「検察庁法改正に関する誤解」の続きに当たるきじです。
検察庁法の改正について色々と調べてみました。
安倍政権の守護神と目され黒川弘務東京高検検事長の定年等に関した改正法案です。
神保哲生さんのYoutubeが解りやすかったのでご紹介しておきます。
上の表を見てもお分かりのように今回の検察庁法が改正されても施行は2022年4月ですから黒川氏が退職した後になります。
つまり黒川氏は検事総長にはなれません（但し裏技がない限り）。
なぜ今この時期にこのような法案を急いで通さなければならないのかについて、首を傾げますが与党は今秋にも委員会通過を強行するようです。
しかしそれにしてもこの問題は判り難い。謎ですね。
そうはいっても、明確に怪しく思うことは内閣の恣意的な運用ができるということです。
上の図の赤い矢印のところは１年ずつ内閣の意思で検察総長の地位を延長出来ます。
１年毎、というのは検事総長は常に延長されるか否かの判定を受けているということで、本人としては気が気でないでしょう。大きな検事案件は１年では解決しないものが沢山あるでしょうし。
必然的に定年が延長される方向の判断をするでしょう。
例えば総理大臣の事件案件を捜査中として１年以内に有罪の結論を出せなければ辞めさせられる可能性がある訳です。
政権に気に入られた検察官は定年が延び、高い地位を維持し、大幅な退職金の積み増しや、その後の天下り先だってランクが上がるかもしれません。
結局、下記リンクの動画でも結論は出ないで二人の会話においても「良く解らない」ことが多いまま終わります。
色々な論点があって私には真相の確信とは程遠いですが、下記の表はそれなりの説得力あります。
17：15で神保さんが解説していますが、下記の図は黒川さんが絡んで政治家が不起訴になったとか、東芝の不正会計事件が捜査に至らなかったとか、詩織さんレイプ事件で（多分）検察の指示で逮捕されなかった元TBS記者とか、色々あります。
もちろん下記のすべてで黒川氏が絡んでいたかは分かりませんが、無関係なわけないです。
検察庁法の改正案はどこに問題があるのか
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