谷口「中村、こんなところにママチャリあるぜ。・・・立派な松本城をバックに。」
中村「ママチャリなら、どこにでもあるさ。」
谷口「それはそうやけど、こんなところにあると、改めて見てまう。」
中村「確かに、見てしまうな。」
谷口「前かごにリュック、後ろの荷台にはサンダル。・・・なぜか、ママチャリは許せる。」
中村「気取らないところがいいね。」
谷口「サンダルばきでも、周りを気にしずに乗れる。ほかの自転車じゃ、そうはいかない。」
中村「無理せず、楽に乗れる。」
谷口「中村、実はな、俺、最近、やばい。・・・・職場の人間関係。・・・みんなの顔色見て動いとる。疲れるー。」
中村「そうか。俺も同じや。相当、無理しとる。・・・このままでは、つぶれる。」
谷口「やっば、自然体。格好つけずに、自分らしく!・・やな。忘れとった。」
中村「ママチャリか。・・・。」
谷口「はっ、はっ、は。・・・そやな。」