あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

心の必須養分

2024-09-22 | スポーツ・エンタメ
応募していたことも忘れていたのですが、20日に東京オペラシティコンサートホールで行われた日本フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会の招待チケットに当選しました。クラシックコンサートどころか「音楽を聴きに行く」ということ自体かなり久しぶりでした。
しかもこの日の特別演奏会では、ゲルハルト・オピッツのピアノでブラームスのピアノ協奏曲第2番をやってくれるのです。オピッツのブラームス! もうこれを聴けるだけでありがたい。日フィルさん、ありがとう!

そしてこちらもお久しぶりの東京オペラシティコンサートホール。クラシックの専用ホールとして設計されたホールで、サントリーホールとともにお気に入りの会場です。
ここは変形ピラミッド型の高い天井が特徴的で、この天井のおかげで残響時間が長く、音が天井から降ってくるような感覚が味わえる稀有なホール。全体的に天然木を使った内装で、自然に近い環境で音楽を楽しんでいるような感覚も味わえます。


※カーテンコールで会場内の撮影が可能になるので撮りました


そのホールでオピッツさんです。は~、聴けて良かったわ~。
ブラームスのまっすぐで、誠実で、思慮深い感じが、オピッツさんの演奏にそのまま表れていました。実直っていうんですかね、いかにも「ドイツの正統派」な響きに心の中にできてしまっていたシミが消えて行きました。
個人的にこの夏で受けてしまったダメージはかなりなものだったようで、完全に立ち直ることはまだできていません。そこに天から降ってくるブラームスの旋律。ストレートに響いてくるオピッツさんのピアノの音。こういうの、私の心にとって必須養分なんだってことがわかりました。
ブラームスの後はチャイコフスキーの4番でした。ブラームスとは真逆ともいえるような選曲ですが、それがこの演奏会の狙いだったのかも。4楽章でようやく登場するパーカッションセクションの楽団員さんたちが特によかったという感想です。

終演後、せっかくもらった必須養分を新宿の人ごみになかで汚したくなくて、初台から東中野まで環七を歩いてしまいました。めちゃめちゃ歩いたけど、その分、幸せな余韻にどっぷり浸かることができた幸せな夜でした。



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