桟橋。柳傲天の脚を膝枕にし、目を閉じる路雲霏。傲天は雲霏を見つめながら"もし路殿(不凡)があの刺客なら、俺はどう君と向き合えばいい"と思う。目を開けた雲霏は笑うと「のぞき見?」と聞く。「のぞいちゃいない。堂々と君を見てた」と答える傲天。雲霏は傲天の右手を取ると、大変なことばかり起こるけど私の心はすごく落ち着いている、あなたがそばにいる、安心できるの、ずっと待つわ、あなたが打ち明けてくれる日をと言う。
「信じてくれるのか」と傲天が言うと、体を起こした雲霏は「当然でしょ。愛してるなら相手を信じるものだわ」と返す。「もし君を傷つけるようなことがあったら俺を許すか?」と聞く傲天。雲霏は傲天の額を指ではじくと「"もしも"はナシよ。だって信じてるもん」と答えて笑う。傲天は何も言わず雲霏の肩を抱く。そんな2人の様子を、肉まんを買いに行っていた聶文星が見る。
傲天と雲霏が傲天の住まいまで戻ってくると、起きた生徒たちに文星が肉まんを配っていた。残っていた1つの肉まんを「あげる。私は帰り道で買うわ」と傲天に差し出す雲霏。傲天はその肉まんを受け取る。
雲霏は生徒たちに後片付けを頼み、学院に戻ることにする。文星も雲霏と一緒に戻ることに。
街。文星は買ってきた肉まんを雲霏に食べるように言う。文星の食べ方を見て「豪快に食べなきゃ」と見本を見せる雲霏。雲霏は何とか完成することが出来、文星に礼を言う。「君だけは私を信じてくれた。だから礼を言うのは私のほうだよ」と返す文星。雲霏は「あなたは信頼できる人よ」と満面の笑みで言う。
宮廷にいる東方婉児に会いに行った傲天は、現時点では刺客は確定できていないが、おびき出そうと思っている、しかし結果がどうであれ刺客を許していただきたいと頼む。「目星がついてるの?」と東方婉児が聞くと、傲天はひざまずき「刺客を追い詰めないでください」と言う。初めて見る傲天の嘆願する姿に驚く東方婉児。東方婉児は「それほどまでする相手とは、一体、誰なの。陛下と私に背くつもり?」と言う。
雲霏が学院に戻ってくると、劉二妹が怒っていた。「なぜ裏切ったの?私の心に彼がいるのを知ってて」と言う二妹。雲霏は傲天のことを言っているのかと思ったが、二妹が言っていたのは雲霏の父である"追風少年"のことだった。二妹は「これからは何も心配いらないわ。私があなたの母親よ」と言うと雲霏を抱いたままクルクル回る。
開演直前になって慕容月が降板すると言い出す。うまく台詞の言えない范大同と舞台に立てば、観客に嘲笑されると言う慕容月。一緒に頑張ったみんなの努力も無駄になると雲霏が説得しても、文星が私には我がままとか映らないと言っても慕容月の気持ちは変わらない。
劉瑶瑶が慕容月の代役をすると言うが、瑶瑶は祝英台の台詞を覚えていなかった。宋文文が稽古をしていた時に祝英台の台詞を全部頭に入れていたことを思い出した大同は「こいつだ」と指を指す。困惑した文文だったが、みんなから説得され祝英台の役をすることになる。
"梁山伯と祝英台"の演目が始まる。大同と文文は素晴らしい演技をし客たちは喜ぶ。
自分だけが祝英台を演じられると思っていた慕容月は、発表会の成功に落ち込んでしまう。そんな慕容月に、君は何もかも満たされているように見えるが、嬉しい時も悲しい時も高慢さが邪魔をし誰とも感情を分かち合えない、実は今までの私も君と同じだった、だが高慢さを捨てたら信頼できる友がいることに気づいたと文星は言う。君も試してみろ、高慢さを捨て、みんなの輪に入るんだと。
寝台で寝ていた呉天宝は、客の拍手が聞こえ、好演している証しだと思う。しかし慕容月が大同の相手役をしていると思うとため息が出てしまう。「バカなことを考えるな。小月(慕容月)は大同のものだ」と何度も自分に言い聞かせるようにつぶやく天宝。そこに慕容月が来る。芝居中だと思っていた慕容月の姿に天宝は驚く。
舞台に立っているのは大同と文文だと慕容月が話すと「あの2人が?」と天宝は言う。「心配ないわ。いい出来よ」と言う慕容月。それを聞いた天宝は「じゃあ、心配するべきは君のようだな」と言う。「なぜ、そう思うの?」と聞く慕容月に「何となく、うれしくなさそうだから」と答える天宝。慕容月は部屋を出て行きそうになるが、天宝は呼び止め、そんなに強がることはない、君だって人間だから喜怒哀楽がある、誰にも言えない時は私に打ち明けてくれと言う。琴を聞いたり、話し相手になれると。
文文と大同の感動的な演技に、見に来た傲天も驚く。「ありがとう。君のおかげで最高の出来となった」と傲天に礼を言う文星。傲天は感謝されるのは嬉しいが、礼ならば生徒たちに言ってほしい、俺たちは単に道をしめしただけ、切り開いたのは他でもない生徒だ、生徒であると同時に俺たちの師でもあると言う。
発表会は大成功のまま終わる。
傲天と一緒に歩いていた文星は、私は書物から師の道を学んだため学業を向上させることが務めと思ってきた、だが今回の件で間違いだと気づいた、生徒に押し付けるのではなく、各自、合った道へ導くべきだったと話す文星。それを聞いた傲天は、さっと屋根の上に乗り酒を飲み始める。見上げながら「学院内で屋根に上がってはいけない。生徒がマネをする」と注意する文星。
「各自に合った道を歩ませるべきなんだろ?今の俺は屋根の上で酒を飲むのが合う。生徒に見られても彼らには判断する力がある」と傲天は返す。自分の行動にしっかりと責任を持てるはず、まずは生徒を信じてみろと。どうりで生徒が一番に君を頼るわけだ、生徒を信じずして師範など務まらないなと文星が言うと「生徒も分かってる。君が信じ始めたということを」と言う傲天。文星もさっと屋根の上に乗り「変わるのに、まだ遅くない」と言う傲天から酒を受け取る。
腹を割って文星と話すことができた傲天は、生徒を闘争に巻き込まないでくれ、もし生徒を傷つけたら倍にして返してやると言う。「覚えておこう」と文星が返すと、全力で生徒たちを守ると約束してほしい、主に背いてでもだと言う傲天。文星は何も言わず遠くを見つめる。
発表会が終わり、大同は寂しい気持ちになる。そんな中「あなたは最高の祝英台を演じたわ。私のわがままで舞台に穴を開けそうになり、あなたに迷惑をかけてしまった」と大同と一緒にいた文文に慕容月が謝りに来る。「友達でいてくれる?」と慕容月が言うと、笑顔でうなずく文文。それを見ていた大同は複雑な気持ちになる。その時、慕容月が転びそうになり、文文が抱きしめるような格好に。思わず「放せ」と叫んだ大同は、文文の手を引いてその場を後にする。
慕容月を抱きしめたから大同が怒っていると思う文文に「慕容月を好きになるな」と言う大同。悲しい気持ちになった文文は、お前から奪うつもりはないと言う。そんな文文に「奪う必要はない」と大同は怒鳴り、文文の腕をつかむ。文文がその大同の手を振り払うと、大同は「そうか。好きなら応援してやる。2人で梁山伯と祝英台を演じろ。でも僕は…僕は決めた。2人の前から消える」と告げ行ってしまう。大同の後ろ姿を見ながら"穀潰し(大同)、祝英台は女に戻ることができた。どんなにうらやましいか"と文文は思い、涙を流す。
ーつづくー
東方婉児が不凡を許してくれるのか、ますます心配になっちゃう(;△;)
傲天も雲霏と東方婉児の間に挟まれて、絶対つらくなるはず。
いや、もうつらい立場だよぉ"(ノ_・、)"
傲天と文星の関係もよくなってきたみたいで嬉しい(*´ー`*)
これも素直な雲霏が文星を信じてくれたからかな?
でも…文星の父でもあり主は公孫毅。
公孫毅に文星は逆らうことができるの?
その時、墨瞳はどうするのかな?
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(0д0∥)
せっかく慕容月が素直になったのに、文文と大同がもめちゃった(;_;)
2人の前から消えるってどういうこと?
大同が学院を去ってしまうということなの?
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁヽ(@ω@;)ノ
そういえば…最近、小山が出て来ていないような?
あれ?お父さんの孫大山も出ていないかも?
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信じ合う姿に、勝手に現実も重なってくるような
きゃああああぁぁぁ、でした。
大同と文文、天宝と容月も
それぞれにいい雰囲気にですね。
それにしても最後の大同の行動で
どうなるのでしょうか???