荻原浩さんの『楽園の真下』を読みました。
表紙カバーイラストのインパクトったら! こういうのって、ダメな人は絶対に手に取らないからある意味、賭けよね。私は結構平気だし、何せ荻原さんの作品ですもの。喜んで手にしましたよ。
ここを訪れるためには本土から船で19時間かかるという美しい離島・志出島。「楽園」とも呼ばれる島だが、なぜか自殺する人が続いていた。かつて妻に自死されその傷が癒せないままのフリーライター・藤間は、自殺に関する謎を解き明かすべく、出版社には「17㎝もある巨大カマキが発見された!」ことの取材の名目で志出島へ向かう。
最初、藤間の興味は「自殺の謎」であり、巨大カマキリは「飯のタネ」でした。島に取材に行くための口実、みたいなものだったんだけど、まさかこんなことになるなんて!
とにかく、想像を絶する巨大カマキリとの闘いがかなり面白かったです。まるでパニック映画を観ているかのようでした。あの小さいけど威勢のいいカマキリが、巨大化するとこんなことになるなんて! そしてハリガネムシも! ああ、カマドウマまで!
まったく現実味のないストーリーのはずなんだけど、かなりリアルな描写が続いていて、しっかり現実味のあるものとしてまとめられた作品だと思います。あまりのリアルさに巨大カマキリが夢に出てきそうでしたもの。「インパクト」で言えば、こんなにインパクトのある作品もないかもしれない。
長編作品ですけど、当然、一気読みでした。虫関係が苦手でなければおすすめです。
カマキリ先生がこの作品を読んだらどんな感想を持つのだろうか。是非、伺ってみたいものです。
表紙カバーイラストのインパクトったら! こういうのって、ダメな人は絶対に手に取らないからある意味、賭けよね。私は結構平気だし、何せ荻原さんの作品ですもの。喜んで手にしましたよ。
ここを訪れるためには本土から船で19時間かかるという美しい離島・志出島。「楽園」とも呼ばれる島だが、なぜか自殺する人が続いていた。かつて妻に自死されその傷が癒せないままのフリーライター・藤間は、自殺に関する謎を解き明かすべく、出版社には「17㎝もある巨大カマキが発見された!」ことの取材の名目で志出島へ向かう。
最初、藤間の興味は「自殺の謎」であり、巨大カマキリは「飯のタネ」でした。島に取材に行くための口実、みたいなものだったんだけど、まさかこんなことになるなんて!
とにかく、想像を絶する巨大カマキリとの闘いがかなり面白かったです。まるでパニック映画を観ているかのようでした。あの小さいけど威勢のいいカマキリが、巨大化するとこんなことになるなんて! そしてハリガネムシも! ああ、カマドウマまで!
まったく現実味のないストーリーのはずなんだけど、かなりリアルな描写が続いていて、しっかり現実味のあるものとしてまとめられた作品だと思います。あまりのリアルさに巨大カマキリが夢に出てきそうでしたもの。「インパクト」で言えば、こんなにインパクトのある作品もないかもしれない。
長編作品ですけど、当然、一気読みでした。虫関係が苦手でなければおすすめです。
カマキリ先生がこの作品を読んだらどんな感想を持つのだろうか。是非、伺ってみたいものです。