新種のプラムです。
ソルダムと何とかいうプラムのかけ合わせだそうで、2005年にできたのだとか。生協で見つけました。
食べてみたら味はソルダムそのものですが、甘みが多く食べやすかったです。
ソルダムは甲府のおばあちゃんちの桃の畑の隅っこに木がありました。その実に気づいて食べたら美味しくてはまりました。
やがてその桃畑がなくなり貸家が何軒か建てられ、当然ソルダムの木も無くなりました。叔母さんに「ソルダム無くなったんだ」と言ったら「あれ?陽子はソルダム好きだったけ!そうだ、私の姉さんがソルダムを作ってるからそのうち送ってやるよ」と言われ、毎年ソルダムが届くようになりました。
それは売っているものとは全く違い完熟のもの。青い皮から透けて見える真っ赤な実。かじると甘~い果肉の中にほんのりと酸味が。これが大好きで毎年楽しみでした。
そのうち叔母も動けなくなり、当然ソルダムは来なくなりました。たまに売っているのを買ってみるのですが送ってくれたものとはまるで別物に感じられ、いつしか口にしなくなりました。
これは送られてきたものを初めて口にしたときの感動がよみがえってきます。
また見つけたら買ってみよう。
送ってくれた叔母は、先だった息子の死後1年、息子に呼ばれるように旅立って10年になります。