ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

約束のネバーランド

2021年12月06日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 午睡から目覚めて、肩の凝らない映画でも観ようと、DVDを借りました。
 借りたのは、「約束のネバーランド」

 子供向けのダークファンタジーです。

 ヨーロッパの古城を思わせる森の奥に建つ孤児院。
 孤児院の主はママと呼ばれ、孤児たちから慕われています。
 森の奥には柵があり、そこから出ていくことは固く禁じられています。
 しかしこの孤児院には秘密が隠されていました。

 孤児たちは、16歳になるまでに、必ず里親を見つけ、孤児院を卒業していきます。
 しかし、卒業というのは名ばかりで、実は人肉として出荷されるのです。

 地球は人肉が大好きな鬼と人間が激しい戦いの末、妥協のうえ、戦いは終わります。
 人間は人肉の農場を作り、鬼に売りつけるので、一般の人間は襲わない、という妥協。
 あまりにもむごい妥協です。


 その真実を知った子供たちがママを出し抜いて脱出する、というお話。

 古城、森林、白い服を身にまとった孤児たち。
 孤児たちはいずれも美少年、美少女です。
 寄宿舎のような孤児院。

 美的な要素が満載です。
 美的ではありますが、映画としては破綻しています。

 私が思ったのは、ノーベル賞作家、カズオ・イシグロの名作「わたしを離さないで」を映画化した作品との類似です。
 

 

 こちらは人肉ではなく、臓器提供を行うための孤児たちを収容した孤児院を描いています。
 森林や古城を思わせるたたずまいなど、「約束のネバーランド」とそっくりです。

 「約束のネバーランド」が子供向けの薄っぺらな作品であるのに対し、「わたしを離さないで」は、生きるとは、臓器移植とは、という難しい問題を静かに問いかけつつ、孤児同士の恋などが描かれ、重厚な物語に仕上がっています。

 原作も映画も素晴らしい出来です。

 盗作疑惑まであるようですが、肩の凝らない映画を観たかったので、そういう意味では気楽に観られる作品でした。

 ただし、どうせ見るなら「わたしを離さないで」をお勧めします。


7日間連続出勤

2021年12月06日 | 仕事

 昨日、一昨日と、休日出勤でした。
 イベントのためです。
 学術的なフォーラムで、完全オンライン。
 視聴者も多く、イベントそのものは大過なく済みました。
 オンラインでも良いから打上げと言うか懇親会というか、関係者だけで一杯やりたいという声があがり、18時から20時まで奇妙な宴。
 酒肴は自分で買ってきて、パソコンの前で呑むという趣向。
 若い人の間では結構流行っているそうですが、なんとなく落ち着かない感じでした。
 慣れないことはやるものではありません。

 無事終わったとは言うものの、7日間連続出勤は辛いです。

 今日はその振替でお休み。
 朝は11時まで寝てしまいました。

 朝飯は昼飯と兼用。
 あまり食欲がなくて、塩辛と白飯だけ。
 なんだか胃の調子が良くないのです。 

   飯を食ったらまた眠くなってきました。

 昼寝でもしますかね。
 休みの日の贅沢ですから。