株式会社リクルートのリクルートワークス研究所が、
日本の働き方の5年の変遷をまとめた「Works Index 2020」を公表した。
Works Indexとは、全国のおよそ5万人の同一個人を5年間追跡調査した『(全国職業実態パネル調査(JPSED)』の調査結果をもとに、毎致死の個人の働き方を可視化したものだ。
既存の公的統計ではその時その時の回答者によって、バラツキが出てしまい捉えられない事が多いが、このWorks Indexは捉えられない事柄も含め、働き方の「質」と「量」を総合的かつ詳細に測定しているという。
今年でJPSEDは6年目を迎え、ようやくデータが5年分蓄積出来たのだ。
2016年から2020年までの5年で、日本の働き方はどう変化したのだろう。
しかも、昨年より日本の働き方は、働き方改革の推進と新型コロナの影響を受け、非常に大きく変化したタイミングでもある。
そして、私個人としても2020年に脳梗塞になったことで、今後の人生についての考え方、働き方を大きく変えている。私の変化と世間の働き方の変化を俯瞰して比較するよい資料になる。
Works Indexは5つの項目からなる。
I.職業の安定
II.生計の自立
III.ワークライフバランス
IV.学習・訓練
V.ディーセントワーク
それらの推移を見てみると、学習・訓練の項目が2020年に著しく低下している。
その理由についても詳細に纏められているので是非読んで欲しいが、要するにテレワークを実施する企業が急増し、職場で「見て・学ぶ」機会とコミュニケーションが不足することで業務の幅が減り、さらに残業時間の減少によって、これまでの業務をテレワーク環境でいかに維持するかに注力せざるを得なくなり、さらに企業の利益対応で研修は減り、学習して新しいことにチャレンジする機会を与えれず、難易度の低い単調な仕事ばかりになっているのだ。
(逆に健康状態が好転し、”コロナ太り”現象まで発生)
新しいことにチャレンジせねば。