あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

岩崎家別邸

2010-06-12 | 散歩
新しい仕事の関係で、凄い人に会ってきました。有名人の類な方ではないんだけど、会って話をしていると「あなたは何歩先まで読んでいるのだ?」と唸ってしまうような、自分の目からウロコがドサドサ落ちるのがわかるような、最終的にはだんだん深~い自己嫌悪に落ちて行ってしまいそうになるような、そういう人との2時間でした。
あ~、私も頑張らなきゃな~。クサっている場合じゃないな~。とりあえず動かなきゃね。

さて、前回の「工場見学」の続きです。
村長と遊ぶ新シリーズに入ったところではありますが、以前からやっているシリーズがまだ完結していないということも忘れてはいません。何が何でも完結させます「都立庭園巡り」。まだ行っていない庭園が半分以上残っているんです。この企画、何年越しになるんだっけ?
そしてサントリー武蔵野ビール工場に行くことを決めたとき、工場からのアクセスがとても良い庭園があることに気づきました。それがJR国分寺駅から徒歩2分という、ナイスな場所にある「殿ヶ谷戸庭園」です。


ここは大正期に造られたもので、最初は後の満州鉄道副総裁・江口定條氏の別邸でした。それを昭和になってから岩崎弥太郎の孫・彦弥太に買い取られ、その後昭和49年に東京都に買収されるまで岩崎家の別邸でした。
 

庭園の雰囲気は、いわゆる日本庭園とは違いますが、のびのび育っている樹木や、ずっと寝転がっていたくなるような広い芝生の庭など、他の都立庭園にはない雰囲気が味わえます。力強さを感じるというか、これまでに行った「元々はお殿様のもの」とか「お大名のお屋敷」などとは違う雰囲気です。
 



特徴的なのは、段丘崖を含む地形に造られたという点。この地形のおかげで、現在でも自然植生が良好な状態で保たれており、昔から武蔵野に自生していた植物の多くをここで見ることができます。
また、崖線から湧き出ている清水がホントに綺麗で、東京の名湧水にも選ばれています。この綺麗さが武蔵野の湧水の特徴であるのなら、あの場所にサントリーがビール工場を作ったのも納得できます。
 

 

ここで気がついたのですが、都立庭園の半分に岩崎家が絡んでいるんですよ。どんだけ巨万の富を築いたのよ、岩崎弥太郎!
実は私、NHK大河ドラマ『龍馬伝』は、『弥太郎伝』だと思って見ています。「せっかくの龍馬なのに、あんな龍馬の描き方は嫌だ~」というのもありますが、俄然、弥太郎が良い! この庭園を歩いている間中「材木が全部売れたがぜよ~」と、ひとりで弥太郎ごっこをして村長を呆れさせていたのは私です。
ということで、次回の庭園巡りの行き先は決まったわね。うふふふふ。
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4 コメント

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Unknown (sky)
2010-06-15 19:23:27
うふふふ。
次の行き先は旧岩崎邸庭園でしょうか?
写真でしか見たことがありませんが、すごいお屋敷ですよね。

私も龍馬伝の龍馬はあまり好きではありません。
(もともとよく知っているという訳ではないですがね^^;)
だけどそこはテレビドラマですからね!
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Unknown (村長)
2010-06-16 22:08:03
一緒に見た光景なのに、
とみ様の説明文を読んで「ほ~そうなんだ~」と感心している私は、何?
それにしても、なかなかいい庭園でしたよね。
庶民の味みたいなのがあって………っても、まあ超金持ちが相手ですが、
いい意味で今までの庭園とは違う感じを受けました。
あの蔵の中も見てみたかったな。

さあ、次は「弥太郎」の本丸襲撃だ~!
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skyさん (とみ)
2010-06-17 07:50:12
長崎はさぞや龍馬で盛り上がっているところでしょうね。
「まあ、ドラマだから…」とは分かって観ているんですけど、
やっぱりあの龍馬はないわ…
それだから余計に引き立つ弥太郎! いいわ~。
お察しの通り、次は旧岩崎邸の予定です
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村長 (とみ)
2010-06-17 08:31:41
期待以上に楽しい庭園でしたね、殿ヶ谷。
あ、楽しかったのは「弥太郎ごっこ」をしていた私だけだったりする?
しかし、これまでに行った都立庭園で、岩崎家がらみのところを思い出すと、
いかに弥太郎が「勝ち組」だったかがわかるけど、
どれだけ成功したのかは、スケールがでかすぎて想像できない…
旧岩崎邸で、コテンパンに思い知らされてみるのも一興
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