バイツァオがリンに勝ち「信じられない」と言うティンイー。隣にいたティンハオはシェン監督を見た後、ティンイーに「まさに奇跡だ」と言う。
相手の力をうまく使ったバイツァオに「見事な攻撃だった」とイーフォンは言う。「ルオバイ先輩のおかげです」と言うバイツァオ。
ルオバイが目の前までくると「私が勝てたのは先輩のご指導のおかげです」とバイツァオが言う。頬笑んだルオバイは「お前の力だ」と返す。「教えたほうも学んだほうもすごいよ」と言うイーフォン。
試合が終り開場を後にしたバイツァオは「次も勝てたらいよいよ決勝進出よ。やっと師匠に会える」と嬉しそうにシャオインたちに話す。しかしシウダーは「次の試合相手は賢武館だぞ。ファン兄弟と対戦するのはルオバイ先輩とバイツァオだ。相手は世界王者と国内トップの選手だ」と言う。皆の気分が下がったところに、バイツァオが対戦したリンが来る。
「いい試合だった。これからも華麗な技を期待してるわ。約束よ、優勝してね」と言うリン。でないと負けた意味がないと。嬉しいバイツァオは「ありがとう」と言う。2人は握手をし、別れる。
バイツァオたちはいつもの店で準決勝進出のお祝いをする。
シャオインがゲームをしようと提案し“ラブラブ綿あめキス”をすることに。トランプのジョーカーを引いた者が2人で綿あめを食べる。
シャオインはルオバイと食べようと細工をしようとするが、イーフォンがカードを配ってしまい台無しに。結局ジョーカーのカードはバイツァオとルオバイがあたり、2人で1本の綿あめを食べはじめる。
バイツァオとルオバイが顔を近づけて食べていると、棒を持っていたイーフォンがワザと棒を下へ下げる。キスをしそうになった2人は、とっさに顔をそむけ頬がぶつかり合う。
顔が真っ赤だとみんなにからかわれ、いたたまれずその場から逃げてしまうバイツァオ。「彼女を困らせて面白いか。何かあったらどうする」とルオバイが言う。
バイツァオはピンピンに連れられ席へ戻ってくる。シャオインが歌っていたが、ルオバイが気になってバイツァオは耳に入ってこない。
皆が歌っている間にバイツァオが寝てしまう。皆は映画に行くことになり、ルオバイが寝ているバイツァオと残る。
バイツァオを見て「こんな所で眠れるのか。イーフォン以上だな」と言って頬笑むルオバイ。
ルオバイはバイツァオを背負いながら帰ってくる。バイツァオはチュイにおんぶされ“これからは私がお前の師匠であり父親の代わりだ”と言われた時の夢を見ていた。バイツァオは「師匠、決勝戦に進んだら必ず来てください」とつぶやく。
翌日。チューユエンとお気に入りのレストランへ食事に来たティンイーは「なぜ今日、ここに連れてきたと思う?」と聞く。チューユエンは「来週は君の誕生日。昔からプレゼントをねだるのがうまかった」と答える。「覚えてたの?最近は祝ってくれなかったわ」とティンイーは少しすねたように言う。「君はもう大人で、今や元武道のスターだ。おねだりはそろそろ卒業だね」と言うチューユエン。
ティンイーは「時々思うの。母さんの事故がなければ松柏館とうまく行ってた。母同士もあなたと兄さんも仲良しで、私も幼なじみとして一緒にいられた。でも今はまるで敵同士。自由には会えない。兄さんなんて私を留学させて、あなたと引き離した」と言う。ティンハオは君の将来を考え、君を一番大事にしてる、と返したチューユエンは「おばさんの病気について調べたんだ。アメリカの大学で治療法が見つかり臨床段階に入った。僕も研究に参加するつもりだ」と話す。「いつも私のこと、気にかけてくれるのね」と言うティンイー。チューユエンはそれには答えず目を伏せる。
ティンイーの誕生会を開きたいとレストランを訪れたティンハオが、ティンイーとチューユエンが同じ席で食事をしているのを目にする。
怒りながら近づき「ティンイー」と言うティンハオ。「兄さん、なぜここに?」とティンイーが驚くと「俺が聞きたい」とティンハオが返す。言ったはずだ、こいつに会うな、ユー家のせいで母さんは4年も寝たきりだと。
「本当に申し訳ない」と謝るチューユエン。ティンイーは、チューユエンは悪くない、試合中の事故よ、仕方なかった、彼は元武道まで辞めた、もう十分でしょ、とティンハオに言う。「辞めた?何の解決になる?母さんは治らない」と怒鳴るティンハオ。
ティンハオはティンイーの手を取り「帰るぞ」と連れて行こうとする。「放して、帰らない」とティンイーは嫌がるが、ティンハオは放そうとしない。そんなティンハオの腕をつかみ手を放させるチューユエン。チューユエンは「ティンイーを責めないでくれ」と言う。
ティンハオが「ウチの話に口出しするな」とチューユエンに言い返すと「兄さんは横暴よ。チューユエンに会えず、どれほどつらかったか。4年も好きな人と引き離されたのよ。彼との試合を望むのは母さんのためではなく、自分のためよね」とティンイーは言う。本当は戦うことなんて望んでないんでしょ、チューユエンに勝てないから、と。「黙れ。負けるわけがない」とティンハオは言う。
「ここで勝負だ」とティンハオに言われ「分かった。君の気が済むなら受けて立つ」とチューユエンは返す。
ティンハオはチューユエンの胸を蹴り、頬を拳で殴る。しかしチューユエンはされるがままで何もしない。「かかって来い」とティンハオが言うと「まだ4年だ。君の気が済むなら蹴ってくれ」と言うチューユエン。怒りに任せて蹴ろうとしたティンハオは、チューユエンをかばったティンイーの腕を蹴ってしまう。慌てて「大丈夫か?」と言ってティンイーの手を取るティンハオ。その手を「どいて」と言ってティンイーは振り払う。
「どこまで自分勝手なの。母さんのことはチューユエンと関係ない。これで気が済んだ?」と言い、ティンイーはチューユエンと行ってしまう。
1人残されたティンハオは「チューユエン、なぜ大事な人を奪うんだ。見ていろ、必ずお前を倒してやる」とつぶやく。
小屋に戻り、チューユエンはティンハオに蹴られたティンイーを治療する。「何てムチャを。ティンハオの前に飛び出すなんて」とチューユエンが言うと「居ても立っても居られなくて。あなたを守りたかったの」と言うティンイー。「おばさんと約束したのに、君を守れなかった」とチューユエンは言う。ティンイーはチューユエンの腕に手を絡め、肩にもたれると「ケガをするたびそばにいられるなら、毎日、ケガをしてもいい」と話す。小さい時からあなたを見てきたわ、ずっと好きだった、あなたの気持ちは分からない、でも私の心は決まってる、私の心はあなたでいっぱいなの、と。
チューユエンはティンイーを自分から離し「君はまだ若いし出会いもある」と言うが「出会いなんて欲しくない。母さんが倒れた時、父さんは仕事、兄さんは試合に明け暮れ、私はひたすら稽古。独りぼっちだったわ。あなただけが私を気にかけ、そばにいてくれた」と話す。「僕はただ…」とチューユエンが言いかけると「最後まで言わせて」とティンイーは止め「離れていても、毎日あなたを思ってた。電話をくれなかったのは、兄さんに気を使ったからよね?私を好きなのよね?だから私の誕生日を覚えていて、プレゼントを贈ってくれたのよね」と言う。チューユエンは何も言えず、治療に使ったものを片付けに行く。
チューユエンがいない間、ティンイーはふとプレゼントの箱を見つける。開けると中にはイチゴのヘアゴムが。“きっと私への誕生日プレゼントね”と思ったティンイーは、元の位置に戻しておく。
戻ってきたチューユエンは「妹にプレゼントを贈るのは兄として当然だ」と話す。しかしティンイーは遠慮してそう言っていると受け止めてしまう。「これからは、どこに行く時も一緒にいるわ」と言うティンイー。障害なんか乗り越えてみせると。
バイツァオが道場に向かうと、ルオバイがいた。綿あめのことを思い出し、入りづらいバイツァオ。そこにイーフォンが来る。
「どうした。稽古もせずルオバイをじっと見て。あぁ“綿あめキス”の余韻に浸ってる?」と言うイーフォン。バイツァオは「違います」と慌てる。
イーフォンと一緒に道場に入り、バイツァオは稽古を始める。
妻の墓へ行ったチュイは、配達の仕事が見つかったこと、グァンヤーとバイツァオが道場対抗戦に出て、グァンヤーは1勝、バイツァオは準決勝まで進んだとを話す。シェン・ニンが強化チームの監督になり、有力選手を選んで訓練センターを作る事も。
チュイが墓の掃除をしていると、シェン監督が来る。
「シェン・ニン、なぜ君が」と言うチュイ。シェン監督はチュイが墓の前に置いてあった花を振り払うと、自分の持ってきた花を置く。「もう他人よ。姉さんは死んだ。二度と来ないで。姉さんも嫌がってる」と言うシェン監督。チュイが「分かってる。悪いのは俺だ」と言うと「違う、姉さんが悪いのよ。こんなひどい男と結婚したから。あなたのせいで姉さんは傷つき、こんなところにいる。グァンヤーは母親を失った」と言い返す。
「聞いたわ。指導者の資格を取り消されたとか。どうして?まだ弟子がいたなんて。チー・バイツァオね?チャンピオンにでも育てるつもり?言っておくわ、あの子に才能はない。あなたと同じ、ただの平凡な選手よ」とシェン監督は言う。「バイツァオは本当にいい子だ。あの子に怒りをぶつけないでくれ。昔のユエンに似て…」とチュイがかばうと、シェン監督は「気安く言わないで。言っておくわ。グァンヤーのためにも元武道から手を引いて。二度と現れないで。グァンヤーをこれ以上苦しませないで」と言い、行ってしまう。
病室。意識のない母に「明日は試合よ。相手が弱くてつまらないわ」と言うティンイー。ティンイーはチューユエンと治療法を調べるためアメリカに行くことも話す。治療法が見つかるまで帰らないと。そこにティンハオが来る。
ティンハオに怒っているティンイーに「明日の相手はバイツァオだ」と言うティンハオ。ティンイーは「それが何か?手加減しろと?分からないわ、またあの子の話?一体、どこがいいのよ。彼女に夢中のようだけど、いつもの悪いクセで、どうせすぐ飽きるんでしょ」と言う。
ティンハオは「お前は妹だ。松柏館との試合も、当然、勝って欲しい。だが忠告だ。敵を甘く見るな」と話す。ティンイーは「甘く見る?相手にもならないわ」と言う。
チューユエンにも会わないようティンハオは言うが、ティンイーは「私は兄さんが何をしようと口出しはしない。チューユエンのことも放っておいて」と言うと病室を出て行ってしまう。
バイツァオに「今日の稽古は終りだ」と告げるルオバイ。行こうとするルオバイを呼び止め「もう終りですか?賢武館の戦術研究が終わってません」とバイツァオが言う。しかしルオバイは「全力だけ尽くせ」と言うと行ってしまう。
「先輩が変です」と戸惑うバイツァオに、イーフォンは「賢武館には何をしても無駄だ。俺たちとは力の差がありすぎる」と言う。ルオバイの相手はあのティンハオだと。
眠れないバイツァオは、もう少し稽古しようと道場へ行く。
道場に入るとティンイーに大敗した時のことを思い返すバイツァオ。「また前回みたいに惨めに負けるのかな」とバイツァオがつぶやくと「眠れないのか」というルオバイの声がする。
バイツァオの前まで歩いてきたルオバイは「怖くて眠れないのか」と聞く。うなずくバイツァオ。ルオバイは「何が怖い?」と言う。
バイツァオは「前回、ティンイーさんに負けた時は攻撃すら見えませんでした。あの時はあまりにも怖くて息もできなかった」と答える。「だから何だ。そんなに怖いなら出場をやめろ」と言うルオバイ。慌ててバイツァオは「緊張していますが、試合は全力を尽くします」と言う。ルオバイは「全力を出し切っても明日は負ける。ティンイーは格上だ、勝ち目はない。リン・フォンに勝てたのはたまたまだ」と話す。「ですがルオバイ先輩。たとえ負けるにしても、何度倒されても、それでも全力を尽くすべきだと思います」とバイツァオは言う。
ルオバイは「全力で戦って負けたとしたら…」とつぶやきながら、チューユエンが勝って喜んだ時の事を思い出す。その後、道場に来たティンハオにルオバイは負け「松柏館の栄光はこれまでだ。俺が永遠に地に落とす」と言われていた。
ルオバイは「人は2種類に分かれる。才能のある者、チューユエンやファン兄妹は簡単に頂点に立てる。才能のない者は、必死に努力しても報われない。才能に恵まれた者が勝つ。負けると分かっていて、なぜ試合に出る」と言う。「勝つこともあります。リンさんには誰もが負けると思ってました。でも違いました。正々堂々と勝ったんです。毎日、アザだらけになって、稽古して無駄だと言われました。でも対抗戦で勝てたのは稽古のおかげです。努力したからです」と話すバイツァオ。
歩きだしたルオバイを追いかけ、バイツァオは「才能はなくとも全力を出せば負けても成長できます」と訴える。「たとえ負けても成長できる…」と言うルオバイ。バイツァオはうなずき「負けてこそ強くなるんです」言う。ルオバイはバイツァオを見つめる。
ーつづくー
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(≧∇≦)ノ彡
綿あめキス!!!
ここはやっぱり、ぱくぱくをリピしなくちゃね(*´艸`*)
イーフォンもいい仕事をしてくれました。
ここからバイツァオがルオバイを意識していく…ってことはないのかな?
でも…あのあと、バイツァオをどうやっておんぶしたんだろう?
おんぶする時も起きなかったって、本当、イーフォンよりすごいかも。
ティンイーが…自分のいいように解釈しちゃって( ̄▼ ̄|||)
チューユエンも伝えようとしているけど(兄として、とか)これでは伝わらないよぉヾ(・ω・`;)ノ
問題のヘアゴムも出てきましたね。
いつもはバイツァオに教えているルオバイが、最後は教えられた感じ。
私はルオバイの気持ちも分かるし、バイツァオにも共感したかな。
私も才能のない者の1人だから…(;_;)
でも努力し続ければ何かは手に入るよね。
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試合が終わって、若白師兄を探して見つからなかったところとか、ちょっとした演出が心暖かになって素敵です。
来季はそうもいかないようですが、今季は台湾ドラマのように意地悪な子たちにはちゃんとそのわけがあって、どの人たちも最後にはいい子たちだなぁと思えるところが出て来ますので、楽しみにしてくださいませ。
現代劇としてはトップクラスに好きなドラマです。