昨日は映画館に出かけました。
観たのは、「マトリックス レザレクションズ」です。
マトリックスシリーズ4作目。
私はこのシリーズ、全て映画館で観ています。
第1作は1999年公開と言いますから、もう20年以上前の話。
1作目を観た時の衝撃は今も鮮明に思い出します。
人工知能が高度に発達し、機械は人間に対して反乱を起こします。
機械と人間との戦い。
機械が太陽光を燃料にしていることから、人間は人工の雲を作って太陽光を遮断します。
機械は新たな燃料源が必要になります。
そこで機械は、人間が持つエネルギーを燃料に変えるため、人間を捕獲して生きながらエネルギー源にしてしまいます。。
その間、人間は眠りながら幸せな夢を見続けることに。
夢の世界こそ、仮想現実=マトリックスというわけです。
ほとんどの人間はエネルギー源になってしまいますが、一部の覚醒した者が機械との戦いに挑みます。
これが第一作。
二作目、三作目はこの戦いの続編。
で、ほぼ決着が着いたのですが、最新作では新たな戦いが始まり・・・、というお話。
ネタバレになるので、最新作の詳細は書きません。
最新作の核となるのはキアヌ・リーブス演じるネオと、その相方であるトリニティーとの恋愛譚。
中年というより初老に近い二人の恋は、一作目から語られ続けています。
若者の恋とは違って、映像的な美しさはありませんが、二人の長年に及ぶ関係性が、精神的な美しさを醸し出します。
SFであり、アクション物であり、さらには恋愛映画でもある、重層的な作りになっています。
面白くて、引きこまれました。
客層は、やっぱり私と同世代の中年男が多かったように思います。
このシリーズを見続けてきたオールド・ファンなんでしょうね。
そう思うと、同時代を生きてきた他の観客にもシンパシーを感じます。
もちろん、美青年であったキアヌ・リーブスがすっかり老けてしまったことにも。