草野球

実は草野球チームにも所属している。

以前は一選手だったのだが、チーム幹部らが転勤でいなくなり、
いつのまにか古株の一人になってしまった。
メンバ不足が恒常化し始めたので、メンバ２世を取り込んだ。
人集めは一息ついたが、監督兼務になってしまった。

来てくれた人は必ず試合に出す。それも守る、打つ両方やって
もらうのが、自分の方針だった。いつ、どのタイミングで
誰と誰を交代させるか、試合中いつも気にしていた。

メンバ不足が発生したら、知り合いのチームに助っ人をお願いする。
お互い、助け合いをしているうちに仲良くなって、お互い共通の
新しいユニフォームを作った。元のユニフォームはそれぞれで保管
しているが、現在ほとんど使っていない。

合併チームの監督は、バリバリの硬式経験者である相手方監督に
お願いした。これで、一選手として野球が楽しめる。はずだった。
先日合併チームでの公式戦があったのだが、初戦が優勝候補との
試合になった。
楽しみにして臨んだ試合であったが、自分の出番はなかった。
勝ちに行く試合では、信頼する選手しか使わない監督だったのを
忘れていた。

試合は勝ったのだが、プレイしてこそ勝利の喜びを分かち合えると
いうもんだ。参加費払って、声出して終わったこのむなしさは
フル出場の選手にはわかるまい。
勝利が優先か、全員出場が優先か、草野球だからこその難しい
選択だと思う。
だが、大人気ないとも思うが、合併チーム参加の気は失せた。
とりあえず、サッカーもあるので、今後のことは急がず考えよう。