最高の私として一緒にいたいの、と言ったシャンシャンを、フォン・トンは抱き寄せ頬笑む。
フォン・トンはシャンシャンと手をつなぎ、家まで送る。シャンシャンは「もう1つ決心したの」と言う。そして「明日、話すわ」と言ってフォン・トンの頬にキスをすると家の中に入って行く。「何を決心したんだ?」とつぶやくフォン・トン。
翌日。お昼になり食事に行く同僚たちがシャンシャンにも声をかける。それを「別の場所で食べるの」と断わるシャンシャン。お弁当を持ったシャンシャンに「どこで食べるの?」と聞く同僚たち。シャンシャンは何も言わず、人差し指を上に向ける。
シャンシャンが出ていくと、同僚たちは「認めたのは初めてじゃない?」と話す。
社長室の前で秘書のリンダとアーメイに「社長は?」と聞くシャンシャン。リンダが「いるわよ。取り次ぐ?」と聞くと、シャンシャンは「結構よ。自分で入るわ」と答え、社長室に入る。
シャンシャンは仕事をしているフォン・トンに気づかせるよう、デスクをコンコンと叩く。顔を上げたフォン・トンに「ここで食べていい?」と言うシャンシャン。シャンシャンの目の前まで歩いてきたフォン・トンは「予想したとおりだ。歓迎する」と言う。
「自分で入っていったけど、アポなしで怒られない?」とリンダに言うアーメイ。リンダは「相手はシャンシャンよ」と返し、2人も食事へ行く。
シャンシャンがまた社長室で食事をしていると、その話で社内は持ち切りとなる。
フォン・トンが立ち会う中「5年前、シアトルにいたそうだな」とジョン・チーに聞くイェン・チン。ジョンは「ああ、両親と一緒に親戚の家を訪ねたと答える。「当時ライフ・エナジーとよく似たアブリが現地で流行してただろ?」とイェンが言うと「知らないね。仕事で行ったわけじゃないからな。尋問はやめてくれないか」とジョンが返す。「提出された証拠を元に確認しているだけだ」と言うフォン・トン。
「冗談はよせよ。世界のどこにいようとアブリは入手できる。証拠にならない」とジョンは言う。フォン・トンが「金が狙いなら確たる証拠を集めてるはず。お前の部署全体を調べる必要がある。怒っても解決しない」と言うが「だから?濡れ衣を認めろと?言っとくがそんな安易に示談交渉を進めるな。俺は反対だぞ」と怒り、ジョンは出ていってしまう。
ジョンの家に行ったフォン・トンはバスケに誘う。しかし「気分じゃない」と言うジョン。
椅子に座ったフォン・トンに「本当は訴訟の件で来たんだろ」と顔を背けながら言うジョン。フォン・トンは「覚悟しておけ。反論できる証拠がなきゃ和解しかない」と言う。ジョンはフォン・トンの顔を見ると「盗作してないのに?」と聞く。「それは分かってる。だが証拠はないだろ」と答えるフォン・トン。ジョンは「つまり俺を説得しに来たのか」と言う。今回の訴訟は業界全体が注目している、和解も悪くない、とフォン・トンが話すと「俺は開発部長だが人間でもある。俺の人格を疑うのか」とジョンは言い返す。
フォン・トンは「新機種の発売が近い。株主たちは早期解決を望んでる」と言う。「俺なんか数十億の収益の比じゃないものな」と言うジョン。「そんな意味じゃ…」と言うフォン・トンを「でも和解する気だろ?」とジョンがさえぎる。そして「もう帰ってくれ」とジョンは言う。「分かってほしい」とだけ言い、フォン・トンは帰っていく。
フォン・トンは今晩一緒に食事をしようとシャンシャンに電話をかける。学校へ通い始めたシャンシャンは、今日は授業があると言う。そんなシャンシャンを学校までフォン・トンは車で送る事に。
フォン・トンの車が学校に着くと、助手席に乗っていたシャンシャンが「授業のスケジュールを渡しておくわ」と紙を渡す。平日の夜はほぼ埋まり、週末まで授業があると知ったフォン・トンは「一緒に食事できない」と言う。「実力をつけるためには、たくさん授業を受けないと。お昼は一緒に食べてるでしょ」と言うシャンシャン。フォン・トンは不満に感じるが「食事はいつでもできるわ。試験が終われば思う存分付き合う」とシャンシャンに言われ何も言うことができない。車から降りたシャンシャンを見ながら、フォン・トンは「フォン・トン。自分で招いた災いだぞ」とつぶやく。
シャンシャンが外車から降りたのを、同じ授業を受けるユー・ミンロンが見ていた。シャンシャンの隣に座ったユー・ミンロンは「私も1期前に入ったばかりよ。ここは古株の人たちがグループを作っていて私は仲間に入れなかったの。今後は隣同士に座って助け合わない?」と言う。戸惑いながら「そうね」と答えるシャンシャン。
シャンシャンの勤め先が大企業の風騰だと知ったユー・ミンロンは「そういえば、さっき外車から降りてこなかった?彼氏が送ってくれたの?外車に乗ってるなら大物ね」と言う。シャンシャンは「違うわ。仕事が中古車販売なの。あれも中古よ、大したことないわ」とごまかす。
旧家。特許侵害訴訟について、生きるか死ぬかの闘いになりそうだとリーシューはイェンから聞く。ユエが「ジョン・チーもうかつね。弱みを握られるなんて」と話すと「そんなこと言ったら彼は激怒するぞ」と言うイェン。イェンは「俺が思うにビーナ社の狙いは金だ。金さえもらえば個人を攻撃する気はない。だがジョン・チーは闘うと言い張ってる。おかげで株主たちも頭を痛めてるよ」と言う。
昼食。社長室に来たシャンシャンは「先に食べて。残ってる問題を解いちゃうわ」と言う。食後に質問もあると。「僕は恋人だ。先生じゃない」と言うフォン・トン。シャンシャンは見つめながら「2人の将来のためなの。協力できるでしょ?」と甘えたように言う。「分かった」と 答えたフォン・トンは会計士資格を持つ社員のリスト持ってくるようリンダに電話をかける。
「先生を見つけてやるから、質問はその人に聞け。これで食事できるか」とフォン・トンが言い、シャンシャンはうなずく。
別の日の昼食。また食事もせず勉強をしているシャンシャンに「黒豆がある。選り分けてくれ」と頼むフォン・トン。シャンシャンは勉強に夢中で「なぜシェフに言わないの?自分でやって」と返す。すねたフォン・トンは、シャンシャンのご飯の上に黒豆を置いていく。
2人の男性社員に勉強を教えてもらったシャンシャンは、フォン・トンの隣に座ると「リーさんの解説、すごくわかりやすかった。ツアイさんはどんな難問も楽勝なの。風騰史上、最年少で課長になったのもうなずけるわ」と言う。
翌日。シャンシャンに教えてくれていた先生が来ない。質問があるなら僕に聞け、とフォン・トンがシャンシャンに言う。しかしシャンシャンが聞くと、フォン・トンは「国内税法の問題か?僕が学んだのは財経だ。国内税法の知識はあまりない」と言って答えられない。そして「僕は風騰史上、最年少の社長だ。知ってるよな」と言うフォン・トン。シャンシャンは先生たちがなぜ来ないのか、ようやく分かる。
晩ご飯。また勉強をしているシャンシャンは食べようとしない。もう1問、と言うシャンシャンに「ダメだ」と怒った顔で言うフォン・トン。フォン・トンは学校に通って3か月経つシャンシャンに「手応えは?」と聞く。「授業はついてけないし、成績も最低なの」と答えるシャンシャン。「なら行くな。家で勉強すればいい」とフォン・トンは言う。独学なんて無茶だとシャンシャンは返す。先生の話でさえ飲み込めないのに、と。フォン・トンは今年合格しなくてもいいと話すが、ふさわしい女になりたいと思っているシャンシャンは「合格してみせるわ」と言う。
フォン・トンがパーティーを開く。
弁護士のカレンと一緒にいるジョン・チーを見たリーシューは、部屋へ戻ることにする。そんなリーシューを見かけるジョン。
リーシューが部屋に入ってしばらくするとジョンが来る。「君の顔を見に来た」と言うジョン。「大変な時でしょ、私に構う余裕ある?」とリーシューが返す。リーシューが訴訟の件を知っていると分かり「この苦しみを誰かに話したかった」とジョンは言う。
ジョンが「盗作呼ばわりされるほど屈辱なものはない」と言うと「わかるわ、あなたを信じる。イェン・チンやフォン・トン、周りの人は全員そうよ」と言うリーシュー。「でもフォン・トンは和解するつもりだ。俺を屈辱してる」とジョンは言う。
リーシューは「そんな言い方をしたら彼が可哀想だわ。社長の立場もある。本当に和解になったとしても、それは“商売上の配慮”と言えるわ」と話す。「風騰とフラトン社が発売する携帯は記録的な売り上げを達成するが、俺には“盗作者”という汚点が残る。誰もそれを“商売上の配慮”と思わない」と言うジョン。もう1つ、和解をすれば、今後、風騰は特許を買いあさる世界中の輩から次々に狙われるという心配もあると。「それはフォン・トンが考えることよ。彼はおじい様に厳しく育てられた。絶対にヘマはしないわ」とリーシューが言うと、ジョンは「やっぱり君にとっては奴が一番なんだな。俺を傷つけてでも、奴のほうを信じる」と言い部屋を出ていく。
シャンシャンの家に入りながら「会計士試験に僕を巻き込むなよ」と言うフォン・トン。私が2人の将来のために頑張ってるのに、あなたは“デートできない”と文句ばかり言ってる、そんな彼氏は分からず屋じゃないの?とシャンシャンは見つめる。2人の将来のため、と言われ、フォン・トンは「いいだろう。なら僕たちのために、しっかり学べ」と言う。「ありがとう」と言って、シャンシャンはフォン・トンに抱きつく。
和解金額も提示され、フォン・トンは和解することを決める。怒ったジョンは「俺を犠牲にするような会社に用はない。今すぐ辞めてやる」と言って出ていく。社長室から出て来た、そんなジョンをシャンシャンは見る。
シャンシャンが「ジョン・チーとケンカしたの?」と聞くと、フォン・トンは「和解すると決めた」と答える。「まさか彼は退職するつもり?引き留めたわよね?」と言うシャンシャン。しかしフォン・トンは「君とこの話はしたくない」と言う。
シャンシャンはジョンと話すが、ジョンの決心は固く、今後はアメリカに戻るかもしれないと言われる。
心配なシャンシャンは、リーシューに「どうしたらいい?」と聞く。リーシューは「引き留めなきゃならない理由はないわ。会社を辞めても友達に変わりない。意思を尊重すべきよ」と言う。しかしシャンシャンが「彼がアメリカに帰ったらフォン・トンは1人…」と言うと「アメリカに帰ると言ったの?」と顔色を変えるリーシュー。リーシューは“あまり長くは待たないぞ。急いでくれ”と言ったジョンを思いだす。
シャンシャンはリーシューと一緒にジョンの家の近くまで行く。話ても効果ある?と自信のないリーシューに、シャンシャンは「ジョン・チーはあなたが好きだもの。慰めてあげてよ」と言う。さらに「これは2人にとってチャンスなのよ」とシャンシャンは言い、リーシューはジョンの部屋へ向かう。
ーつづくー
シャンシャンと同じ学校に通っているユー・ミンロンがあまりいい感じじゃないけど…。
これから何かあるのかな?
今回はかまってもらえないフォン・トンが可笑しくて。
特に黒豆が最高!!
あのフォン・トンの顔とすねた態度!!(*´艸`*)
シャンシャンもフォン・トンの扱い方が分かってきたみたいだし、本当に見てて楽しい2人。
でも、あんなに仲のよかったフォン・トンとジョンがケンカ?してしまい…。
悲しい(;_;)
でも、きっと2人は仲直りできるはず!!
ジョンも会社を辞めないでほしい。
リーシューとはどうなるのかな?というのも気になります。
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