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「東京8X10組合連合会」機関紙

8x10カメラ基礎講座 1

2006年11月26日 | バイテンへの道
東京8x10組合連合会会員を増やすための初心者講座

8x10カメラって何?

簡単に言うと8x10インチサイズ(通称バイテンサイズ)のフィルムを使うカメラの事です。
8x10インチをセンチサイズに換算するとだいたい203x254mmになります。
店頭で普通に売っている35ミリカメラと違い、フィルムは一枚ずつカットされています。
A4サイズより少し小さい下敷きのような感じです。
シートフィルムとかカットフィルムと呼んだりしてます。
次の画像が8x10カメラと比較する35ミリカメラ、後ろに見えるのがフィルムを装着する通称カットホルダーです。


このカメラはタチハラ写真機製作所のフィルスタンド2段式ですが、サイズは約35センチ四方で重さは約4.5キロあります。

8x10カメラのメーカーは国内では数社、海外でも有名なのは数社だと思います。
8x10カメラには大きくわけてスタジオなどで使用するビューカメラと呼ばれるものと、屋外で使用することが多いフィールドカメラと呼ばれるものに二分されます。
東京8x10組合連合会が行う東京を撮影するとテーマには運搬に便利なフィールドカメラを使用する人がメインでしょうし、私が購入したのもフィールドタイプなので話はフィールドカメラを中心に進めていきたいと思います。
主なメーカーを紹介すると
タチハラ写真機製作所
長岡製作所 東京都台東区東上野5-8-1
酒井特殊カメラ製作所
エボニー
ウイスタ

酒井特殊カメラ製作所のトヨフィールド以外は木製です。
木枠に金属支柱という昔から変わらない姿で存在しています。

海外メーカーでは、ディアドルフが有名ですが会社自体は現在存続せず、中古品が流通しています。
ジナーなどの大手から無名のメーカーまで検索すると海外にはたくさんの8x10カメラがありますが、これから始めようと思う人は(特に撮影を主題に考える東京8x10組合連合会では)国産品で構わないのではないかと思います。余ったお金で(余るほどお金を持っている人は)フィルムを消費するほうが現実的です。

心菊斉


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