※当ブログのシステム設定により、行途中でのスペースが意図したとおりに表示されないことがあります。英語の台詞や歌詞及び和訳ではおかしな表示が現れることになりますが、ご容赦ください。
(怪人がクリスティーンの手を引き、地下への階段を下っている。クリスティーンが改めて仮面の下の顔を見た瞬間に怪人は大声を出し、彼女の手首を掴みその場から連れ出した。クリスティーンは怪人が行こうとしている場所がどんなところであるかを知っていて、彼の持つ悲しみを理解し、彼への恩を感じてはいても、そこに行くことに恐ろしさを感じている。彼女は抵抗するが、力の差もあり、徐々に下へ下へと揉み合いながら降りていくことになる。)
※第1幕第4場で出現した階段に見立てた同じ通路を怪人とクリスティーンは上手側から下手側の端へ移動する。その移動の間に通路は徐々にオーケストラピットの辺りまで降りて来る。
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“DOWN ONCE MORE / TRACK DOWN THIS MURDERER”
PHANTOM:(怪人)
Down once more to the dungeon of my black despair ! 再び絶望の監獄へと戻るのだ!
Down we plunge to the prison of my mind! 心の牢獄へ飛び込むのだ!
Down that path into darkness deep as hell! その通路を下り地獄ほど深い暗闇へと!
Why, you ask, was I bound and chained in this cold and dismal place?
お前は私がなぜこの冷たくうっとうしい場所に縛られ、抜け出せなかったのかと聞く
Not for any mortal sin, but the wickedness of my abhorrent face!
死に値する罪を犯したわけではなく、忌まわしい顔のせいなのだ!
(人々が怪人を追いかける声が聞こえて来る。)
MOB:(人々の声)
Track down this murderer! He must be found! 殺人鬼を追え! 必ず見つけるんだ!
PHANTOM:(怪人)
Hound ed out by everyone! Met with hatred everywhere!
皆に追い出され どこでも嫌われ!
No kind word from anyone! No compassion anywhere!
誰からも親切な言葉をもらえず どこでも同情されず!
Christine, Christine... Why, why...?
クリスティーン、クリスティーン... なぜ、なぜ?
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(ラウルとマダム・ジリーが、二人が通った通路上手側に現れる。)
GIRY:(マダム・ジリー)Your hand at the level of your eyes! 手を目の高さに!
RAOUL:(ラウル)..at the level of your eyes... ...目の高さに...
MOB:(人々の声)Your hand at the level of your eyes! 手を目の高さに!
GIRY:(マダム・ジリー)
He lives across the lake, Monsieur. This is as far as I dare go.
彼は湖の向こうに住んでいます。私が来れるのはここまでです。
RAOUL:(ラウル) Madame Giry, thank you. マダム・ジリー、ありがとう。
(ラウルはマダム・ジリーと別れ下手側へと進む。人々の声が後を追うように響く。)
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MOB:(人々の声)
Track down this murderer - He must be found! 殺人鬼を追え! 必ず見つけるんだ!
Hunt out this animal, who runs to ground! 地下に逃げた獣を捕えろ!
Too long he's preyed on us - but now we know: 長い間彼は我々を餌食にしてきたが我々はもう知っている
The Phantom of the Opera is there, deep down below... オペラ座の怪人がこの下深くにいることを
He's here: The Phantom of the Opera... オペラ座の怪人、彼はここだ...
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(人々の声だけが場内に聞こえる間、スモークが焚かれ、燭台やオルガン等が置かれている怪人の部屋、第1幕第4場と同じセットが用意されて、第8場が終了。)
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