ユーシーの病室にウェイリエンが来る。ユーアンたちを見送ったあと、ヤーティーをみてきたウェイリエンは「容態は安定している。心配はいらない。バネッサのおなかの子も無事だそうだ」とジャンチェンに話す。そして警察が防犯カメラの映像を確認し、ボーイエンが車に細工をしていたということも。
ボーイエンの容体を聞くジャンチェン。ウェイリエンは「危険な状態らしいが、自業自得さ」と答える。ジャンチェンを心配し、帰って休むようウェイリエンは言うが、ジャンチェンは動こうとしない。
脳内に出血があり傷も深く危険な状態だとボーイエンの容体を医者から説明されるバネッサ。万一の覚悟をと。
つらいバネッサはお腹に手をあてる。
ボーイエンの病室に入ったバネッサは、携帯に録音できたか聞く。苦しそうに「ありがとう。頼むよ」と言うボーイエン。
バネッサはボーイエンの手を取り「他には何か?」と言う。ボーイエンはバネッサの顔を見ると「許してくれ。君を…出産まで支えると約束した。だが…約束を守れるかどうか」と話す。「大丈夫、きっと守れるわ。約束は必ず守ってくれた。今回も大丈夫よ」と言うバネッサ。
バネッサが「前にあなたが言ってたこと覚えてる?父親のいない子は苦労も多く、寂しい思いもする。子供に同じ思いはさせたくないって」と言うと「そう思ってる」とボーイエンは返す「だったら生きるのよ」と言うバネッサ。バネッサはボーイエンの手を自分のお腹へ持って行くと「分かる?この子も頑張って大きくなろうとしている。この世界に生まれて、私たちに会うために。あなたも約束を守って」と言う。
イスに座ったバネッサは、ボーイエンの手を握り「この子とあなたを引き離す気はない。この子が生まれたら、あなたが腕に抱きあやしてほしい。それからベビーカーを押して街を散歩するの。幼稚園に入ったら小さな手を引いて一緒に登園する。運動会には一緒に大きな声で応援してあげるのよ。父親がいればいじめられることもない。きっと楽しく幸せな日々を過ごせるわ。私たちの愛に包まれて幸せに育つはずよ。幸せに育ってくれる」と泣きながら話す。ボーイエンは涙を流し、静かに息を引き取る。
バネッサはボーイエンの手の甲と額に口づけすると「安心して静かに眠って。私が全力でこの子を守ってみせる」と言う。
九天玄女様の画に向い、ユーシーの意識が戻るにはどうすればいいのか教えてほしいと、必死で頼むユーシー母。あの子が助かるのなら、私の寿命を縮めても構わないと。
泣き崩れる母をユーアンが慰める。
ユーシーの病室に来たバネッサは「ボーイエンが彼女に伝言を」とジャンチェンに話す。「彼は…」とジャンチェンが聞くと、うなずいて目を伏せるバネッサ。
バネッサはイスに座り、再生ボタンを押してユーシーの枕元に置く。
“ユーシー、すまなかった。君は僕に優しすぎた。だから僕はずっと君がくれる愛情に安心して甘えきっていた。そして君の気持ちを顧みることのないまま、自分の出世のためだけに力を尽くしてきた。体を動かせなくなった今になってようやく、これまでに自分がしてしまったことの愚かさを痛感している。君にはつらい思いばかりさせてしまった。どうか許してほしい。1つ頼みがあるんだ。今、きっと君のそばにバネッサがいるだろう?彼女に伝えてくれないか。“君のことが好きだった”と。バネッサ、すまない。僕は自分の気持ちに気付くのが遅すぎた。だが、これは今の僕の正直な気持ちだ”と入れていたボーイエン。バネッサは泣きながら頬笑む。
母はユーシーの部屋でシーツを替える。「きれいにしておけば、帰ってきた時に気持ちよく寝られるわ」とユーアンに話す母。ユーアンも一緒に手伝う。
母が引き出しの整理をしていると、ジャンチェンとウェイリエンに誕生日を祝ってもらっているルオハンの写真を見つける。その写真をじっと見つめる母に気付き、近づいたユーアンは「いつの写真?ジャンチェンさんと一緒に誕生日を?2012年6月19日、26歳。この年は家で過ごしたはずだし、当時2人はまだ知り合ってないよね?」と聞く。
母はユーアンと一緒にベッドに座ると、写真の女性はルオハンといい、ユーシーの双子の姉だと話す。もう亡くなっていると。驚くユーアンに、さらに母は「あなたと姉さんは養子なの」と告げる。しかしユーアンは養子のことは知っていた。「僕がずっと通っているのはチェンシー児童施設だよ」と言うユーアン。母はユーアンがそこでボランティア活動をしていたことを知る。
ユーアンは「院長の手伝いで資料の整理をした時、里親リストを見て自分の出自を知った」と話す。「なぜ黙ってたの?」と言う母。ユーアンは「だって母さんは僕の母さんだろ?僕を大事に育てて、たくさん愛してくれた。優しい母さんだ。それに僕が母さんの息子だという事実は、ずっと変わらない。母親は母さんだけだ」と言う。涙を流す母の肩をユーアンは抱き寄せる。
ジャンチェンはユーシーと結婚したいとユーシー母とユーアンに話す。いつ目覚めるかも分からず、母親として娘の結婚は嬉しいが、でもあなたの負担になってしまうと躊躇するユーシー母。それでもジャンチェンは「彼女は僕の最愛の人です」と言う。一緒にいたジャンチェンの両親も望み、フェイフェイも「みんなユーシーが好きなの」と説得する。「夫として支えたい。眠っていても彼女には僕の話が聞こえてるはずです。彼女に伝えたいんです。何があってもずっとそばを離れないと」言うジャンチェン。母は「眠っている間に勝手に嫁がせたと知ったら、あの子怒るわね。ありがとう。じゃあ、頼むわね」とジャンチェンに言う。
病室で結婚式が行なわれる。眠ったままのユーシーはウェディングドレスを着て、家族や友達がベッドを囲う。その中にはヤーティーの姿も。
ジャンチェンは「私、ファン・ジャンチェンは指輪に誓う。一生をかけてチェン・ユーシーを愛し続けることを。苦しき時も、健やかなる時も、病める時も、彼女を愛し、励まし、尊敬し、守ります。末永く幸せにします」と言い、ユーシーに指輪をはめる。ジャンチェンにはユーシーの代わりにユーシー母が指輪を。「娘をよろしくね」とユーシー母が言うと「お任せを」と返すジャンチェン。
ユーシー母がブーケトスをし、シャオリンが受け止める。
病院を後にしたフェイフェイは「ユーシーがうらやましい」とユーアンに話す。昏睡状態になったのは不孝だけど、あの事故があったおかげで兄さんの愛がどれだけ深いか分かったもの、と。信号待ちになり「私も今のユーシーと同じように昏睡状態に陥ってしまったら、兄さんみたいな人に出会えるかな。お嫁さんにしてくれて、手を引いて共に歩んでくれる。ねえ、そんな人に出会えると思う?」と言うフェイフェイ。信号が青になり、ユーアンはフェイフェイの手を取ると「青信号だよ」と言って歩き出す。フェイフェイは嬉しそうに頬笑む。
ジャンチェンはユーシーの世話を自宅ですることに。
ベッドに寝ているユーシーに「ヤーティーの体調は徐々に回復してる。出店の準備も始めてる。もうじきオープンするよ」と話しかけるジャンチェン。
ユーシー母は毎日ジャンチェンの家に食事を作りに来ていた。
キッチンへ行ったジャンチェンが「毎日は結構ですよ。大変でしょう?」と言うと「あの子が目を覚ました時に、すぐ食べられるよう準備しておきたいの」と言うユーシー母。
来る日も来る日もユーシーに話しかけるジャンチェン。「お母さんは今日も君の好物を作って帰って行ったよ」と話し、ユーシーからもらったカードを手に持ったジャンチェンは「俺に“幸せの音”を聴かせるために、このカードをくれたね。今の俺にとって幸せは音を聴くだけじゃなく、君と一緒につかみたいものなんだ。眠いならもう少し眠るといい。だけど、あまり長く待たせないでくれ」と言う。
ガードを開き、ジャンチェンはユーシーに歌を聴かせる。
いつの間にか寝てしまったジャンチェン。
ジャンチェンに触れていたユーシーの手がぴくっと動く。ゆっくりと目を覚ましたユーシーは、重い体を起こす。
自分の指に指輪があることに気付くユーシー。そして側で寝ているジャンチェンの指にも。優しく頬笑んだユーシーは、立上がるとジャンチェンにブランケットを掛ける。
ーつづくー
前回、早とちりして、もうボーイエンは死んでしまったと思い込んでたーヾ(・ω・`;)ノ
だってだって、タイミングよくヤーティーが手術室へ運ばれたし。(と、言い訳)
ボーイエンが改心したのは良かったかな…。
でも改心したのなら、できたら罪も償って父親になってほしかった。
これではバネッサも子供も可哀想…(;д;)
ユーアンは自分も養子だと知っていたのね…。
でも、さすがユーアンはいい子。
ちゃんと大事なことを分かってる。
今回はジーンとするシーンばかりで。
ジャンチェンの家族もみんないい人たちで、ユーシーが目覚めると皆で信じていて。
結婚式も良かった(*´ー`*)
ユーアンが答えるかわりにフェイフェイの手を引いて歩き出したのも。
そしてそして、ユーシーが目覚めて良かったー。
ジャンチェン、早く目を覚ましてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
次回はいよいよ最終回。
なのに来週の放送はお休み…だよね!?
すごく気になるのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ(;△;)
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