神田川

温度湿度ともに素晴らしい気候のうちに、たくさん散歩をしたいという欲求。遠出をしなくても、案外まだあるいたことのないルートなどはあるもので、ちょっとした探検っぽく、これまでに歩いたことのない道をズンズン進み、吉祥寺方面へ。向かいながら途中で「南下してみよう」と思いつき、到着したのは井の頭公園。それもずいぶん前に来たっきりの、公園の東の端でした。
井の頭公園自体とても広いのですが、自然文化園があったり弁天さんが祀られているお堂がある方の、吉祥寺駅から行きやすい方面は、いつ行ってもたくさんの人がいます。でも東の端で井の頭公園駅がある方は、かなり落ち着いた雰囲気があります。
ここに来るのは本当に久しぶりで、ゆったりと散歩ができました。
そしてここまできたら、絶対に見ておかねばならないポイントがあるんです。それは、井の頭池から始まる、神田川の源。

神田川は、中小河川としては都内最大規模の全長24.6kmは、隅田川に合流するまでの間は、これまで上京してからずっと、どこかの神田川を見てきたように思います。
例えば、上京してから住んだ高田馬場あたりや江戸川橋あたり。勤め先へ通うときも神田川が近くにあったし、今でも毎年桜の成長を見に行く東中野あたりの神田川は、ここではお馴染みですよね。

以前、善福寺川を源から神田川合流点までを踏破しましたが、今回は歩きませんよ。24.6㎞はさすがに無理！
善福寺川もそうでしたが、都心を流れている中小河川は「大きな側溝」みたいなビジュアルなんですけど、その源はまったく違った表情です。池からこぼれ落ちた水が、さらさらと流れて川になっていきます。でも、神田川の方が暫く川の趣があって、ちょっと素敵ですよ。
こんな雰囲気の場所、散歩コースに加えない理由はないですよね。