中国ドラマ「酔麗花~エターナル・ラブ~」第15話 あらすじ
卿塵(けいじん)/巫女…リウ・シーシー(劉詩詩)
元凌(げんりょう)/皇帝…ウィリアム・チャン(陳偉霆)
元湛(げんたん)…シュー・ハイチャオ(徐海喬)
元澈(げんてつ)/第十一皇子
元汐(げんせき)/第五皇子
元安(げんあん)/皇帝
李麟(りりん)/元湛の従者
元漓(げんり)/第十に皇子
元済(げんせい)/第三皇子
天舞酔坊。湯浴みの後、卿塵が髪をとかしていると武娉婷が部屋に入ってくる。卿塵が求めるのは金以上のものだと言い、武娉婷は「あなたの働き次第では、閣主に会わせてもいい」と話す。「碧血閣の根城に行けるということ?」と聞く卿塵。卿塵を見た武娉婷は「よけいな質問よ」と返す。
武娉婷は卿塵に香り袋を渡す。「どんな男も、この香りの誘惑から逃れられない。天舞酔坊の女子は、男の魂を奪えるのよ。これのおかげでね」と言う武娉婷。身に着ければおのずとわかるわ、と言い、武娉婷は部屋を出て行く。
浜辺。卿塵は笛を吹いていた元湛に声をかける。「天舞酔坊の調査を陛下はお許しに?」と卿塵が尋ねると「必ず真相を暴くと君に約束した」と言う元湛。
文清(卿塵)の弾く琴は、今や都で有名になっていた。しかし元湛は「その身は敵地にあり、出る杭は打たれる」と心配する。心得ていると返事をした卿塵は、武娉婷から渡された香り袋を見せる。
「中の香料は毒を含み、天舞酔坊はこれで女子の命を握っています。この毒は心を惑わせ、帯びている者の臓物に序所に浸透します。手放せなくなった者は人に操られる」と話す卿塵。半年後には毒が骨に達し、武娉婷の解毒薬なしでは死よりつらい苦しみが、と。元湛が「それを知りながら、なぜ身につける?」と言う。卿塵は「医術の心得があるので、毒にむしばまれたりしません」と答え、碧血閣の真の閣主をご存知ですか?と聞く。
「閣主の正体は謎で、見た者もいない。どこが根城かも分からぬ。君から聞いて初めて暗巫の集団だと知った。以前、四兄上も調べたが、何の糸口もつかめなかった」と話す元湛。朝廷がつかんでいる碧血閣の真の消息は何もなかった。元湛は「武娉婷の真の目的を慎重に調べてほしい」と頼む。
自分の外套を卿塵にかけ、元湛は「この件を終え、湛王府へ戻ったら返せばよい」と言う。
凌王府。卿塵は、以前、碧血閣の調査をしたという元凌に「碧血閣は暗巫の表向きの組織で、天舞酔坊も関係がある。天舞酔坊から碧血閣の閣主を探れると思うの」と話す。「私に協力しろと?」と元凌が言い、卿塵はうなずく。「君は何者だ。今の話は朝廷さえ知らぬ」と言う元凌。卿塵は「私は巫女の卿塵よ」と答える。
元凌は「碧血閣は突如、江湖で頭角を現し、朝廷の脅威になるやもと父上が調査を命じた。だが、いくら調べても何もつかめず、根城がどこかも不明だ。その後、動きもなく、調査も途切れた。君の言うとおり、彼らが暗巫ならすべて合点がいく」と言う。根城など存在せず各地で動いているなら、天舞酔坊もそのうちの1つで閣主を捜すのはかなり難しいと。「武娉婷も配下の1人にすぎないわ。配下が分かっても、閣主は見えてこない」と言う卿塵。元凌が「何を考えている」と聞くが、卿塵は答えない。
当直の鳳鸞飛が、皇太子の元に来る。皇太子が難題を抱えていると感じた鳳鸞飛は「陛下は難題を与え、殿下を試しているのでは?」と話す。「そのとおりだ」と返した皇太子は「阿紫族との縁談をどう考える?」と聞く。「陛下には逆らえないでしょう?私の意見など意味があるのですか?」と言う鳳鸞飛。皇太子は「私にとって、君の意見は重要だ」と言う。そんな話をしていると、元溟が来る。
鳳鸞飛が下がり、元溟が「七兄上が、いかなる手段を講じたかご存知で?」と皇太子に言う。殷家の勢力が衰退しても、父上に認められて天舞酔坊の調査を任された、と。「七弟に頼まれたので、父上も同意したのだろう」と言う皇太子。皇太子が「七弟なら、殷家のために必ず手柄を立てるだろうな」と話すと、元溟は「七兄上の成功を願うとでも?」と聞く。皇太子は「天舞酔坊には裏がある。迅速解決できれば朝廷としても助かるが、何か不都合でも?」と言う。
「では覚悟せねば。七兄上が朝堂に戻れば、父上に再び重んじられる」と言う元溟。皇太子は「七弟は政務に長けている。父上のよき助けとなるであろう」と言う。元溟は「だが宮中では、情に流させる者は統率者の資格を失う」と返す。「確かにそうだな。幸い、助け合える弟たちがいる。私は恵まれているな」と言う皇太子。
皇太子が「繊舞の死因を探っているそうだな」と言う。「兄上は思ったより耳が早い」と言う元溟。「お前たち夫婦は愛し合っていた。だが、深追いしても彼女はもう戻らぬ。前を向いて生きるのだ」と皇太子が話す。元溟は「ご忠告に感謝します」と言って出て行く。
鳳鸞飛を追いかけた元溟は呼び止める。「義兄上」と言い、元溟の元まで歩いてくる鳳鸞飛。元溟が「天舞酔坊の件に対する父上の態度は?」と聞くと、鳳鸞飛は「巫族を忌み嫌うゆえ、暗巫が絡むこの件を重視しています。ですが今、湛王は兵権もなく徹底的な調査は難しいかと」と答える。「父上は、まだ、七兄上に期待している。腕前を見るつもりだ」と言う元溟。
行こうとする元溟に「今日も鳳府に?」と鳳鸞飛だ尋ねる。元溟は「私が鳳府を訪ねたい理由を分かってくれ。繊舞は今も心にいる。鳳府は私にとって唯一、亡き妻をしのべる所なのだ」と話す。鳳鸞飛に背を向けて歩きだした元溟は、笑みを浮かべる。
天舞酔坊。元凌が行くと、朶霞が貸し切っていた。
庭で待っている元凌の元に来た卿塵は「今夜、動くつもりが、不意のお客様よ。男装姿でも狙いはあなたね」と言う。「違う。大兄上の縁談の相手・阿紫族の朶霞だ」と話す元凌。何とか帰さなくてはいけないと思った卿塵は「男装の女性だと見破られたくないはずよ。けしかけて帰らせるの」と言う。
元凌は酒を酌み交わしながら、朶霞と一緒に文清の琴を聞くことに。「お二人とも私の大切なお客様です。どちらの貸し切りか、勝負で決着をつけてみては?」と言う文清。その勝負とは、衣を脱いだあと、全身に文清が紅を塗り、表情を変えない方が勝者という、平常心を保つ力を競うものだった。動揺した朶霞だったが、意地で衣を脱ごうとする。それを止め「遊びだ、むきになるな」と言う元凌。
天舞酔坊から出てきた朶霞に、木頦沙が「王のケガが悪化を」と伝える。魏国の使いの話では、刃に慢性の毒が塗られていた、幸い王子が戻り対処していると。
魏国の皇太子が宿で公主を待っていると木頦沙が話し、朶霞は急いで向かう。
宿に朶霞が来ると「阿紫族に関する知らせは、お聞き及びかと」と話す皇太子。皇太子が「お戻りになるなら、魏国が送り届けます」と言うが、異心を抱く各部族に、父の状態を知られたくない朶霞は留まることを決める。
元凌に衣を着せながら、不機嫌そうに「やはり凌王殿下はご立派だわ。平常心を保つのも、お上手ね」と言う卿塵。元凌は「平常心だったと?」と返す。その様子を武娉婷が見ていると気づき「歌舞坊で平常心を保つ男など、見たこともない」と言う元凌。元凌は卿塵にも聞かれていることを気づかせる。
莫不平は天子山へ星の観察に行ったため、太常寺にいなかった。見張るよう命じられていた冥魘の動きを点穴で止め、出て行く元漓。
浜辺。卿塵は「この衣は人目を引き、私にふさわしくいのでお返しします」と元湛に渡す。
最近の武娉婷は更に慎重になり、閣主と通じる気配はなかった。卿塵は、天子山へ行きたいが皇族の土地なので立ち入れない、手配できませんか?と頼む。「なぜ急に天子山へ?」と聞く元湛。卿塵は「毒で霊力が弱わりましたが、天子山の霊気を取り込めば回復が早まるかと」と答える。元湛は手配が済んだら知らせることに。
卿塵が宴席に呼ばれて行くと、李麟が待っていた。「凌王殿下をお呼びしました。お行きください」と言う李麟。
卿塵と天子山へ向かった元凌は「七弟が手配したとは」と話す。「私が頼んだの。長老と会う機会を作りたくて」と言う卿塵。しかし観察所の中に長老はいなかった。
空を見上げる卿塵に「共に月を眺めよう」と元凌が言う。卿塵は「水の中の星をすくえるなら、お付き合いするわ」と返す。元凌は「見ていろ」と言い、その場から離れて行く。その背中を見つめながら“共に月を眺めたくても、この世界では結ばれぬ運命なの。双星現れ、風雲急を告げる。過ちは繰り返せない”と思う卿塵。
元凌が戻ってくると、卿塵が階段に座り居眠りをしていた。卿塵の額に触れ、起こす元凌。元凌は卿塵を水かめまで連れて行く。浮かべてある箱を「開けてみろ」と元凌が言う。卿塵が言われるがまま開けると、中から無数の蛍が飛び出してくる。
蛍を見ながら、元凌と卿塵は笑い合う。まじめな顔になった元凌が卿塵に一歩近づく。しかし莫不平と桃殀が歩いてくるのに気づいた卿塵は駆けて行ってしまう。
「長老」と言いながら走ってきた卿塵を見て、莫不平と桃殀は顔を見合わす。「彼女が卿塵だ。辺境で巫族を救った時は、彼女の助けがあって成功した」と話す元凌。卿塵は2人に跪き、巫族の挨拶をする。「離境天の者ではないわね。誰の弟子かしら?」と聞く桃殀。卿塵は「私の師匠は昔邪長老です。師匠の旅先で出会い、縁あって弟子に。離境天でお二人に会わせていただくはずが、なぜか今は音沙汰がありません」と答える。待ちきれず捜しに出たところ、巫族の難を知り、お二人を訪ねたと。昔邪から聞いていなかった桃殀は「私も彼の行方を知らないの」と言う。
莫不平は「昔邪長老は人を見る目がある。彼の弟子なら特別な力を持つのだろう」と言い、突然、卿塵を術で襲う。それをかわした卿塵に、次は桃殀が襲ってくる。それもかわすことができる卿塵。
元凌が「積もる話もあるだろう。私はいないほうがよい。構わず中で話してくれ」と言う。
観察所の中に入った卿塵は「長老の霊犀の術を使っても、何も感じませんか?」と聞く。霊犀の術を知っていることに桃殀が驚くと、卿塵は「目をかけていただき、何でも話してくれました」と言う。「巫族の災難に暗巫が関わっていることは?師兄は暗巫を探って行方不明になった。恐らく彼の霊力が封じられたため、何も感じないのでしょう」と言う桃殀。卿塵は平興郡にも暗巫の痕跡があったことを話す。
「“双星現れ、風雲急を告げる”。この言い伝えを陛下は?」と卿塵が莫不平に尋ねる。「今上陛下は天象の話を嫌い、言い伝えを知れば双星の者たちが無事では済まぬ」と言う莫不平。
桃殀が「陥れられた理由は諸説あれど、皇后の死と関わりがあるとしか分からない」と話す。「真相を明らかにし、巫族を復活させます」と言う卿塵。卿塵が「何とか陛下を皇宮の外へ」と頼み、莫不平は「任せなさい」と言う。
桃殀が「それと、もう1つ。さっきから私の月華石が反応しているわ。まさか芙蓉石を?」と聞く。卿塵は自分の持っていた霊石を出し、桃殀が「師兄があなたに?」と尋ねる。「はい」と答えた卿塵は「他の霊石は長老がお持ちかと」と話す。「霊石は散逸し、残ったのは月華石だけよ」と言う桃殀。卿塵は「他の石を捜し出します」と言う。
「では今後、どう連絡を取れば?」と桃殀が言うと、卿塵は霊蝶を出す。
ーつづくー
本当に元溟は繊舞が好きだったの?
時々、怪しい表情をするけど…ヾ(・ω・`;)ノ
あらすじでは省いてしまったけど、個人的には元漓が「つまり四兄上は…十一兄上といい仲かと」が可笑しくて可笑しくて(≧∇≦)ノ彡
すごいとこ突いてきた。
卿塵の衣、きれいだけど長いヾ(・ω・`;)ノ
何がってあそこあそこ!!(笑)
元凌と卿塵が一緒に月を見たシーンが良くて(*´ー`*人)
そこからの蛍もよかったです♪
あとちょっとで、あとちょっとでキ………残念。長老たちが来ちゃった。
九転玲瓏陣に入ってから、いろんな解釈ができて…。
このようにもとれるし、別の意味にもとれるし、みたいな。
一度は「こうだろう」と思ったことも、実は違うかも、とか(∩˃o˂∩)
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元凌との月&蛍のシーンはよかったですよね。
肝心なところで長老たちが現れましたがw
蛍使いといえば、王女未央で今週見かけました。
それぞれがつながりそうでつながらない
そんなところがもどかしいです。
ところで、皇太子と朵霞もお似合いですね~
こちらの世界では七皇子の性格が変わっているようだけど、武娉婷は武娉婷ですね。
今回の卿塵の黄色い衣装が綺麗でしたね。
今までのプリーツの衣装も、姿勢の良い詩詩ちゃんにお似合いでしたしね♪