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Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

夜会vol.18 『橋の下のアルカディア』 ネタバレ含む

2015年01月05日 | 日々雑感

 
★橋の下のアルカディア → 橋の下なのに、アルカディア。
 でも、イメージとしては、橋の下というよりも、大きな下水路のなかという感じ。
 最初は、ユゴーの『レ・ミゼラブル』の終盤、下水道のシーンを思い出してしまった。
 でも、下水道→異界への出入り口という意味では、案外「アルカディア」への道に繋がるものなのかもしれない。


★「捨てる」って、たくさん意味があったんですねー。

 す・てる【捨てる/▽棄てる】[動タ下一][文]す・つ[タ下二]
 1 不用のものとして、手元から放す。ほうる。投棄する。「ごみを―・てる」「武器を―・てて投降する」⇔拾う。
 2 今までの関係を絶って、そのままかまわないでおく。見捨てる。「妻子を―・てる」
 3 かかわりのないものとして、ほうっておく。放置する。見過ごす。「―・てておけない緊急事態」「カーブを―・ててストレートに的を絞って打つ」
 4 持ち続けてきた思いなどをなくす。熱意や関心などがさめてしまう。あきらめて手を引く。「希望を―・てる」「最後まで勝負を―・てない」
 5 俗世間を離れる。「世を―・てて山にこもる」
 6 かけがえのないものを犠牲にしてもかまわないほどの意気込みで、何かを行う。「一命を―・てる覚悟で困難に当たる」
 7 乗り物を降りて、さらに先へ行く。「タクシーを―・てて歩く」
 8 (動詞の連用形、または、動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて)…してしまう、…してほうっておくの意を表す。「言い―・てる」「切って―・てる」
 goo辞書(http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/118993/m0u/)より


★零戦が登場したラストシーン
 おそらく過去のいろんな流れ(男性の血筋、人柱のころの話など)を踏まえて、零戦が登場しているのは分かる。
 (何よりもこの零戦が登場したのが今回、本当に驚いた!)

 零戦に乗る人、というのもあったせいか、石田さん(配役名忘れた)の服装が、軍服のイメージに見えてしまったけれど、
 よくよく考えてみれば、現代の自然災害等が発生したときに、救助に向かうのは「自衛隊」。
 その「自衛隊」は、実は、創設60年。

 零戦のときは、集団が個を捨てていた? 個が集団を捨てる(=集団に帰属する?)とき=自衛隊からの救助?

 1.4. サンデーモーニングを見てから。
 そうか、群衆心理の話なんかも、一理つながる?
 集団から捨てられた個 → 前に書いたのと、イメージは同じ。
 個から捨てられた集団 → 集団の中で、個を維持できるか。個を維持してもおかしいと思われない社会。
 なるほどなー。歌川国芳の絵なんかも、象徴している。ってか、国芳って絵のセンスが凄いね。
 本当に未来人だったのかしらん。

 

 参考URL 人がたまって人になる
 ちなみに、歌川国芳さんも、大の猫好き。


★一夜草・・・スミレの別名なんだとか。スミレの花言葉も、いろいろありますね。スミレの花の色の違いで様々です。





ということで、いつも通り、まとまっておりませんが。思いついたら、また書いていこうと思います。
いやー、それにしても、いろいろ考えられて面白い演劇だ!


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