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2024ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

<Amazon Photos>


※本画像の肖像権等は各権利所有者に帰属します。
問題ある場合はご連絡いただけますようよろしくお願いいたします。

※今回は撮影会イベントに参加し、GFX100S IIで撮影しています。
一部カメラ本体の日時設定が不正確であった為、写真が時系列で並んでいないこと、なにより借り物で不慣れなこともあり、うまく撮れていないをご承知おきください。


2024年ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(以下「さいたまクリテ」)を観戦してきた。私にとっては初の現地観戦。レース自体は第一回からJsportsでTV放映を楽しく見ている。だが、どうしてこれまで現地観戦してこなかったのか。その理由を一言で言えば「さいたまクリテは課金ゲー」だからだ。

ツール・ド・フランス自体、スポーツビジネスの先駆者として、常に革新的なアプローチで多様な収益源を生み出し、スポーツイベントは経済的利益をもたらすものだということを示してきた。
さいたまクリテもそれに倣い、数々のアプローチで今回で第10回目を迎えた。例えば、観戦オプションのチーム帯同プラン。ひとり55万円で提供され、レース前日からチームと行動をともにする。これを高く感じるか、それとも価値を感じるかは人それぞれ。(事実、このオプションは完売した。)

サイクルロードレースは、より多くの人々が魅力を体験できるよう、他の箱物スポーツに比べ、経済的な障壁は低い。無料でも現地観戦が出来る。さいたまクリテは、イベントの質と持続可能性を維持する創造的な解決策をバランスよく模索している…と、個人的には思っている。
私がこれまで現地観戦してこなかった理由の「課金ゲー」という意味は、さいたまクリテの2週間前にジャパンカップが開催される宇都宮市民にとって、選手に会うために掛かるコストはほぼゼロに等しく、無課金でそれなりに楽しめるからだ。さいたまクリテと同じようにワールドツアーチームが出場するジャパンカップでは、選手はレース当日まで普通に町中を歩いたり、宇都宮市森林公園を試走したり、過去には日光までファンとサイクリングしたこともあった。選手と触れ合うチャンスはいくらでもある。前述と矛盾するが、さいたまクリテのように従量課金制で選手との距離が決まってしまうことに、どうしても価値が見出せなかった。

今年もさいたまクリテは自宅でTV観戦の予定だった。が、なんと富士フイルムの撮影会に当選。(定員30名に対し、約9倍の応募者があったにも関わらず!)富士フイルムのフラッグシップ機GFX100S IIに触れながら、サイクルロードレース撮影のチャンス!当然、行かない選択肢は無かった。

当日のさいたま新都心は雨。
予報に比べ、幾分雨脚は弱いものの、雨は雨。
昼食を同時開催のさいたまるしぇで…と考えていたのだが、フラフラと食べ歩きしている間に集合時間が迫り、慌ててさいたまスーパーアリーナへ向かった。

集合場所でスタッフからPASSを受けとると、ステージまで案内するという。
(ステージっていうのはどういう意味なのだ?)
展示物が気になったが、足早のスタッフを見失わないよう、隊列乱さず歩いた。(帰りに見よう…。)

課金エリア、もといアリーナ内へ入ると、黄色いツール・ド・フランスのイメージカラーが広がっていた。

二階席を下りる。
(どこまでついていけばいいのだろう・・)

ステージ脇に堂々と並べられたGFX100S IIとX-H2Sが迎えてくれた。

そして、ステージのイベントスタートとほぼ同時に撮影会イベント開始。
今回の講師、写真家の氏家さんによる、さいたまクリテの紹介

簡単な自転車レース撮影のコツも。

まず、最初のパレードランからタイムトライアルまでは屋内で撮るとのこと。

撮影場所は、コースの脇…だと?!

近すぎる!
何も考えず、いつも使っているレンズに近い100-200mmのズームレンズ(ラージセンサーのため35mm換算で80-160mmらしい)でセットアップしてもらったが、ここまで近いとは。

目の前でキャッキャしてるカヴさんしかよく撮れなかった。

普段は優しいのに、ゴールスプリントだと鬼になる不思議。

その後のタイムトライアルもイマイチな感じに。


完全にGFX100S IIの性能に弄ばれている…。

そして本戦クリテリウムは外での撮影とのこと。
薄曇りのため、NDフィルターは無し、レンズを単焦点80mm(35mm換算で64mm)に変更し、流し撮りに挑戦した。
周回を重ねる度にシャッタースピードを落としていく。
が、1/10s以下の設定は…無理だ。ブレて何も映らない。



撮影後、氏原さんに品評をいただく。
「あなたは基本的に被写体を中央に置いてしまう傾向があるよね。もっと下とか右とか、いろいろ(被写体を)動かしてみてもいいんじゃないかな」

なるほどなるほど…



確かに流し撮りでもいろいろな構図が出来るのだな…。

レース後、終わりの挨拶で、氏原さんが撮影した作品を紹介。



同じ場所で同じ機材を使っていたのに、私と全く違う。
レンズが~とか、機材の設定が~とか、下手の道具調べってやつだったのだな…反省。

カメラ性能だけでなく、プロの腕を目の当たりにしたイベントに参加できたことは本当にラッキーだ。

(幸運が続くので宝くじでも買ってみようか)

<追記>
肝心のGFX100S IIについての感想を書き忘れていた。
まったく使いこなせていない私が言っても説得力は無いかもしれないが、1億2百万画素の超解像度でサイクルロードレース撮影する時は、私のように選手主体で撮影する使い方でなく、風景と絡めて撮影するのが良いだろう。パンフォーカスで性能が活きてくるカメラだ。

中央に映る赤い悪魔をトリミングしても

ここまでキレイに映るのだから。


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