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ワールドツアーチームのパワーを見せつけたクリテリウムレースの翌日。
いよいよ宇都宮ジャパンカップサイクルロードレースの始まりだ。
31回目の今回から「宇都宮」が冠名に追加されたものの、中身はコレまでと同じくUCIプロシリーズ。男子自転車ロードレースの最高カテゴリーであるUCIワールドツアーに次ぐカテゴリーであり、アジア最高位の1dayレースであり、日本唯一のUCIプロシリーズ認定レースなのだ。
宇都宮市森林公園は、昨日とは打って変わって朝から多くの人が来場した。
1周10.3km。古賀志山林道のつづら折りの上り坂から、県道入口交差点、萩の道を通過して赤川ダムへと向かうコースを14周回する。観戦ポイントが多いが、選手は約15分で1周を回ってしまう。このため、一番最初に古賀志山の頂上から観戦し、選手の方向と逆回りに移動のするのが私なりの観戦攻略法。対面で接近してくる車両や選手に直ぐに気がつくので、シャッターチャンスを逃すことが減り、安全に移動できる。デメリットといえば、選手を盛り上げる観客が見られないことだろうか。チラチラと後ろを振り返りながら歩かねば。
というわけで、まずは古賀志山へ向かった。
レースは10時スタートのはずだが、朝8時の時点で観戦者の手描きチョークアートがほぼ出来上がっていた…。
古賀志山の道いっぱいに大きく描かれた選手の名前やイラストたち。これは選手もチームも最高に嬉しいだろうなぁ。見ている私も、推し選手の名前を見つけては嬉しくなっていた。岡選手頑張れ!!
レース中、チョークアートを観客ひとりひとりが踏まないよう配慮して歩いていく…。
世界トップクラスチームとその選手も素晴らしいが、素敵な観客が一杯だ。
推しの岡選手の後ろに見えるのはティラノ軍団。去年の4体から10体に増え、非常に節度ある行動を取っていた。
足切り寸前の選手に対して、選手に触れることなく、適切な距離でやさしく檄を飛ばす観客。こんなシーンはこのジャパンカップしか実現しないだろう。選手も笑顔で応えていた。
「こんなに応援される中を走ったことはない!」
初めてジャパンカップを走ったワールドツアーチームの選手は、皆口を揃えてこう言うらしい。このレースをもって引退する畑中選手。目に涙を浮かべて走りながら、同じ言葉を叫んでいた。