ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

マトリックス レザレクションズ

2021年12月30日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨日は映画館に出かけました。
 観たのは、「マトリックス レザレクションズ」です。
 マトリックスシリーズ4作目。
 私はこのシリーズ、全て映画館で観ています。

 第1作は1999年公開と言いますから、もう20年以上前の話。
 1作目を観た時の衝撃は今も鮮明に思い出します。

 人工知能が高度に発達し、機械は人間に対して反乱を起こします。
 機械と人間との戦い。
 機械が太陽光を燃料にしていることから、人間は人工の雲を作って太陽光を遮断します。
 機械は新たな燃料源が必要になります。
 そこで機械は、人間が持つエネルギーを燃料に変えるため、人間を捕獲して生きながらエネルギー源にしてしまいます。。
 その間、人間は眠りながら幸せな夢を見続けることに。
 夢の世界こそ、仮想現実=マトリックスというわけです。

 ほとんどの人間はエネルギー源になってしまいますが、一部の覚醒した者が機械との戦いに挑みます。

 これが第一作。
 二作目、三作目はこの戦いの続編。
 で、ほぼ決着が着いたのですが、最新作では新たな戦いが始まり・・・、というお話。

 ネタバレになるので、最新作の詳細は書きません。

 最新作の核となるのはキアヌ・リーブス演じるネオと、その相方であるトリニティーとの恋愛譚。
 中年というより初老に近い二人の恋は、一作目から語られ続けています。

 

 若者の恋とは違って、映像的な美しさはありませんが、二人の長年に及ぶ関係性が、精神的な美しさを醸し出します。
 SFであり、アクション物であり、さらには恋愛映画でもある、重層的な作りになっています。
 面白くて、引きこまれました。

 客層は、やっぱり私と同世代の中年男が多かったように思います。
 このシリーズを見続けてきたオールド・ファンなんでしょうね。
 そう思うと、同時代を生きてきた他の観客にもシンパシーを感じます。
 もちろん、美青年であったキアヌ・リーブスがすっかり老けてしまったことにも。