室積光さんの『ドスコイ警備保障』を読みました。室積さん、はじめまして。
このカバー、卑怯でしょ? こんなことされてこのタイトルだもの。手に取りますよ。
読み終えてから改めてカバーイラストを見ると、下にいるヒョロッとした3人の意味も分かります。
横綱として活躍し、引退後は親方、相撲協会理事長となった南ノ峰親方。彼は廃業した力士たちの行く末を案じていた。800人以上の力士がいる中で、給料がもらえる十両以上は70人もいない。その中で年寄株をとって協会にのこるのはごくわずか。大学出身力士ならまだしも、中学を出て相撲部屋に入門するものが多く、学歴も資格もお金もない。「相撲界を出て行ったら彼らは……」理事長は、そんな彼らの就職先になる会社を設立することを考えた。まず集められたのは、後援会会長がオーナーの会社に勤める近藤と、彼の同級生たちだった。
そして設立されたのが、元お相撲さんたちの警備会社です。社名はストレートに「ドスコイ警備保障」。
お相撲さんは、髷を切ったら「ただのデブ」だと思ったら大間違いなんです。あの巨体でものすごく柔軟だし、足腰はメチャクチャ強くて、本当に強いアスリートなんですよ。そんな元力士たちが集まって警備したら、そりゃあセ*ムよりもA*S*Kよりも絶対に頼りになる!
物語は会社設立までのあれやこれやと、会社が世界的に注目されるまでのあれやこれやと、純情さと人情と、いろいろテンコ盛りです。面白くて面白くて、あっという間に読了でした。
去年は同年代の知人がたくさん亡くなってショックの連続だったけど、今年はこれまでの私の人生を楽しませてくれた人たちが根こそぎ逝ってしまった。デビとキース以外にも、冨田勲さんまでもだし、中村紘子さんもだし、千代の富士もなぁ~。お相撲は千代の富士が一番、錦絵持っているくらい好きだったもの。合掌。
本を読む以外、楽しみがなくなっちゃうよ。
このカバー、卑怯でしょ? こんなことされてこのタイトルだもの。手に取りますよ。
読み終えてから改めてカバーイラストを見ると、下にいるヒョロッとした3人の意味も分かります。
横綱として活躍し、引退後は親方、相撲協会理事長となった南ノ峰親方。彼は廃業した力士たちの行く末を案じていた。800人以上の力士がいる中で、給料がもらえる十両以上は70人もいない。その中で年寄株をとって協会にのこるのはごくわずか。大学出身力士ならまだしも、中学を出て相撲部屋に入門するものが多く、学歴も資格もお金もない。「相撲界を出て行ったら彼らは……」理事長は、そんな彼らの就職先になる会社を設立することを考えた。まず集められたのは、後援会会長がオーナーの会社に勤める近藤と、彼の同級生たちだった。
そして設立されたのが、元お相撲さんたちの警備会社です。社名はストレートに「ドスコイ警備保障」。
お相撲さんは、髷を切ったら「ただのデブ」だと思ったら大間違いなんです。あの巨体でものすごく柔軟だし、足腰はメチャクチャ強くて、本当に強いアスリートなんですよ。そんな元力士たちが集まって警備したら、そりゃあセ*ムよりもA*S*Kよりも絶対に頼りになる!
物語は会社設立までのあれやこれやと、会社が世界的に注目されるまでのあれやこれやと、純情さと人情と、いろいろテンコ盛りです。面白くて面白くて、あっという間に読了でした。
去年は同年代の知人がたくさん亡くなってショックの連続だったけど、今年はこれまでの私の人生を楽しませてくれた人たちが根こそぎ逝ってしまった。デビとキース以外にも、冨田勲さんまでもだし、中村紘子さんもだし、千代の富士もなぁ~。お相撲は千代の富士が一番、錦絵持っているくらい好きだったもの。合掌。
本を読む以外、楽しみがなくなっちゃうよ。