アイデンティティはエゴが好き

私は偉い人
私は悪い人
私は被害者
私は不幸

偉い人も、悪い人もどちらもエゴの立場
偉いというアイデンティティ、存在価値
可哀そうな人というアイデンティティ、存在価値

どちらも相対の世界での自分の価値を見つけている
だからエゴは肯定的な自分も
否定的な自分も
両方好き

自分を肯定しているエゴは
自分は人よりす優れていると言い
自分を否定しているエゴは
自分は世界一可哀そうな人だと言う

自分が揚々と行動するときは
自分は人と比べて出来る人だと言い
自分が何もできなかったときは
自分は社会のシステムの所為で身動きがとれないと言う

人間は条件付けが好きだ
良きも悪しきも、好きも嫌いも
アイデンティティとは条件付けによる価値の認識
虚栄心による歪んだ自己肯定

本来は形のないものが相対化されて出現しているものを
人の好き嫌いで評価して
良い悪いと判断している

良い悪いは人間の判断が入っているもの
正しい正しくないは人間の判断の入らないもの
だから人間には正しいか正しくないかは判らない

良い悪いには
正しい正しくないという
形や決まに捉われない自然の法則に導かれる
方向性がない

自然の法則、宇宙の法則の中にある調和の法則は
アイデンティティというエゴが求めるものを捨て去ることで同調する

エゴは執着心、恐怖心、
愛の世界は見るものすべてが自分
だから怖いものは何もない
すべてを捨て去ることを厭わない

そういう世で私たちは繋がらなければならない

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