5月27日午前4時30分、弟は召されて天に昇った。
夜陰の静寂を破り、電話のベルが鳴った。
前日仕事先で斃れて、入院したとの知らせを受けていたのだが、
まさか?と思って受話器を取ると、息せきった声で、危篤と言う。
すわ~っと、取るものも取らず、おっとり刀で車を飛ばした。
走る事約40分、止まるより速く処置室へ急行した。
でも、遅かった・・・すでに心拍は停止していた。
私は、まだ温もりのある弟の顔に頬づりして、最後の別れをすると、
頬を伝って、とめどなく流れ落ちる涙をどう知る事も出来なかった。
ああ、弟よ・・・・・・
先に逝った妹達と、おふくろと、天国で懐かしい再会を果たしたんだろうね。
うん・・・涙・・・涙・・・
今は、心安らかに眠ってね(合掌)