先週、兄からのLINE
『△△(父の名)がスマホを失くしたそうなので、一時的に止めてあります』
あちゃ~、まいったなぁ...失くしちゃったのかぁ~!?
いつかはそんな日が来ると思っていたけど...
しかも、スマホを失くしてから5日ほど経っているらしい...
本当に5日なのだろうか?不明だ。
とにかく...父ちゃんは失くしたことに気がつくまで日数がかかっている。
これでは、余計に見つからないだろうに...
※神奈川県平塚市にある『花と緑のふれあいセンター』へ初めて行きました。
※愛称《花菜ガーデン》=神奈川の「かな」→「花菜」分かり易い。
父ちゃんのスマホに
Suicaやネットバンク、クレカ、〇〇ペイなどの
お金に関わるアプリは入っていないけど
知り合いや家族の電話番号(個人情報)は入っている。
スマホであるが、ガラケーと同じく電話としてしか使っていない。
おまけにパスワード設定もしていない。
これは、パスワードを覚えられない事と
覚えたとしても、パスワードを押すことができないからである。
指先の器用さが非常に鈍くなっていてタッチパネルを押すのが困難。
(らくらくホンに顔認証や指紋認証などの機能は入っているのか不明)
※秋バラ...春バラに比べて香りが強く形が整っている気がします。
ガラケーからスマホに機種変して
より一層使わなくなってしまった。
それは、使い方を覚えられないから...
今年の一月にスマホに機種変して
二月に認知機能ガタ落ちとなり
スマホをほとんど使わないままに四月からグループホームへ入所。
(施設ではスタッフに頼って使っていたらしい)
10月に退所し、ボクや兄に使い方を教わるも
記憶力乏しく、脳からダダ漏れ...(>_<)
※春バラほど数多く咲いていないところも、秋バラの魅力かも...
最初の兄のLINEから数日経過
『スマホが見つかったようなので、回線を再開します』
あ、良かった。
そうだよな~、外に持ち出していないから
家のどこかにあるはずだよ。
『自転車のカゴに入っていたらしい』
えーーー?、自転車のカゴ??
アブねーなぁー。よく盗まれなかったよ。
父ちゃん、(ツキを)モっているオトコだよなぁ...
今度の土曜日は訪問診療の日だから、主治医に報告しておこう。
ヤレヤレだぜ。
※パンパスグラス、これも秋の風景...まるでススキの親分みたい??
義弟から、義父の状態がどうもよろしくない...と連絡があった。
この年末年始に『ハワイ旅行に行く』と言っているらしい。
むむむ...これは...悪い予感がしてきた...
旭川に住む妻の従妹が時々、義父の様子を見に実家に訪れる。
その時に『ハワイ旅行へ行く』と真顔で言っていたという。
この年末年始は小樽へ観光に行く計画を立てていて
ホテルを予約したことを8月には義父に伝えてあるのだが...
※逆光で葉脈観察。
義父が年末年始に
ボクらファミリー、義弟ファミリーと一緒に旅行に行きたいと言いだし
最年少の源次郎がどこに行きたいか?を最優先に
旅行先を決めることになっていた。
源次郎は西日本(伊豆半島よりも西)に行ったことが無く
『奈良とか京都に行きたい』と言っていた。
最初の計画《奈良・京都》への旅行は
義父の健康状態から飛行機を使うのは困難と判断、中止。
それならばと、北海道内の《函館》に変更。
(源次郎やボクは函館に行ったことが無い→道内は、ほぼ旭川オンリー)
函館に行くのも《道内だけど車に乗せて長距離を移動は困難》であることや
義父が《函館に興味がない》ということで中止。
さらに義父は《札幌は嫌だ》...ということで《小樽》に決定した。
結局のところ《源次郎の希望は何もかなわず》となっている。
小樽旅行は100%義父の希望であるが...
それが何故か義父の中では《ハワイへ行く》ことになっている???
※花菜ガーデンの高台から。雪をまとった富士山が雲の上に顔を出していました。
義父は今年の夏からデイケアに通っている。
今年の4月に白内障の手術を受けたのだが
視力検査が通らず5月に運転免許返納となってしまった。
北海道で車の運転ができないと生活は厳しいものになる。
特に冬は...一日中氷点下、積雪も多いため
一人暮らしの高齢者は大変。
買い物や通院が困難になってしまう。
車で1時間ほどの距離に住んでいる義弟に任せてある。
運転免許を返納する前あたりから
義父は物忘れが著しくなり
何日も同じ服や肌着を着ていたり
発言が過激になったり(もともとストレートにモノを言うタイプであるが)
家族は異変を感じていた。
かかりつけ医(内科クリニック)に診てもらい、介護認定を受けた。
この内科クリニックでも診察費を既に支払い終えているのに
その後も何度も支払おうとしていた...と聞いた。
ハワイ旅行は義父の妄想である。
※過去に源次郎と2度登った大山(おおやま:標高1252m)もよく見えました。
この山は神奈川県民にとって、とても馴染み深い山。
都民にとっての高尾山(標高599m)のようなところ。
しかし高尾山は山頂までの道が舗装されているルートがあるが
大山は完全に登山道で急登が多く、比べられないほど厳しい。
高尾山はハイキング、大山は登山である。
視界が良い日には山頂から、相模湾の海岸線や
江ノ島、ランドマークタワーまでが一望できる。
※オブジェとなっているトラクター。
ところで...
ボクの父ちゃんと義父に共通しているのは
白内障のために免許返納して、その後介護認定を受けているということ。
使わないモノがあふれた◇◇屋敷に近い状態で暮らしていること。
それと『自分は元気である』と周囲にアピールしていること。
ダブル父ちゃんともに、現在デイケアに通っている。
免許返納すると、行動範囲が狭くなり自由が奪われ脳が衰えるのか?
白内障になるくらいの年令になると、脳の衰えも同時期にやってくるのか?
身体の衰えは認めても、脳の衰えは自覚できないようだ...
『オレは元気だ、異常なし』と思い込んでしまっている。
ヘルパーさんから、男性高齢者でプライドが高い人は
「サポートを拒否する方」が多いと聞かされたことがある。
共通点もう一つ、妻に先立たれていること。
これこそが脳の機能低下との関連が、最も大きいのだと思っている。
※ベンチでひと休み。
※今回はカフェやティーではなくローズ&ラズベリーのソフトクリーム(#^.^#)
香りがバラそのもの、口の中が爽やかで甘くて美味しい!!
花菜ガーデンは交通の便が悪く、最寄駅からバスを使っていくことになる。
(JR平塚駅からバス20分、小田急線秦野駅からバス25分)
車で来ている人が多数派。(バス利用は少数派)
そのため、とても空いていて清々しい。
周りは住宅と田畑しかなく、静かでのどかな場所にある。
ボクの家からは徒歩&電車&バス(ドア to ドア)で
片道約1時間30分ほどかかる。
富士山が見えるのならば、苦にはならない。
晴れていても富士山は見えない事もあるから
これは行ってみないと分からない。運だめしでもある。
バイクだと道が混み過ぎて
電車&バスの倍→片道3時間ぐらいかかると思う。
(ボクは基本的にすり抜けをしないから、時間がかかるのだ)
※『花を撮るスマホ』を『一眼カメラで撮る』という遊び写真です。
※秋もだいぶ深まってきました。今度は紅葉を撮りに行こう(^_^)
今週末、ボクは父ちゃんの訪問診療の付添いへ
妻は義父の様子を見に北海道へ行くことになっている。
《ダブル父ちゃん、秋の乱?》である。
写真は全て、神奈川県立花と緑のふれあいセンター(花菜ガーデン)で撮影しました。