桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」松本教室

著名音楽家を多く輩出する桐朋学園大学に併設された音楽早期教育機関として松本でプロの音楽家による音楽教育を提供しています。

小学生のソルフェージュ授業のご紹介

2018年06月26日 | 日記
こんにちは。
松本の駅前にある音楽教室、桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」松本教室です。

今日は、火曜日の小学生ソルフェージュクラスのご紹介をしたいと思います。

火曜日は小学3年生の女の子、2人のクラスです。

2人ともおしゃべり大好きな女の子なので、授業が始まる前までは、今日の学校での出来事を2人でたくさんお話ししてくれます(^^)
授業前、授業後のお喋りタイムは私にとっても、楽しみな時間です。


ここ何週かかけて、付点のリズムとシンコペーションのリズムを定着させています。

3週前に、付点とシンコペーションのリズムを入れて、4分の4拍子で4小節のリズムをそれぞれ作ってもらいました。

さらに次の週には、作ったリズムに好きなメロディーを付けてきてもらいました。

「え〜!難しいよ〜!」と言いながらも2人は、それぞれにステキなメロディーが出来上がりました。


そして、今回は、さらにそのメロディーに新たにリズムを付けて「リズム打ち+歌」を作ってこよう!という宿題を出しました。

さぁ、どんなものが出来たかな?と私もワクワクして発表してもらいました。

最近、3連符がマイブームのHちゃんは3連符を使ったリズムを付けてきてくれました。
途中メロディーは八分音符、リズムは3連符にしたい所は演奏が難しそうです!
ここはちょっとコツがいるので、次回の授業で取り上げることにします◎

次はMちゃんの作ったもの。
書いてきてくれたノートを見てみると、メロディーとリズムが線で繋がれています。



「どうしたの?」と聞くと、「どうやってリズムを書いていいか分からなかった」とのこと。

とりあえず、どんなリズムか歌に合わせて打ってもらいました。

………たしかに、難しい。
メロディーの後ろの拍に入ってきたり、まだ2人は知らないような休符が入ってきています。

これは良い機会!と思い、今日の授業は2人でどんなリズムになるか考えてもらうことにしました。

Mちゃんに演奏してもらい、Hちゃんもそれを真似をして演奏し、そこからどんなリズムになるか考えます。

初めて付点8分休符が出てきて、「えー!そんなの知らなーい!」という声が飛び交いました。
みんなで必死に考えて、ついにできたリズム


(1番下の段です)

難しい謎解きをした後のように、2人ともスッキリした顔をしてくれていました。

また、先生があっと驚くような発想を楽しみにしています。



桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」松本教室
お問い合わせ:(0263)33‐5562 
ミュージックプラザオグチ内 担当:新田
onkyo-matsumoto@tohomusic.ac.jp 担当:鵜生川


新規生徒募集

2018年06月22日 | 生徒募集
松本市にある、桐朋学園大学附属子どものための音楽教室 です。
3歳のお子さんから音大受験を志している学生さんまでが通っている教室です。
ピアノ科とソルフェージュ科があります。
生徒さんは、松本市、安曇野市、塩尻市などから通っています。

当教室では、新規生徒を募集しています。
次のようなご希望を持つ方は、ぜひご相談ください。

◎3歳から6歳までのお子さんに、楽器演奏を始めるために必要なリズム感や音感を身につけさせたいとお考えのお母さま、お父さま。

◎3歳以上のお子さんに、ピアノ演奏を身につけさせたいとお考えのお母さま、お父さま。

◎3歳以上のお子さんに、各種ピアノコンクールの入賞を目指せる力をつけさせたいとお考えのお母さま、お父さま。

◎3歳以上のお子さんに、教養として音楽の理論を理解した上で、音楽を楽しませたいとお考えのお母さま、お父さま。

◎音楽大学・音楽高校の受験を志す方。(ピアノ、またはその他の楽器)

◎6歳から18歳までのお子さんで、ピアノを他教室で習われていて、音楽理論を学びたいとお考えの方

◎6歳から18歳までのお子さんで、楽譜を読めるようになりたいとお考えの方


これら以外にも、ご希望に応じてレッスンを行います。お気軽にご相談ください。
体験レッスンも受け付けております。

お問い合わせは、(0263)33‐5562 ミュージックプラザオグチ内 担当:新田
onkyo-matsumoto@tohomusic.ac.jp 担当:鵜生川

♪小学校高学年クラスの紹介♪

2018年06月14日 | 日記
こんにちは!
桐朋学園大学附属子どものための音楽教室 松本教室です!

今週、松本市ではまつもと市民芸術館で
「信州・松本大歌舞伎」が行われており
大変盛り上がっております




私たちが普段勉強し
指導しているクラシック音楽は
西洋の音楽ですが
歌舞伎は日本の伝統芸能です。
さまざまな芸術を身近に感じる事が出来るのは
楽都・松本ならではですね!(^^)


話は変わりまして…

松本教室の小学校高学年の
ソルフェージュクラスは、
現在生徒さん一人で授業を行っております。
(ただ今一緒に勉強してくれる生徒さん絶賛募集中です!!)

一人で90分の授業を
頑張って受けてくれています!
学校の授業よりとても長いので
しかもマンツーマンでは大変そうです…^^;

90分の中で、
まず最初に楽典のプリント等の問題を解いて
分からないところを確認。

聴音を何問かやります。
(4分の4拍子、4分の3拍子、8分の6拍子など)

そこまでやると、
もう結構クタクタです^^;

そのあと、もうひと頑張りしてもらうために
その子の興味のある事を
ソルフェージュとして、取り入れてみました

それは何かというと…



松本山雅FCのチャント(応援歌)を
分析してみよう♪

音楽とスポーツって
真逆のジャンルに思えますが、
サッカーの試合では
常にサポーターがチャントを歌い
選手たちを鼓舞し、
試合を盛り上げています!!

そういう意味では
スポーツにも音楽は必要不可欠なものです

チャントには伴奏などはありません
コールリーダーが最初のフレーズを歌い始めると
1万何千人もの人たちの大合唱になります

それを初めて体感すると
結構衝撃的です!(*_*)


取り入れようと簡単に言っても
結構リズムや音が難しい^^;
という事でメロディーはあらかじめ
最初に書いちゃいます。
このときは、背番号3番
田中隼磨選手のチャントを取り上げました。





まず最初にメロディーを音名で歌います。
跳躍する所が多くて
音を取るのがちょっと大変そうでした。
その中から、
「1拍目じゃないところから始まってるね、何て言うんだっけ?」→「アウフタクト」
「この曲は何調かな?」→「B dur!!」
「B durのカデンツ弾いてみよう、Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ、属七の和音、Ⅰ、この中のどの和音が使われるかな?」

と分析をしていき、
とても意欲的に和音付けしてくれました!

いずれは、この位のメロディーを
聴音出来るようになって欲しいなと思ってます。

長文になりましたが…
小学校高学年のクラスの
紹介でした(*^_^*)


日本の唱歌

2018年06月05日 | 日記
松本市深志にある桐朋学園「子供のための音楽教室」松本教室です。
6月に入りいよいよ梅雨入りとなりました。今年度の開講から2ヶ月が経ち、生徒の皆さんも学校や部活などと両立しながら教室に通っています。

先日の中高校生のソルフェージュクラスでは、基本的な楽典問題や聴音、視唱課題に取り組む中、唱歌のメロディを取り上げ、そのメロディに和音づけ、伴奏づけ、二部合唱にするなどお子さん自身の感性を大事にしながら深く取り組んでいます。
また、その唱歌を後世の作曲家が色々な編成に編曲した形を見るのも、1つのメロディが様々な色彩に変化していくのが感じられて面白いです。

昔の作曲家がどんな事を感じて曲を作ったのかイメージし、当たり前のように自分の体に染みている唱歌のメロディを改めて見てみると、西洋音楽とは違う面、もしくは西洋音楽の要素も少し入っている面など明治時代以降の日本の音楽の歴史も感じ取る事ができとても有意義なソルフェージュのレッスンとなりました。

こういった色々な音楽に触れていくことで、お子さんの心の中にある音楽の引き出しが沢山増えていってほしいと思います。