真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

中国に白旗

2010年09月25日 22時05分06秒 | 社会のこと

沖縄・尖閣諸島周辺海域で中国漁船が海上保安庁の巡視船との衝突事件を起こしました。
中国漁船の船長を逮捕し、中国の身勝手な嫌がらせを受けて日本政府は船長を簡単に釈放しました。
そうしたらこんどは中国政府は日本に謝罪と賠償を要求して来ました。

だから言ったこっちゃない、という思いです。

漁船の乗組員を拘束した時点で私は「すごいなぁ」と思いました。
今回船長を釈放したことに反発している自民党政府も政権を取っているときは腰抜けで、中国には弱腰でした。
だから「すごいなぁ」と思ったのです。
これからが大変だからです。
中国という国は大人の話し合いのできない国です。

それは北京オリンピックの時の日本への態度をみれば明らかです

ですから、できるだけお近づきにならない方が良い国です。
お付き合いするのならそれなりの覚悟、どちらかの立場かを決めなければなりません。
どちらかというのは自民党時代のように見て見ぬふりをするか、自分の言い分をハッキリといい、意志を貫くかのどちらかのことです。

今回は海上保安庁の巡視船の独断の判断で船員全員を確保した可能性もあるかもしれません。
いつも腑抜けだと言われているので勇気を持って毅然と対処したのに、海上保安庁はさぞかし悔しいことでしょう
これで日本の領海に安心して中国船は入ってくることでしょう。
日本の漁船はさぞかし不安になっていることでしょう。

確保後の判断は明らかに日本政府の意思が入っていたように思います。
「何で確保しちゃったの?」 という気持ちからの意思です。
確保したので逮捕した。

全員を釈放したら日本国内からの反発は必至です。
それで船長以外は自由にして船長の身逮捕した。
忘れたころに船長も何らかの理屈をつけて釈放するということです。
衝突のビデオを公開しないのもその動機からだと思います。

ところが中国の反発が(無能な菅・仙石民主党の)予想を超えて強かった。
それにオロオロ慌てて釈放した、というのではないかと私は考えます。

私の考えはさて置き、このような考えは面白いです。
中国の政治がおかしい。権力抗争のにおいがする。胡錦濤国家主席や温家宝首相は、保守派からの攻撃にさらされている。その結果、尖閣諸島衝突事件で日本に強硬姿勢をとっていると考えるべきだ。】
なるほどと思いました。
新聞記者にも自分で物事を考えている人居るのですね。

しかしそれは別にしても、
私が卑怯と思うのは、仙谷官房長官がこの釈放を「(那覇)地検独自の判断だ」と言ったことです。
こんなウソを誰も真に受けないでしよう。

更に那覇地検は釈放の理由として「我が国の国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」としていますが、いつから地検は外務省になったのですか?
だいたい三権分立においてこれは越権です。
一地検に国際政治におけるこの問題の『影響』を見抜く判断力がどこにあるというのでしょうか?
沖縄地検は粛々と罪か否かを検証すればいいのです。
まぁ、勘ぐれば国際政治に関して沖縄地検が配慮したという言い方をしたことは、政府への当てつけと取れなくもないかも知れません。

ともかく菅内閣は謙虚になるということができません。
過ちを認めるということもしません。
全部、人の所為にしてしまいます。
船長の釈放は地検が勝手にしたことで政府は関与しないということです。
また地検が釈放の判断を勝手にしていい、正しい判断だったと言っています。

「個別の事件での検察当局の処分について、法相としての所感を述べるのは差し控えたいが、一般論として申し上げれば、検察当局において諸般の事情にかんがみ、法と証拠に基づいて適切に判断したものと承知している
地検が国際的に置きな問題を作り、それで戦争になってもいいのですか? 信じられません。

中国からの謝罪と賠償

外務省はこれについて「中国側の要求は何ら根拠がなく、まったく受け入れられない」としています。

 尖閣諸島沖の衝突事件を巡る中国の謝罪・賠償要求について、日本外務省は25日、「中国側の要求は何ら根拠がなく、まったく受け入れられない」とする外務報道官談話を発表した。
 談話は尖閣諸島について「我が国固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いがない」「解決すべき領有権の問題は存在していない」という政府の立場を改めて表明。中国人船長の逮捕については「我が国法令に基づき厳正かつ粛々と対応した」と説明している。
 一方で、日中関係の発展について「両国のみならず、地域及び国際社会にとっても極めて重要」と強調。「日中双方は大局的な立場に立って戦略的互恵関係の充実を引き続き図っていくことが重要である」との見解を示した。


との談話を発表しました。

まだフジタの社員が釈放されていないのに。

この問題はフジタの社員がまだ人質に取られていますので、どうなることやら。
日本も中国人を人質に取れば対等ですが、中国よりは大人の日本はそんなズルはしないでしょう。
逮捕すべき人すら逮捕できないのですから。ただ根性無しと言った方がいいかも。

昔からよく言われていることで「中国人は限度というもを知らない」ということがあります。
今回も中国はこの事件で、できる限りの嫌がらせをやりました。
青年訪中団の突然のキャンセル。閣僚級の交流停止。
省ネ家電の部品や車のモーターに不可欠なレアアースの輸出停止。
そして旧日本軍の爆弾処理をしている「フジタ」の社員4人を拘束です。

韓国は真っ当な判断をしています。
【中国人船長釈放】「力のない正義は通用せず」韓国紙も対中警戒論
 【ソウル=黒田勝弘】韓国の各紙は25日、日本での中国人船長釈放問題について「日本、中国の圧力に屈服」「中国の力外交に日本政府ノックアウト」「サムライ白旗投降」などの見出しで日本の対中敗北を大々的に報じる一方、中国に対する強い警戒をあらわにしている。

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4 コメント

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Unknown (TK)
2010-09-26 09:33:19
日本の指導者には残念ながら頭脳労働者がいません、2,3手先を読んで戦略を練る頭脳労働者なら今回のような支那の出方は読んで作戦を立てているはずです。

何ともお粗末な結果にカンチョクニン政権は求心力を失っていくことでしょうけど、韓国でも似たようなことがあったようですがこちらはどうなるんでしょうかね

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0920&f=national_0920_091.shtml

日本の首相という他国に大きな影響を与える立場の者がバカだと同様に中国から迷惑を受けている国も他人事ではないんじゃないでしょうか
(まぁ韓国も支那同様困った国ではありますが)

支那はこのまま調子に乗ってまた日本への威嚇のため現代の鎮遠・定遠を差し向けて来るかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

今回の民主党の幕の閉め方では将来に更なる禍根を残すことになるかも知れません、昔から戦争は平和主義者が起こすと言われているようですが、今の菅政権では第二次日支事変に突き進んでしまうかも知れません。

結果として、日本人の対支感情は悪化し、また支那の人民はさらに制御不能になりました。
一番得をしたのが対支戦略経費として火事場泥棒的に思いやり予算を大幅に増額し基地問題も上手に持って行こうとしている米国ではないでしょうか
こうなる結果を見越してタイミング好く「尖閣諸島は日米安全保障条約の適用範囲」と述べたような気がします。

ひょっとしたら米国は支那政府とも裏で話を付けていて、日本に対してマッチポンプをしたんじゃないかとも想像できます。

米国は不況を脱するために日支事変を起こして日支両国に武器を大量に売り付けて儲けようとする戦略を建てる可能性の高い恐ろしい国です。
いずれにしても頭脳労働者不在のカンチョクニン政権のままでは第二次日支事変に突き進んでしまう危険性大です。
早く政権の座から引き摺り下ろして頭脳労働が出来る者に差し替えないとマズいです。
返信する
新支那事変 (とびら)
2010-09-26 16:42:28
こんにちわ、TKさん。

>何ともお粗末な結果にカンチョクニン政権は求心力を失っていくことでしょうけど、韓国でも似たようなことがあったようですがこちらはどうなるんでしょうかね

これは知りませんでした。
中国は韓国には抗議していないのでしょうか?

>支那はこのまま調子に乗ってまた日本への威嚇のため現代の鎮遠・定遠を差し向けて来るかもしれません。

TKさんがおっしゃるように民主党幹部は先読みができないので、今後の同じような事態を想定し、立場をハッキリとどうするのかをきめておく必要がありますね。

>米国は不況を脱するために日支事変を起こして日支両国に武器を大量に売り付けて儲けようとする戦略を建てる可能性の高い恐ろしい国です。

アメリカはアメリカの利益すら考えていない個人主義の恐ろしい国です。
新支那事変(何と!支那の字がオフィスでMicrosoft Office 変換できない)までいかなくても、日本人の意識を変える何かが起きないと日本は変わらないと思うようになっています。
すべては進化のためのハードルです。
本当に心の準備の必要な時となりました。
返信する
長崎事件についてまとめてみました (TK)
2010-09-26 21:16:53
以下MIXI日記に書いたのですがここでも公開させてください。

歴史に学ぶことは重要なので、長崎事件について広く日本人に知っておいて欲しいと思います。

簡単に言うと、清国(支那)がドイツから購入した自慢の東洋一の戦艦鎮遠、定遠(鎮遠とは遠方の蛮族を鎮めるの意味、定遠も同様でこの場合蛮族とは日本人の事)を使って日本人をビビらせるために親善と称して勝手に長崎港に入港
日本政府の政府の許可を得ず、水兵たちが上陸し、遊郭で暴れまくり、商店では略奪し、強姦暴行略奪の限りを尽くしたところに日本の警官隊と斬り合いになって双方に死傷者が出た事件。
しかし清国政府は「我が国の水兵を殺すための日本の計画的な犯行」として日本人巡査の処罰と死傷した水兵への賠償を要求してきて最終的に李鴻章の「戦争も辞さす」という強硬な圧力に日本政府が屈し、日本側関係者の処罰と3万7千円の賠償金を支払ったわけです。
理不尽な結果ですが当時の弱小国、日本人は歯噛みしながら、なす術もなかったわけです。
何故このような理不尽な要求に従ったかというと、当時の清国の兵力108万人に対して日本は7万8千人であり、もし、この事件がきっかけで戦争になったら簡単に東京を制圧され、九州を取られると予測されていた為。
これらがきっかけで反清感情が高まり日清戦争につながって行くわけです。
支那は何百年も前から変わっていないので関わらないほうが良いのです。

長崎事件について、ウィキには以下のように説明されています
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

1886年(明治19年)8月1日、清国海軍の北洋艦隊のうち定遠、鎮遠、済遠、威遠の四隻の軍艦が長崎港に艦艇修理のため入港した[1]。ちなみに『遠』は『日本』を意味する。[要出典]

8月13日、遊廓で登楼の順番をめぐる行き違いから、備品を壊したり暴行を働くなどのトラブルが起こり、日本の警官が鎮圧に向かった。そして警察と清国水兵が双方抜刀して市街戦に発展、斬り合いの結果、双方とも死傷者を出し、警官に逮捕された。水兵は骨董店などで購入した日本刀を武器として用いた。これを契機に不穏な空気が漲るようになった。

8月14日、長崎県知事日下義雄と、清国領事館蔡軒の会談で、清国側は集団での水兵の上陸を禁止し、又上陸を許すときは監督士官を付き添わすことを協定した。

8月15日、 300人の清国兵が3人の警官に暴行し、一人が死亡する。前日の協定に反し、午後1時頃より300名の水兵が上陸、棍棒を持つ者もあり、また、刀剣を購入する者も少なくなかった。清国水兵数人が交番の前でわざと放尿し交番の巡査が注意すると、彼らはその巡査を袋叩きにした。これを見ていた人力車車夫が激昂し、清国水兵に殴りかかった。すると、清国水兵の一団が加勢し大乱闘となった。そして、止めに入った警察官と清国水兵が斬り合う事態に発展し、それぞれ死傷者を出した。

さらに勉強したい人はこちらをどうぞ
http://f48.aaa.livedoor.jp/~adsawada/siryou/060/resi050.html
返信する
貴重なお話 (とびら)
2010-09-27 08:02:29
TKさん、貴重なお話有難うございました。
私も長崎事件については良く知りませんでした。
少し研究してみます。
また昨夜UPした記事の最後にこのコメント欄紹介しておきました。
有難うございました。
返信する

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