(早咲きのエリアで 木漏れ日の曼珠沙華)
最近随分と涼しくなってきましたね。奥武蔵の山はこの秋の涼しさがやってきてからが本格的な散策シーズンの到来です。今回はその秋の到来を告げる巾着田の曼珠沙華(ヒガンバナ)を見に行ってまいりました。本当は深沢山や鎌北湖などと組み合わせて歩く予定でしたが、母が同行するというので巾着田のみを見てきました。
スタートは西武池袋線の高麗駅から。山歩きではないので、軽装でかつ昼過ぎに出発します。明日から雨が降るとの予報もあってか、思ったより観光客の数が多いようです。駅舎右に付いた歩道を抜けて踏切を渡ると「台」の交差点。交差点から車道を下り、豆腐屋さんの脇から小道に入ります。この小道は巾着田の観光客相手にお店を出したりなんかしていつも賑やかな様子です。水天の碑がある辺りまで来ると道の両脇に曼珠沙華の花が満開です。巾着田の入場料が惜しい人はこの辺りだけ見ても良いかも。小道を下っていくと高麗川の流れが見えてきます。巾着田の外周も真っ赤です。
(鹿台橋から巾着田方面を眺める)
鹿台橋(ろくだいばし)を渡って民家の建つ小道を抜けると巾着田に入ります。巾着の形をした外周の堤は車道となっているので、駐車場脇の河原へと下りる道を歩きます。河原の道もまだ無料区間。この辺りだけ見ても壮観です。早咲きのエリアに当たるはずですが、まだ花の盛り。河原の道をしばらく行くと料金所が建っています。入場料金は200円。料金所を抜けるとまずは早咲きのエリアに出ます。遅咲きよりも広いのでこちらがメインなんでしょう。ロープ柵の設けられた遊歩道は暗い樹林帯の中を通っています。そして遊歩道脇は一面の真っ赤な曼珠沙華の絨毯が広がっています。早咲きということもあってやや萎れ気味の花が多いものの、未だ残る花の多さに目を奪われます。遊歩道自体は綺麗に整備されていますが、曼珠沙華の生える樹林内には台風の影響なのか、倒木も目立ちます。
(河原の脇にある曼珠沙華)
(早咲きのエリアから 台風の影響か倒木が多い)
遊歩道は河原脇・樹林内・堤脇と分かれていますが、まずは樹林内を歩くのが良いでしょう。所々数は少ないものの、白い曼珠沙華も花を咲かせています。入口付近にある巾着田管理事務所で貰ったパンフレットによると約100万本の曼珠沙華が自生しているとのこと。確かに入口方面に振り返ったときの自生地の広さには圧倒されます。広い早咲きエリアを抜けると立派なトイレがあり、脇の広場には出店が出ています。結構歩いたのでここでちょっと一休み。焼そばを買って昼食代わりとします。かつて有料となる前に巾着田を訪れた母によると、以前はこうした出店はなかったといいます。そしてまたこんなに自生地も広くなかったそうです。
(どアップで)
(白い花も点在します)
(ひたすら赤い絨毯が続く)
(いくらか陽の当たるところ)
出店を冷やかしつつ遅咲きエリアへ足を踏み入れます。早咲きに比べるといくらかこじんまりとした印象です。まだ蕾の状態の花も結構ありました。ここは道が河原沿いと樹林内の2本になっていて、とりあえず樹林内を進みます。堤の向こうに牧場なんかが見えてくるとあいあい橋にやって来ます。ここはまた人が多いですね。遠足のちびっ子たちもやって来ました。このあいあい橋、よく見ると結構立派な作りの橋です。橋へと上がるスロープ脇にはおそらく人が植えたであろう曼珠沙華が咲いています。白が多いと目立ちますね。スロープを上がり、橋の上から園内を覗くとこれもまた壮観。人が写り込まないので、じっくり撮影したい人には良い撮影スポットかもしれません。橋からは駐車場にはとバスが停まっているのが見えます。巾着田は日帰りバス旅行の立ち寄りスポットとなっているんですね。
(遅咲きエリアの様子 右端にあいあい橋のスロープも見える)
(あいあい橋 実物はもっと立派です)
(スロープ脇の曼珠沙華)
(白い曼珠沙華)
(あいあい橋から園内を見下したところ)
(スロープから見るとまた違った印象に)
(赤色が鮮やか)
(園内から日和田山を眺める)
さてぼちぼち帰るとしましょうか。帰りは河原沿いを歩くことにします。河原でレジャーシートを敷いてピクニックをしている人達がいましたが、あれがここを楽しむには正しい姿なんでしょう。先ほどの広場で少々お土産を買い込みます。河原沿いを進んでいくとかつて台風で破壊されたドレミファ橋にやって来ます。平成22年9月に再建された橋で、この日は先日の台風の影響で橋桁は取り外されていました。今回は渡れませんでしたが、この橋が再建されたことで高麗峠方面へのアクセスが容易になりました。以前は巾着田を大きく迂回するルートしかなかったので、ここを通れるのは大きな意味があると思います。
(ドレミファ橋)
(河原脇の曼珠沙華)
(日が傾き、人も少なくなりました)
園内を出たら堤に上がります。車が頻繁に通るので通行は要注意。堤から巾着田内へ下りると日和田山がよく見えます。巾着田内には蕎麦とコスモスの花が咲くエリアがあり、時間があればここも寄ると良いでしょう。巾着田の入口へ戻ると駐車場の一画にピンク色の曼珠沙華が咲いていました。園芸品種でしょうか。管理事務所裏には白い曼珠沙華の群生もあり、最後まで楽しませてくれます。
(巾着田内から日和田山 アンテナが建つ辺りは高指山)
(赤蕎麦)
(コスモス)
(蕎麦)
(何の花だったっけ…)
(ピンク色の曼珠沙華)
(管理事務所裏の群生地)
帰りは高麗駅裏の駐輪場脇を通ることにします。この辺りはここ2、3年で随分と綺麗になりましたね。交差点脇にプレハブの飲食店があり、店の前で何やら売っています。見ると立派な塩焼きの鮎が。一尾500円でしたがお土産に買っていくことにしました。結構散財したなぁ。まあでも足の怪我でここのところ殆ど歩いていなかった母親にとっては良いリハビリとなったようです。
DATA:
所要時間は大体2時間くらい
曼珠沙華群生地の入場料 200円 開花期間外は当然無料です
地形図 飯能
最近随分と涼しくなってきましたね。奥武蔵の山はこの秋の涼しさがやってきてからが本格的な散策シーズンの到来です。今回はその秋の到来を告げる巾着田の曼珠沙華(ヒガンバナ)を見に行ってまいりました。本当は深沢山や鎌北湖などと組み合わせて歩く予定でしたが、母が同行するというので巾着田のみを見てきました。
スタートは西武池袋線の高麗駅から。山歩きではないので、軽装でかつ昼過ぎに出発します。明日から雨が降るとの予報もあってか、思ったより観光客の数が多いようです。駅舎右に付いた歩道を抜けて踏切を渡ると「台」の交差点。交差点から車道を下り、豆腐屋さんの脇から小道に入ります。この小道は巾着田の観光客相手にお店を出したりなんかしていつも賑やかな様子です。水天の碑がある辺りまで来ると道の両脇に曼珠沙華の花が満開です。巾着田の入場料が惜しい人はこの辺りだけ見ても良いかも。小道を下っていくと高麗川の流れが見えてきます。巾着田の外周も真っ赤です。
(鹿台橋から巾着田方面を眺める)
鹿台橋(ろくだいばし)を渡って民家の建つ小道を抜けると巾着田に入ります。巾着の形をした外周の堤は車道となっているので、駐車場脇の河原へと下りる道を歩きます。河原の道もまだ無料区間。この辺りだけ見ても壮観です。早咲きのエリアに当たるはずですが、まだ花の盛り。河原の道をしばらく行くと料金所が建っています。入場料金は200円。料金所を抜けるとまずは早咲きのエリアに出ます。遅咲きよりも広いのでこちらがメインなんでしょう。ロープ柵の設けられた遊歩道は暗い樹林帯の中を通っています。そして遊歩道脇は一面の真っ赤な曼珠沙華の絨毯が広がっています。早咲きということもあってやや萎れ気味の花が多いものの、未だ残る花の多さに目を奪われます。遊歩道自体は綺麗に整備されていますが、曼珠沙華の生える樹林内には台風の影響なのか、倒木も目立ちます。
(河原の脇にある曼珠沙華)
(早咲きのエリアから 台風の影響か倒木が多い)
遊歩道は河原脇・樹林内・堤脇と分かれていますが、まずは樹林内を歩くのが良いでしょう。所々数は少ないものの、白い曼珠沙華も花を咲かせています。入口付近にある巾着田管理事務所で貰ったパンフレットによると約100万本の曼珠沙華が自生しているとのこと。確かに入口方面に振り返ったときの自生地の広さには圧倒されます。広い早咲きエリアを抜けると立派なトイレがあり、脇の広場には出店が出ています。結構歩いたのでここでちょっと一休み。焼そばを買って昼食代わりとします。かつて有料となる前に巾着田を訪れた母によると、以前はこうした出店はなかったといいます。そしてまたこんなに自生地も広くなかったそうです。
(どアップで)
(白い花も点在します)
(ひたすら赤い絨毯が続く)
(いくらか陽の当たるところ)
出店を冷やかしつつ遅咲きエリアへ足を踏み入れます。早咲きに比べるといくらかこじんまりとした印象です。まだ蕾の状態の花も結構ありました。ここは道が河原沿いと樹林内の2本になっていて、とりあえず樹林内を進みます。堤の向こうに牧場なんかが見えてくるとあいあい橋にやって来ます。ここはまた人が多いですね。遠足のちびっ子たちもやって来ました。このあいあい橋、よく見ると結構立派な作りの橋です。橋へと上がるスロープ脇にはおそらく人が植えたであろう曼珠沙華が咲いています。白が多いと目立ちますね。スロープを上がり、橋の上から園内を覗くとこれもまた壮観。人が写り込まないので、じっくり撮影したい人には良い撮影スポットかもしれません。橋からは駐車場にはとバスが停まっているのが見えます。巾着田は日帰りバス旅行の立ち寄りスポットとなっているんですね。
(遅咲きエリアの様子 右端にあいあい橋のスロープも見える)
(あいあい橋 実物はもっと立派です)
(スロープ脇の曼珠沙華)
(白い曼珠沙華)
(あいあい橋から園内を見下したところ)
(スロープから見るとまた違った印象に)
(赤色が鮮やか)
(園内から日和田山を眺める)
さてぼちぼち帰るとしましょうか。帰りは河原沿いを歩くことにします。河原でレジャーシートを敷いてピクニックをしている人達がいましたが、あれがここを楽しむには正しい姿なんでしょう。先ほどの広場で少々お土産を買い込みます。河原沿いを進んでいくとかつて台風で破壊されたドレミファ橋にやって来ます。平成22年9月に再建された橋で、この日は先日の台風の影響で橋桁は取り外されていました。今回は渡れませんでしたが、この橋が再建されたことで高麗峠方面へのアクセスが容易になりました。以前は巾着田を大きく迂回するルートしかなかったので、ここを通れるのは大きな意味があると思います。
(ドレミファ橋)
(河原脇の曼珠沙華)
(日が傾き、人も少なくなりました)
園内を出たら堤に上がります。車が頻繁に通るので通行は要注意。堤から巾着田内へ下りると日和田山がよく見えます。巾着田内には蕎麦とコスモスの花が咲くエリアがあり、時間があればここも寄ると良いでしょう。巾着田の入口へ戻ると駐車場の一画にピンク色の曼珠沙華が咲いていました。園芸品種でしょうか。管理事務所裏には白い曼珠沙華の群生もあり、最後まで楽しませてくれます。
(巾着田内から日和田山 アンテナが建つ辺りは高指山)
(赤蕎麦)
(コスモス)
(蕎麦)
(何の花だったっけ…)
(ピンク色の曼珠沙華)
(管理事務所裏の群生地)
帰りは高麗駅裏の駐輪場脇を通ることにします。この辺りはここ2、3年で随分と綺麗になりましたね。交差点脇にプレハブの飲食店があり、店の前で何やら売っています。見ると立派な塩焼きの鮎が。一尾500円でしたがお土産に買っていくことにしました。結構散財したなぁ。まあでも足の怪我でここのところ殆ど歩いていなかった母親にとっては良いリハビリとなったようです。
DATA:
所要時間は大体2時間くらい
曼珠沙華群生地の入場料 200円 開花期間外は当然無料です
地形図 飯能