今朝の読売新聞の「新生活応援特集・塚本高史インタビュー」。
なかなかしっかりした考え方の持ち主ですね。世に出る人は違いますね。
(問)完成した映画「釣りキチ三平」を観た印象は
「・・・映画を観た人には、家族っていいなって思ってもらえたら。あと、何か一歩を踏みすことのすばらしさを感じてもらえたらうれしいです。たとえば釣りをしようって思ってくれてもいいし、それがその人にとって日常的な疲れを癒すものになったら、その一歩はすごい進歩だと」
→「一歩踏み出すこと」=「癒し」というのが前向きでいいですね
(問)役者になったきっかけは
「・・・目立てりゃいいや、くらいの気持ちで(笑)。でもいろいろな人と出会う中で考えが変わってきました。人生出会いが大切だと思うことの連続です」
→「仕事は出会いの中で発展していきますからね」
(問)仕事をするうえで、一番大切にしていることは何ですか
「自分が楽しめるってことです。続けてこれたものは楽しいから、これにつきる。でも、壁にぶち当たることもしょっちゅうですよ。楽だったな、ってことは一度もない。大変さがあるからこそ、終わったときの達成感がある。・・・あと、ぶち当たったときに支えあい、同じ道を目指す仲間がいることも大切ですよね」
→壁を乗り越える仲間がいることが大事。
(問)自分らしさを保つために、心がけていることがあれば教えてください。
「周りにあわせないこと。・・・仕事でも、自分らしくあるためには、認められるまで頑張ればいいと思います」
→KYを気にする人がおおいなか、たいしたものです。
(問)役者という仕事の魅力は
「・・・責任やプライドを持ってやった仕事に、ひとりでも共感してくれる人がいたら、僕はその人のために楽しんでやっていけます」
「不安なことだってたくさんありますよ。でもそれは、まだまだいろんなことが待っているという期待感でもあります」
「仕事って、『こんなの簡単だ』って取り組む人なんていないと思うんです。『できるかな、大丈夫かな』って思いながらで。でも、『やってみよう!』って自分で一歩踏み出してみることは、仕事で楽しみを見出すひとつの要素だと思います」
「仕事に全力で取り組むのは当たり前。100%でっきたなって自分が思ったときは、きっと60%くらいなんですよ(笑)。120%をめざす気持ちでやらないと100%はできない。仕事も遊びも、120%を目指していきたいですね」
→「不安」=「いろいろなものが待っている」という前向きさ。リスクをとることの楽しさを知っていますね。
→そして、「一人でも共感できる人がいればその人のために楽しんでやっていける」という考え方、すばらしいと思います。何万人動員とかの「数」=目標にとらわれると、心が疲れてくる。しかし、ある一人の人の「共感」=目的を思い浮かべれば楽しくやっていける。仕事の極意ですね。