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中国ドラマ「孤高の花 ~General&I~」第36話 あらすじ

2017年11月21日 16時24分37秒 | 孤高の花(中)

「囚われの客人」


娉婷を座らせたた酔菊は、食べ物を探しにいく。目の前にあった紙に娉婷が薬材を書き始めると、部屋に冬灼が入ってくる。「具合はよくなりましたか?」と聞く冬灼。うなずいた娉婷に、冬灼は「この書物は好みに合わせ、若君が用意なさった。寂しくならぬようにと。もし別の書物がいいなら、俺が探してきます」と話す。それには何も言わず、娉婷は「若君は私のことを耀天皇女に?」と尋ねる。冬灼は「それは…。そうだ。部屋の調度品を確かめてみて。必要な品があれば、すぐ持ってきます」と言う。「あなたまで、ごまかす気なの。では遠慮しないわ。薬材が欲しいの」と娉婷は紙を差し出す。

紙を見た冬灼は、笑顔で「これは、すべて滋養の薬材ですね」と言う。娉婷がうなずくと「体を治さなくては。きつい旅で、ずいぶん痩せたようだ。若君も仰せです、ここで快適に過ごしてほしいと。若君は…」と言い始める冬灼。そんな冬灼の頭に、戻ってきた酔菊が持ってきた物を当てる。「“若君、若君”とうるさいわね。その人のせいで、娉婷さんはこんな目に」と言う酔菊。「娉婷さん、若君はただ…」と冬灼が言いかけ、娉婷は「もういい。分かったわ、私はここにいる。早く薬材を手に入れて。あなたにしか頼めない」と止める。

冬灼が出て行き「本当に、ここに住むの?守衛の数が多くて、とても逃げ出せない。日が経てば、お腹も目立ってくるのよ」と言う酔菊。娉婷は「腹痛はひどいし、私も今後が不安よ。なれど身を隠せば捜す者が現れる。逃げられないなら、それを待てばいい」と言う。そして「鍼を打ってほしい。懐妊のことを隠さなくては」と頼む娉婷。酔菊は断るが、娉婷が「今となっては、危ない橋を渡るしかない。あの世から北捷様が、私と子を守ってくれるわ」と説得する。酔菊は「1度の鍼でごまかせるのは3日だけよ。何侠に隠し通すには、打ち続けなければ。そうなると体がもたない」と言う。それでも娉婷は「子のためよ。北捷様との子のためなら、きっと耐える」と話す。


駙馬の屋敷から何侠と皇女が出てくる。皇女は「夫婦は一心同体よ。私が皇女でも、ためらわず何でも話してほしい」と言う。「もちろんです。皇女といえども夫婦なのですから」と言う何侠。
皇女は「先ほど話したことは、忘れぬように」と言って馬車に乗る。

ほどなくして皇女は馬車を止めさせ「私の命を伝えるのだ。“駙馬の屋敷に関わる、怪しい者を探せ”と」と緑衣に告げる。
一方、何侠は「守りを厳重にせよ。屋敷に誰も入れるな。もし怪しい者がいれば、始末せよ」と衛兵に命じていた。


勇気を出して煎じた薬を飲んだ娉婷は、酔菊に「普通の者にとって、これは、ただの滋養薬。調べても何も出ないわ。ただ、この薬は効き目が早い。私はもうすぐ倒れると思う。これは決して手を抜けない賭けなの」と話す。酔菊が「お腹の子を守る薬も飲んでおいて」と言い、娉婷はそれも飲む。「いいわね、何があっても慌てないで」と言う娉婷。


酔菊は外に出ると「誰か助けて。娉婷さんが倒れた」と叫ぶ。「そなたは医者だろう」と門の外から言われ、酔菊は「私は医術をかじっただけの素人よ。早く医者を呼んで」と言う。しかし誰も呼んでくれず、酔菊は塀を乗り越えて外へ出る。追いかけてきた見張りから、逃げる酔菊。

つらそうに寝台まで歩いてきた娉婷は、座ると意識を失ってしまう。


冬灼は薬材の書かれた紙を何侠に見せる。「この薬材を娉婷が?」と何侠が聞き「はい、そう頼まれました」と冬灼が答える。ただの滋養の薬材だと思い、すぐ用意して届けましたが、心配になったので若君に見てもらおうと、と。「すべて血を補うための薬材だ」と言う何侠。安心した冬灼は「娉婷さんは生きようとしているのですね?」と喜ぶ。

何侠は「もしも、ある日、自分が自分でなくなれば、守ってきたものをそのまま守り通せるか?」と聞く。冬灼は「“初心を大切に”と母が言っていました。最初の幸せを守るため、生きればよいかと」と話す。「“最初の幸せ”か。その頃に戻れたら、どれほどよいことか。皇女はもう知っているであろうな」と言う何侠。冬灼は「娉婷さんが白蘭にいることを?」と言う。「うん」と何侠が言い、娉婷が危険なのではと心配した冬灼が「どうするのです」と尋ねる。何侠は「娉婷を死なせるものか。確かに二兎を追うものは一兎も得られぬ。だが、あの2人は、1人は私を救い、1人は苦難を共にしてくれた。どちらも大切なのだ」と答える。


白蘭と晋の国境・晋軍営。北捷に司馬弘からの預かり物が届く。それは“猛虎 下山図”だった。絵を見た北捷は、使いに「“命は必ず果たします”と陛下に伝えよ」と言う。
漠然が「陛下は何を仰せで?」と北捷に聞く。北捷は「その虎は私のことだ。かんざし(虎が踏んでいる)は耀天皇女を示している。“白蘭の都を落とせ”と陛下は仰せなのだ」と答える。


皇女は寝ているところを緑衣に起こされる。「白娉婷が見つかりました」と伝える緑衣。駙馬が用意した町外れの別邸です、話では急な病とか、付き添いの娘が真夜中に薬材を調達してきたそうですと。娉婷の病をまだ何侠が知らないと分かった皇女は「駙馬の客人は私の客人。客人を町外れに泊まらせ何かあればどうする。皇宮には入れられぬが、駙馬の屋敷に泊まらせよう。送り届けたかを必ず確認し、太医も遣わすのだ」と緑衣に命じる。


酔菊は寝台で横たわる娉婷に鍼を打つ。
しばらくして皇女の命で使者が来ると「予想どおりだわ。皇女に見つかり、迎えの者が来た」と娉婷に伝える酔菊。
酔菊は移される前にさりげなく脈を診てうなずく。


何侠の屋敷に運ばれた娉婷は、張太医の診察を受ける。その最中に、駆けつける何侠。
張太医は何侠に「確かに脈は不安定ですが、体の芯は弱っておらず、大事ないかと。異国のお方とか?恐らくは水が合わぬため、体が衰えて倒れたものと思います」と言う。それを聞いていた酔菊も「太医の言うとおりです。傷を負って体が弱ってたのに、白蘭に来てからは眠れなかったんです。きっと、そのせいね」と話を合わせる。

何侠と冬灼が部屋を出る。「この件をどう思う」と何侠が聞く。「娉婷さんを捕らえず、この屋敷によこすとは、皇女様の思惑が分かりませぬ」と答える冬灼。何侠が「皇女を訪ねる」と言ったところに「皇女様がお越しに」と言う知らせが。早いな、と思った何侠は「来たからには出迎えねば」と向かう。


出迎えた何侠に、皇女が「白殿の体の具合は?」と聞く。何侠が「まだ目覚めませぬ」と話し、皇女は見舞うことに。


寝台に座った皇女は「これが白殿ね。浮世離れした美しさで、まるで仙女のようだわ」と言う。そして呼んだ張太医から、異国の水が合わずに倒れ、目覚めないのは体が癒しを求めているからだと聞いた皇女は「もし何か変調があれば、苦労だが、また来てほしい」と頼む。

皇女は何侠に「なぜ私に早く言わなかったの。さすれば白殿に不自由させなかった」と言う。すぐにも太医を遣わし、体を治させていたわ、と。「これは私の侍女だった者です。身寄りなく体も弱いので引き取ったまでのこと。完治したら去らせるつもりが、私の屋敷に送り届けてくださるとは、皇女の心遣いには恐れ入ります」と言う何侠。

皇女は「何を言うの。ただの侍女ではなく、名高い白娉婷なのよ。私はこの者にずっと会いたかった。本当は皇宮に泊まらせたいが、掟が許さない。なれど駙馬が連れ帰ったのなら、この屋敷がよいと思い送らせたの。私も心を込めてもてなすつもりよ」と何侠に話すと、緑衣に「皇宮で優れた侍女を選び、こへ来させよ」と言う。そして皇女は朝議を忘れていたと言い、屋敷を出て行く。


皇女を見送った何侠は、今夜、再び来る皇女のために宴の準備をするよう冬灼に話す。冬灼は「皇女様のお考えは?」と聞く。「分からぬか?私に娉婷を追い出させたいのだ。だが、そうはさせぬ。このまま娉婷をそばに置く」と言う何侠。

酔菊を追い出した何侠は、まだ寝っている娉婷の手を取りながら「この数日は大変だったな」と言う。


栄寿宮に皇女が戻ってくると、門前で貴丞相が待っていた。「どこへ行っておられたのです」と言う貴丞相に「駙馬の友の見舞いに」と答える皇女。貴丞相は「駙馬に友が?どこから来た友でしょう」と言う。皇女が「そんなことを聞きに来たのか」と返すと、ひざまずいた貴丞相が「どうか、お願いです。白娉婷を晋へ返し、安泰をもたらしてください」と頼む。皇女は「何とも丞相は耳が早いものだ」と言う。「私が耳ざといのではありませぬ。話というのは、どうしても漏れだすもの。白娉婷の件は、よくお考えください」と言う貴丞相。

「白蘭に来た白娉婷は、この私の客人だ。客人をしばらく預かるのに問題が?」と皇女が聞く。貴丞相は「すでに晋の大軍は国境周辺の町を過ぎ、この雲安の百里先に迫っています。なぜ駙馬が早々に晋を去ったのか、そして楚北捷が重臣らの反対も顧みず攻めてきたかをお考えください。皇女様ほど聡明なお方であれば、私が言わずとも理由はお分かりでしょう」と話す。皇女は「ならば丞相は、どうするべきだと思うのだ」と尋ねる。

「晋の勢いは盛んですが、駙馬の考えは測りかねます。最悪の場合、白蘭と晋は1人の女のため戦わねばなりませぬ。ならば、すぐ駙馬に命じ、白娉婷を晋へ帰すことが戦を避ける道です」と答える貴丞相。皇女は「晋軍が攻めてきたのは、誠に女が原因か?白娉婷さえ帰せば、晋軍が去ると丞相は誓えるか?兵が攻めて来れば、将が防ぐ。今、必要なのは将であり、何侠は白蘭きっての武将だ。ただの憶測で武将を煩わせたくない。晋が白蘭を攻めるなら、受けて立てばよい。そして、わが白蘭の威厳を示すのだ。白蘭軍はこれまで力を養ってきた。恐れることはない。白娉婷のことは、この私が決める」と言い返す。

貴丞相が「では白娉婷を、どう処分なさるのです」と言う。皇女は「なぜ処分する必要が?この件を丞相が案ずることはない。今夜、白娉婷と話してみる。4つの国を揺るがす力が、誠にあるのか見たい」と言う。気遣いに感謝するが、私も皇女である以上、国事に私情を挟んではならない、それが私の考えだ、と。そして「もう朝議の刻限であるぞ」と歩き出す皇女。貴丞相はひざまずいたまま「戦をせぬことは、先々帝のご遺志なのですぞ。国の大局を見て、よくお考えください」と言う。


娉婷が目を覚ます。そばには何侠がいた。体を起こした娉婷は部屋を見渡す。
寝台から出た娉婷は「ここは?」と聞く。「私の住まいだ」と答える何侠。娉婷が「駙馬の屋敷ですね」と言うと、何侠が「娉婷の住む日が来るとはな。敬安王家の、そなたの部屋に似せてみた。どうだ、昔の部屋に、そっくりだと思わぬか」と話す。何も言わない娉婷に、何侠は「何を考えている」と言う。「夢かと思いました。面倒をかけました」と言う娉婷。何侠は「気に入ったか?気に入ったなら、安心して住めばよい」と言う。

娉婷は「“安心して”?眠りから覚めると、見知らぬ場所にいたのです。それで安心できますか。それに、もし私がここに住めば、若君と皇女様は安心できるのでしょうか」と話す。ふっと笑った何侠は「それは重要ではない。重要なのは、そなたがいることだ。暇があれば私はここへ来て書物を読み、琴を弾こう。あの琴を見よ。母がそなたに授けた琴に似ておらぬか?」と聞く。「いくら似せたとしても、昔には戻れません」と言う娉婷。何侠は「“昔には戻れない”か。戻ろうと思ったことはない。なれど、やり直すことはできるはずだ」と言う。娉婷は「やり直せると本気で思うのですか?」と尋ねる。「あの男を忘れさせる。時をくれ。敬安王家を再興してみせる」と言う何侠。


ーつづくー


司馬弘の届けさせた“猛虎 下山図”。
描き加えたのは、かんざしだったのね(✽ ゚д゚ ✽)
そして、その絵には“白蘭の都を落とせ”という意味があったとは!!

何侠は娉婷に北捷が生きていると伝えないということだよね。
確かに、あの時点で何侠は北捷が死んだと思っていたから、嘘をついたわけではないけど。
敬安王家を再興しても、やり直すことはできないのに…。
そして娉婷が北捷を忘れることもない(o´д`o)=3

娉婷の懐妊はずっと隠しておけないと思うし、これからどうするの?ヾ(・ω・`;)ノ





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2 コメント

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なんとなくモヤモヤ… (媛みかん)
2017-11-23 06:35:00
「若君が…」「若君が…」と繰り返すタッキー冬灼の頭に、「うるさい!」と手荷物で一発の酔菊。
ホント煩いわ!と、私もイライラ。


もう、かつての若君は居なくて、復讐の為にふ馬となった何侠。

自分大好きな何侠が、一番好きな自分は、冬灼が居て、『へいてい』と笑いながら過ごした若君と呼ばれた頃の自分なんですよね。


だけど求めても、求めても『へいてい』の心は、共に生きると決めた『ほくしょうさま』の元にあります!


なんかモヤモヤしながら、どんな時も『へいてい』を愛する一途な『ほくしょうさま』が、『へいてい』の前に登場してくれるのを待っています。

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一兎も得ず (ねこ)
2017-11-22 18:23:15
何俠と皇女は浮気疑惑にバチバチ火花が飛ぶ腹の探り合いみたい。
皇女はチクリチクリと前々から釘を刺してるのに、二兎とも手に入れようとする若君は考えが甘〜い。
皇女は寛大なふり?をしてるけど、内心メラメラ来てるはず。
怒らせたら張貴妃より怖いと思います。
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