早春賦

節分が来て立春が過ぎて、暦の上では春です。でも毎年同じことを思いますが、本当に寒くなるのは2月なんですよね。先日の積雪も当然寒かったのですが、それからの毎日も寒い・寒い。
北海道では最低気温が－30度を超えちゃったところもあるとか！　どれだけ寒いのか、想像もできない！
どっさり雪が降って、思考回路も停止しそうなくらい寒い地域の皆さん、お見舞いを申し上げることしかできませんが、事故などありませんように…。

例年この時期の私の「ぐるぐるソング」もしくは「鼻歌」は『早春賦』です。まだ寒くて、外を歩いているときは背中が丸くなってしまいがちで、そんなときに無意識に口ずさんでいるのが『早春賦』。
この歌が素敵なのは、日本語の美しさが際立っているところだと思います。そして、暖かい陽ざしを恋しく思う気持ちがストレートに伝わってくるところ。とくに3番の歌詞は、そのままこの歌を口ずさむときの私です。

早春賦

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か

週明けまでこの寒さが緩むことはないそうです。ホント、春が待ち遠しいわ～。
そんな中、先日行った井草八幡宮の枝垂れ梅、今朝行ってみたところ、咲いていました。今日の画像がそれです。皆さんにちょっとだけ春の雰囲気をおすそ分け。