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8月8日、別名フジテレビの日(笑)
上野・国立西洋美術館でやっている『PARMA イタリア美術、もう一つの都』展へ行ってきました。
夏休みということもあってか、上野駅は老若男女、大勢の人がいてその人の波を掻き分けていくのでさえ、暑苦しい感じです。
比較的規模の小さい展覧会かもしれない……という印象がありました。百合の紋章の入った鎧や、(当時の)イタリア銅貨なども展示してありました。
16世紀から17世紀にかけてイタリア北中部の都市パルマに花開いた美術を紹介する展覧会で、それでも特に宗教画チックなのがメインで、あまり聖書とかに通じていない管理人は、少したじろぎながらも鑑賞してきました。
なかでも一番印象に残っているのは、チラシに載っていたバルトロメオ・スケドーニの『キリストの墓の前のマリアたち』という絵です。他の作品に比べて色が鮮やかで、どこかパステルっぽく描かれているところに「なんでこれだけこんなこんな感じなんだろう?」という感覚を抱いてしまいました。
イタリア美術は、そこまで詳しいわけではないのですが、フランスの美術史的にイタリアへの研修があったということを考えると、パルマ美術展も参考になるところがありそうです。(とは言ってもこの場合、ローマがメインだったとされていますけど。)
新古典主義が重視していた「線」画法についても学べるといえます。
企画展の半券で、常設展の見学も可能です。
コチラは時代順に作品が展示されているので、クールベ、マネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン、ピカソ、ロダンなど、久しぶりに此処に来て、こんな有名な作品が国立西洋美術館にあったっけ? という思いに捉われてしまいます。
(美術館紹介)
PARMA イタリア美術、もう一つの都 国立西洋美術館(上野)
URL:http://www.parma2007.jp