と言う高宗。
いつものように宿場で金牌を奪う梁興。そのすぐ後に金牌を持った秦熺が来る。戦いは激しいものとなり、素素をかばった梁興に剣が刺さってしまう。
「梁兄さん」と言いながら、梁興を抱き起こす素素。秦熺がその場から去り、梁興は「あいつらを止めるんだ。金牌を岳飛に渡せさせるな」と言う。もし金牌が止められなければ“撤退するな”と伝えてくれと。素素は泣きながら「分かったわ」と言う。
涙を流す素素の頬を拭い「これが初めてだな。初めて俺のために泣いてくれた。俺の人生に悔いはないよ」と苦しそうに言うと、梁興は素素の腕の中で亡くなる。
秦熺を追いかけるため、素素から無理やり梁興を放す独眼竜。
岳家軍の陣営に村の男衆が全員集まる。「我々の苦しい日々もようやく終わります」と岳飛に感謝する村人たち。岳飛も「中原は必ず奪還する」と皆に告げ、軍と民の心が1になる。しかし、そこに金牌を持った秦熺が来てしまう。「やはりこの日が、やってきたか」と絞り出すようにつぶやく岳飛。
秦熺は「陛下の勅命だ。“兵を率いて都に凱旋せよ”」と言う。なかなか受けない岳飛に「いいか、お前の意思がどうであろうと背くわけにはいかぬ。金牌の命は絶対だ。それでも動かぬなら、こで斬り捨てる」と言う秦熺。
秦熺が戻って行く。
岳飛は兵に「留まりましょう、戦いを続けましょう」と言われ、民たちからも「岳元帥、行かないでください」と言われる。しかし岳飛は何も言わず、ゆっくりと甲を脱ぐ。
ーつづくー
小満が!!!Σ( ̄ロ ̄lll)
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
王氏はこのことを知らないのかな?
知られたらそれはそれは恐ろしいことになりそうな気もするけど。
それに、こっそり探っていることも、いつかバレないかとヒヤヒヤしちゃうヾ(・ω・`;)ノ
そして今回は梁興が(;д;)
実は岳飛伝の登場人物の中で、一番、梁興が好きだったの。(お顔がね←おい)
だから最後まで生きててほしかった。
それに素素とも幸せになってほしかった(;_;)
そういえば、秦檜が張俊に渡した密書。
あれには何が書いてあるんだろう?
ひと言。
高宗ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっヾ(`Д´*)ノ
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naaさんの仰る通り、張用だったんですね。
一番のお気に入り、くるみさんは楊再興、なるほど。
ちなみに、私はやっぱり岳飛。
とにかく横顔が素敵。正面もいいけどね。
実は、大脚丫という変な名前もお気に入りです。
うささん、私は楊再興が一番のお気に入りです。←それを言いに出てきたのか!(笑)
お顔も人柄(役柄)も、素敵だと思います♪
皆さんの好きな登場人物も、またお話伺ってみたいですー。
「祖父の祖父の祖父の~」の小芝居で笑い小満も助かったと思ったら…
笑ってる場合じゃなかった…
悪い予感が当たってしまいました(TT)
小満がー(;△;)
そして梁興まで(;△;)
いつまで辛いことが続くの?
もういいです…
高宗もだけど…
腹立たしい位腕がたって、岳飛に金牌届けたときの憎々しげな態度の秦キにも…
そして諸悪の根源の秦檜にも…
一言では足りません(#`皿´)
カットされていたのか、よく分からなかったけど
うささんのあらすじの「事前に予測していた梁興たちは~」から予想しました。
張用と大脚丫と独眼竜の「祖父の祖父の祖父の・・・」という名(迷)演技が、小満を救いました。
でも、その後小満が・・・・・・。
そして、またも梁興が(T_T)
うささんの岳飛伝で一番だったとは!
確かにすっとしたお顔のイケメンでした。
うささんのお好みのタイプが分かってきましたよ。