ファン・ジャンチェン …巨城百貨店の社長
チェン・ユーシー …ルオハンと顔が瓜二つ
リャン・ルオハン …ジャンチェンの婚約者だった。亡くなっている
ウェイリエン …ジャンチェンの友人。巨城百貨店の業務執行取締役
ボーイエン …ユーシーの彼氏
バネッサ …高登の社長
フェイフェイ …ジャンチェンの妹
ユーアン …ユーシーの弟
ヤーティー …ルオハンと同じクッキーを作る人
児童養護施設でユーアンと一緒に子供たちと遊んでいたフェイフェイ。女の子が転んでしまい、年上の男の子が女の子をおんぶして薬を塗りに行く。子供たちと一緒に行こうとするフェイフェイを「任せておこう。ここの子供たちは自立してる」と止めるユーアン。
フェイフェイが子供たちを見守っていると、泣いている女の子をおぶっていた男の子が「お姫様は泣かないんだぞ」と言う。その言葉を聞いたフェイフェイは「兄さんも言ってくれた。“お姫様は泣かない”って」と言うと、幼い頃、いつも独りぼっちで寂しかったの、でも母や兄ができてすごく嬉しかった、兄さんは言ってくれた“君はお姫様で俺は王子様”だって、私を守ってくれた、あの頃に戻れたらいいのに、と話す。ユーアンは「君は考えたことがあるかな?お兄さんへの思いを恋だと勘違いしてると」と言う。
子供たちに見送られた帰り。目を伏せながら「本当に兄妹の情を恋だと勘違いしてた?」とつぶやくフェイフェイ。ボランティアの手が足りないと聞いていたフェイフェイは「私が手伝ってあげる」とユーアンに言う。
ウェイリエンの運転する助手席に乗りながら、ユーシーは後部座席のジャン・チェンに臨時ロープウェーのことを感謝していると言う。「知ってたのか」と言うウェイリエン。ユーシーは「飛天谷のことならなんでもね」と答える。本当にシンデレラになった気分だった、カボチャのロープウェーよ、と。そして「社長が幸運をくれたの」と言うユーシー。
ウェイリエンは途中で降り、ユーシーが運転をすることに。ジャンチェンも助手席へ移る。
今晩、何が食べたいかユーシーが聞いていると、乱暴な運転をする車が追い越して行き、車の前に止めてしまう。ユーシーは急いでブレーキを踏む。
車から降りた男から「降りろ」と言われ、ユーシーは1人で車から降りる。男に因縁をつけられ、もめはじめるユーシー。慌ててで降りたジャン・チェンは、ユーシーを突き飛ばし蹴っている男の頬を殴ってしまう。男は自分の車から短いバットを取り出し、それを見たユーシーがジャンチェンをかばい頭を殴られる。ユーシーはそのまま動かなくなり、男は逃げて行く。
ユーシーを抱きかかえながら「誰かいませんか。助けてください」と大きな声で叫び続けるジャンチェン。
敏盛総合病院のベッドでユーシーは目を覚ます。そばにいたウェイリエンにすぐジャンチェンのことを聞くユーシー。体を起こしたユーシーは、ジャンチェンが待合室にいると聞き、病室から飛び出して行く。
待合室にいたジャンチェンはルオハンとの事故とユーシーのことが重なり、つらい気持ちに耐えられずにいた。「社長が幸運をくれたの」と言ったユーシーと「あなたに出会えたのは人生最大の幸運よ」と言っていたルオハンを思い出し、涙が止らなくなるジャンチェン。そこにユーシーが来る。「大丈夫?」と声をかけたユーシーの手を取り「俺との出会いは幸運なんかじゃない。守ってやれなかった。俺が…俺が悪いんだ。許してくれ。俺は無力だ。何もしてやれなかった。許してくれユーシー」とジャンチェンは泣きながら言う。ユーシーはそっと抱き締め「大丈夫よ。私はそばにいる」と言い、ジャンチェンの背中をさする。
バネッサがバーで酔いつぶれてしまう。バーテンダーが携帯の履歴を見て連絡をし、ボーイエンが迎えに来る。
翌朝。知らない部屋でバネッサは目覚める。自分の服ではなくワイシャツを着ていたバネッサ。その時、ボーイエンが朝食を持って部屋に入ってくる。バネッサが服のことを聞くと「着替えさせました。吐いて汚れていたので」と答えるボーイエン。「別に何もなかったわよね?」と確認するバネッサに、ボーイエンは「もちろん」と言う。
池を見つめていたジャンチェンに「日差しは暖かいけど、朝は冷えるわ」とユーシーがコートをかける。「昨夜はよく眠れた?」と気遣うユーシー。ジャンチェンは「ああ」と言う。ユーシーはもっと慎重に行動するべきだったと謝る。そこにウェイリエンが。
「手術の順番が回ってきた」と嬉しそうに話すウェイリエン。ウェイリエンはすぐにでも手術ができると言うが、ジャンチェンは複雑な気持ちに。
部屋に閉じこもってしまったジャンチェンに、ユーシーはドア越しに話しかける。社長は周囲の人を大切に思い、守ろうとしている、どんな決断を出そうと深く考えた結果だと思う、だけど…飛天谷の伝説の中の若者を覚えてる?と言うユーシー。ジャンチェンは“若者は確かに愛する人に再会できた。だけどね、やっぱりこの伝説は悲しい話だと思うの。若者は別れてからずと恋人を失った悲しみを引きずってきた。家族や友人からの愛情もそっちのけにして、幸せを拒んで来た”と話していたユーシーを思い出す。
「社長も幸せを拒み続けるの?どうか諦めないで」と言うユーシー。ジャンチェンはしばらく考えたあと、ドアを開ける。「病院へ行くよ」と言うジャンチェン。ユーシーは喜び、私も一緒に行くと言う。
ジャンチェンは目の検査を受ける。
「驚いたよ、手術を受けるなんて」と話すウェイリエンに、ジャンチェンは「無力ではいられない」とつぶやくように言う。
あとから来たユーシーは、検査の結果が問題ないと分かり喜ぶ。
病院から帰ろうとした時、ユーシーにヤーティーから電話が。ユーシーにクッキーを教えるために台北に来たヤーティー。
電話を切ったあと「今後はいつでもたべられるわよ」とユーシーがジャンチェンに話す。それを聞いたウェイリエンが「どんどん仕事熱心になっていくな」と言う。「当たり前よ。こんなに向上心あふれる介助人に巡り会えて、本当に幸運だったわね」と冗談を言うユーシー。ジャンチェンは「うちで教わるといい」と言う。
ユーシーはヤーティーをジャンチェン宅に連れて来る。ジャンチェンの家を不思議そうに見つめたヤーティーは「この家に懐かしさを感じるの」とユーシーに話す。なぜかしら?と思いながらも、ユーシーは気に留めない。
ユーシーはヤーティーに教えてもらい、ハートに雪の結晶のついたクッキーを作り上げる。ヤーティーなら完璧な良妻賢母になれると思ったユーシーは「あなたの恋人は、きっと幸せでしょうね」と言う。しかし、沈んだ声で「恋人はいないわ」と言うヤーティー。私にとって恋愛など幻想でしかないと。
帰ってきたジャンチェンに、見た目には分からないユーシーとヤーティーのクッキーを食べさせる。食べ比べたジャンチェンは、一口食べただけでそれぞれの作ったクッキーを当ててしまう。もう一度ユーシーは「私が作ったのを食べてみて」とウソをつき、ヤーティーのクッキーを食べさせるが「これはヤーティーの作ったほうだ」と当てるジャンチェン。
ウェイリエンの車で帰るヤーティーは、悲しそうにサイドミラーに映るジャンチェンとユーシーを見つめる。
「出かけないか」と言い、ジャンチェンは映画館へユーシーを連れて行く。なぜ?と思うユーシーに「映画が見たいんだろ?」と言うジャンチェン。ユーシーは“今度の日曜ね、2人で映画を観に行く約束をしたの”と行けなくなったボーイエンとの約束を、涙を流しながらジャンチェンに話した時のことを思い出す。「ありがとう」と言うユーシー。
映画館は貸し切りになっていた。ホラー映画だから叫ぶと他人に迷惑だ、と言うジャンチェン。叫んだりしないわ、と言っていたユーシーだったが、映画を見始めるとジャンチェンの言うとおりになる。叫びながらジャンチェンに抱きつき、気づくとジャンチェンの顔と自分の顔が触れ合っているユーシー。ゆっくりと離れるが、すぐに怖いシーンでまたジャンチェンに抱きついてしまう。
目の手術のためジャンチェンは敏盛総合病院に入院する。病室まで来たヤーティーは、部屋に入れないまま、その場を後にする。
ーつづくー
フェイフェイが子供たちには優しくていいお姉さんでホッとしました(*⌒ー⌒*)
いつものわがままな感じもなくて。
ユーアンに言われてジャンチェンへの気持ちも考えてくれるようになったのもよかった。
バネッサとボーイエンは本当に何もなかったのかな…。
否定したボーイエンの言い方が気になるけど( ̄ー ̄;)
お話も少し動いてきた感じ。
ヤーティーはこういう再登場だったのねヾ(・ω・`;)ノ
やっぱりヤーティーはジャンチェンを見ると何か思うところがあるみたい…。
ジャンチェンの目が見えるようになるのが楽しみ。
ユーシーを早く見てもらいたい(*´ー`*)
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