中国ドラマ「酔麗花~エターナル・ラブ~」第34話 あらすじ
卿塵(けいじん)/巫女…リウ・シーシー(劉詩詩)
元凌(げんりょう)/皇帝…ウィリアム・チャン(陳偉霆)
元湛(げんたん)…シュー・ハイチャオ(徐海喬)
元澈(げんてつ)/第十一皇子
元安(げんあん)/皇帝
鳳鸞飛たちの元へ戻ってきた皇太子は、夜までに玄甲軍が撤退しなければ強行突破すると話す。「本気ですか?殿下の御林軍への厚遇に報いるために、皆、命を懸けて殿下と魏国を守っています。なのに殿下は皇太子の座を捨て、我々の元を去ると?」と言う張束。罪を犯した自分に忠誠を誓ってくれることに感謝しながらも、皇太子は「だが、この選択だけは譲れぬ。皆の者よ、どうか分かってほしい」と頼む。御林軍がひざまずき、張束が「ならば御林軍は殿下の命に従い、全力でお守りします」と言う。
元凌は玄甲軍に「絶対に皇太子を雍州から出すな」と命じる。
その頃、元安の元には、簫続が5万の大軍を率い国境から侵入したと報告が。衛宗平は「もう、すでに雍州城外に」と話す。雍洲は軍事における要地ゆえ、すぐに応戦せねば、と。「まさか魏国と阿紫族との縁談の件を耳にし、我々に威嚇を?」と言うと、衛宗平に良策がないか聞く元安。衛宗平は「もし原因が縁談の件であれば、むやみな攻撃はせぬはず。内政を安定させるため、取り急ぎ使いを送り、梁軍を落ち着かせましょう」と答える。
元安は参内させた元湛に考えを聞く。元湛は「辺境への進軍は魏国を軽視している証拠です。梁国が挑発するなら応戦を。ですが今は開戦すべき時ではありません」と話す。水害のせいで民の心も不安定です、それに皇太子出奔で朝廷の内外が揺れています、と。しかし「ですが大兄上は少し血迷っているだけ。じき四兄上たちが、無事、連れ戻すでしょう。梁軍の件は、まず敵に接触し状況を把握しましょう」と言う元湛。元安が「梁国の交渉には誰がふさわしいだろうか」と尋ね、元湛は「信頼していただけるなら私が」と言う。
「そちなら、どうやって梁軍を説得する?」と聞く元安。元湛は「梁軍が魏に進軍したことで阿紫族も警戒しているはず。ゆえに、まず朶霞公主から阿紫族の現状を探り、そのうえで梁国への策を講じるべきかと」と答える。元安は「縁談の件も未定ゆえ、阿紫族が反発せぬよう丁重に対応せよ。両国をうまくなだめたら褒美をやる」と言う。
皇太子は花火を上げる。それを向かっている途中の卿塵と孫太監が目にする。「御林軍の開戦の合図です」と言う孫太監。
元湛は跪き「実は国事でなく、家族のことなのです。母親孝行ができぬことが気がかりでなりません。ご理解ください」と言う。母上は罪を悔いています、先日、病にかかり体も弱りました、両親共に大切にしたいのです、と。元安は「許してやってもよい。だが、これはそちを梁国へ送る条件ではない」と言う。感謝する元湛。
張束が空の馬車で玄甲軍を引きつけ、皇太子と鳳鸞飛は裏道から逃げる計画を考える。「先に逃げよ」と鳳鸞飛に言う皇太子。鳳鸞飛は「生死を共にすると約束したはずです」と言う。しかし皇太子は兵に無理やり鳳鸞飛を連れて行かせる。
御林軍が突破の準備を終えたようだと元凌に知らせが。元凌は「絶対に逃がすな。だが皇太子を傷つけてはならぬ」と命じる。
兵たちがいなくなると「逃げ道を残しておいた。鸞飛はそこから逃げたはず」と元湛が元凌に伝える。
元凌たちと皇太子が対峙している所に卿塵と孫太監が来る。「勅旨をお持ちしました。私なら皇太子殿下を説得できるやも」と話す卿塵。
元凌は玄甲軍を下がらせ、卿塵に小声で鳳鸞飛を逃がしたことを伝える。
卿塵と孫太監は皇太子の元へ行く。
皇太子と張束が2人を別の場所へ連れて行くと、逃げたはずの鳳鸞飛の姿が。驚いた皇太子に「おそばにいたいのです。殿下を残して逃げられません」と言う鳳鸞飛。卿塵は「鸞飛と2人で話をしても?」と皇太子に頼む。
鳳鸞飛と2人になり、卿塵は「皇宮を出奔すれば死罪よ。なぜ、そんな危険な選択を?」と言う。「殿下と一緒になるには、他に方法がなかったの」と鳳鸞飛は返す。卿塵は「元溟は?」と聞く。鳳鸞飛は「義兄上のことを知りながら、なぜ彼に近づいたの?牧原堂で彼が姉上を見つめる姿を見て、少しの間でもわかったわ。姉上を繊舞姉上と思ているのだと」と言う。「知っているはず。彼が愛するのは繊舞だけよ」と言う卿塵。
鳳鸞飛は「どれほど尽くしても彼の心を得られないなら、生きていても意味はないわ」と悲しそうに言う。卿塵が「死を望みながら、皇太子殿下からすべてを奪ったのね」と言うと「死ぬことで義兄上の記憶に残るのなら何も怖くないわ」と言う鳳鸞飛。卿塵は「なら、なぜ薬を受け取ったの?」と聞く。
卿塵は鳳鸞飛に「いざと言う時に命を守ってくれるわ」と薬を渡していた。その薬は“離心奈何草”というもので、飲めば呼吸も心臓も止まり、体は冷たくなって死人同様の状態に。しかし効果があるのは10日だけで、解毒薬を飲めば元の健康な体に戻る事ができる。
卿塵はその薬を皇太子と飲むよう説得する。
卿塵と鳳鸞飛が皇太子の所へ戻ってくる。鳳鸞飛が皇太子を隅へ連れて行き何かを話すと、皇太子が張束を呼ぶ。
「私の合図で卿塵を人質に」と張束に言う皇太子。
皇太子が合図を送り、張束が卿塵を人質にする。そのまま4人で逃げるが、崖で行き止まりに。
鳳鸞飛は迷惑をかけたことを皇太子に詫びる。そして薬を取り出し、鳳鸞飛と皇太子は一緒に飲む。2人が口から血を流して倒れ“離心奈何草の反応ではないわ。どうして、こんなことに?”と思う卿塵。そこに元凌が来る。
倒れている皇太子を見つけ、駆け寄る元凌。張束が「鸞飛さんと何を相談していた」と卿塵を責め、元凌は「彼女を離せ」と怒鳴る。話はあとだと。
皇太子の遺体に会った元安は「そちに天下を譲ると決めた朕に、なぜ、こんな仕打ちを?目を開けて質問に答えよ」と言う。そして「すべてを捨てて逝き、満足しているのか?まったく、そちは、愚かな息子だ」と涙を流す元安。
元安は皇太子を無事連れ戻すと言った元凌に怒り、張束を投獄する。
その頃、鳳鸞飛の遺体を前に鳳衍も涙を流していた。
「父上は誰とも会わず、私に皇太子の葬儀を仕切れと」と卿塵に話す元凌。卿塵は「私のせいね。でも予想外だったわ」と言う。元凌から何のことか聞かれ、鳳鸞飛の薬は自分が渡した物だと言う卿塵。“離心奈何草”という死を装う薬のはずが、猛毒にかわっていたと。元凌は「なぜ隠していた。なぜだ」と言うが、卿塵は答えることができない。
元凌は「大兄上はその事実を?」と尋ねる。「あの様子では知らなかったはず」と卿塵は答える。「なら鸞飛が怪しい。なぜ自ら退路を断ち切るような真似を?」と言う元凌。卿塵は「すべて把握できていると思っていた。まさか鸞飛がこれほど一途だとは」と言う。元凌は「大兄上を愛していたのだな」と言うが、卿塵は「鸞飛の想い人は皇太子でなく、溟王よ」と告げる。
琴を弾いていた手を止めた元溟は「三兄上、鸞飛を使って皇太子を排除したぞ。私が即位したら、美酒を供えよう。三兄上と繊舞の死は、決して無駄にせぬ」とつぶやく。
鳳鸞飛が埋められ「お前なしで、どう生きよと?」と涙を流す鳳衍。卿塵はそばで慰める。
卿塵から秋風亭へ呼び出される元溟。元溟は武娉婷に「私に同行して、奴らの手管を見るがいい」と言う。
秋風亭。後ろ姿の女子に「普段は近づき難い郡主から呼び出されるとは…」と声をかける元溟。しかし振り向いたのは卿塵ではなく、鳳鸞飛だった。驚く元溟に戸惑う鳳鸞飛。
元溟は鳳鸞飛の前まで歩いていくと「どういうことだ?なぜ、ここに?」と聞く。鳳鸞飛は「姉上のおかげです。私の殿下への想いを知り、引き合わせてくれました」と答える。
元溟の顔を見て「殿下は?私と会えて何か困ることでも?」と鳳鸞飛が聞く。笑顔を向けた元溟は、鳳鸞飛の手を握り「とんでもない。会えてうれしく思う」と言って抱き寄せる。しかし鳳鸞飛を短剣で殺そうとする元溟。卿塵は術で助けると「それが彼の正体よ」と鳳鸞飛に話す。こんな人のために、命を捨てるの?と。
「鸞飛はあなたのために皇太子を殺し、自らの命も捨てようと。でも天の救いがあった。離心奈何草が鶴頂紅の毒を中和したの。鸞飛はわざわざ手を下さずとも、あなたのひと言で命を捧げる気だた」と元溟に話す卿塵。鳳鸞飛は話をするため元溟に近づく。
「繊舞姉上を想い続けるのは、姉上がもう戻ってこないからでしょう?だから美しい姿のまま、心に残っている」と元溟に話す鳳鸞飛。元溟は「私には繊舞しかいない。人の心は簡単に変えられるものではない。想いはなおさらだ。他の者を愛することなど、できぬのだ」と言う。
鳳鸞飛は「もっと早くに気づくべきだった。耐え続ければ、いつかは鉄でできた殿下の心を溶かせるかと」と言って、元溟の落とした短剣を手に取る。「1人を想い続けるのは私も同じです。私たちは似た者同士ですね」と言うと、鳳鸞飛は卿塵に「殿下を見逃して。私の命と引き換えに」と自分の首に短剣を持っていく。
「早くお逃げください」と鳳鸞飛が言い、元溟は駆け出す。そして鳳鸞飛も卿塵に謝ると、その場を後にする。その時、数人の暗巫が卿塵を襲ってくる。そんな暗巫たちを倒す卿塵。
ーつづくー
皇太子が(✽ ゚д゚ ✽)
これで、また生命の花の花びらが落ちてしまったのかな?
最後まで裏切られていたことに気付かなかった皇太子。
それは幸せなことなの?悲しいことなの?(;д;)
そして元溟がやっぱり最低( ̄Δ ̄;)
逃げたけど、今後、どうするんだろう?
あと、本当に皇太子の子を身ごもっていた鳳鸞飛もどうなってしまうの?
殷貴妃は戻ることになるのかな?
もう何かを企まないといいんだけど…。
皇太子が亡くなったので、ちょっと心配。
そういえば今回はお騒がせな(?)元漓も、殷采倩も出てこなかった…。
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なのに、鸞飛の心はそこになく、鉄が溶ける・・・
そんなことはなく、元溟はやっぱり繊舞に一途。
悲し過ぎますね。
また暗巫が登場して、そこまでして皇帝になっても
民たちにとって良いのか、そのあたり、元溟が気付いてほしいものです。