米国のトップ歌手、ホイットニー・ヒューストンが急死したという報が飛び込んできました。
48歳、驚きましたねぇ。
薬物依存症だったともアルコール依存症だったとも聞きますが、死因は定かではありません。
彼女の歌というと、1992年、バブルの終わり頃に流行った映画「ボディ・ガード」の主題歌を思い出します。
ちょっと日本にはいないような声量と、のびやかな歌声が魅力でした。
「ボディ・ガード」というと、思い出すエピソードがあります。
当時私は社会人一年生。
日々悪戦苦闘していました。
そんな中、私と同級の学生時代の女友達が、後輩のまだ大学生の男にデートに誘われました。
女友達は気さくな質で、気楽に応じて二人で「ボディ・ガード」を観たそうです。
ここまでは微笑ましい若い男女のデート。
その後、女友達を恐怖が襲うのです。
なんと後輩君はバブルの風潮に毒されたのか、金など無いくせに高級フレンチ・レストランを予約しており、それだけでもびっくりしたのに、指輪までプレゼントされたのです。
怖ろしいですねぇ。
初デートで指輪って、脅迫しているようなものです。
そんなベタなことをするやつが本当にいるとはねぇ。
女友達は断ったら刺されると思ってそのままお付き合いし、不本意ながら数年後に結婚してしまいました。
じつは私は、今まで女性に指輪やネックレスなどの装飾品をプレゼントしたことがありません。
なぜなら私のまわりにいる女性は、誰もがそんな物を身につけずとも十分に美しいからです。
と、いうのは建前で、女がつけ上がり、関係性が変化してしまうことを怖れるからです。
女の扱いは冷たくドライでなければなりません。
女友達と後輩君にとっては忘れられない映画と歌声になっているでしょうねぇ。
後輩君にとっては幸せな、女友達にとっては恐怖の。
女友達は結婚後も浮気を心配していましたっけ。
旦那の浮気じゃなくて自分が浮気の誘惑に負ける心配を。
でも今のところ、子どもを1人授かり、旦那の仕事も順調で、うまくやっているようです。
その旦那、じつは金春流の能楽師です。
能の家に生まれた御曹司ではなく、サラリーマンの倅ながら、今ではシテを務めることもある花形です。
金春流という小さな流派に弟子入りしたことが幸いしたようです。
層が薄いですから。
これが観世流や宝生流などの大きな流派だったら、一生地謡でしょうねぇ。
偉大な歌手のヒット曲の裏には、何千、何万という物語があるのでしょうねぇ。
ご冥福を祈ります。
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